表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

3.見知らぬ洞窟

 気がつくとそこは洞窟だった。


 何故、僕がここに居るのかは分からない。現時点で分かる要素が何一つ見つからない。


 僕は死んだと思っていたが違ったようだ。


 ただ一つ不思議なことがあった。洞窟は真っ暗なのだ。それなのに…


「暗いようで暗くない?いや…、暗いが何故か分かるのか」


 灯りが無いのに周囲が見える、薄暗いとか目が慣れたとかそんなんじゃ無い、真っ暗なのに周りの地形を認識できるのだ。


「でも、明るいほうがいいな」


『十ポイントで 灯り を生成しますか?』


 突如、頭の中で抑揚の無い声が響く。


「え?なんなんだ」


『ダンジョンシステムです。灯りを生成できます』


「え、じゃあ、お願いしてもいいですか」


 そう答えると洞窟の壁に一つの灯りが現れた。


「おぉ、すごい!これいくらでも作れるのか」


『残高照会、残高は九百九十ポイントです』


 なるほど、ポイントがあれば色々できるのか。


「ちなみに、どうやったらポイントは増やせるの?」


『ダンジョンが吸収したエネルギーがポイントへ換算されます』


「んー、エネルギーって何?」


『エネルギーは生命力、魔力などの総称です』


 んーー……よくわからない、魔力なんてぜんぜん分からないし、まあいっか。


 それより、今知りたいことがあったな。


「なんで、僕はここにいるの?」


『わかりません』


 そうかぁ、何でも分かるわけじゃないと。


 ただ、おかしなことになっていることはわかる。


 いきなり洞窟に居て、頭の中にダンジョンシステムさんが居るという、通常ではありえないことが起きている。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ