第5話 膝枕です!
お待たせしましたー久しぶりの更新であります!
今回は魔法の話です
「す、すごいわねハジメちゃん!
今のは普通に攻撃で使えるレベルの魔法なのよ……
ほんとは光をつけるだけの魔法のはずなんですけどね……
そう言えばハジメちゃんさっき言ってたゲームって何のことかしら?
自分の住んでた国であったの?」
そう聞かれると頷き説明するのだった。
「イエッスマム!
すごく楽しいんですよね〜
ゲームがあると勉強なんてそっちのけでいつもやってましたもん……
そのせいで頭はかなりばかなんですけどね……
まーそのやってたゲームの中でも今やった光の玉を頭上に出す技とかがあったのでそれをイメージしてみたんですよ!」
「なるほどね〜はじめちゃんあなたは魔法使いになってみない?
初めて使った魔法があんな魔法だなんて見たことがないですもの、センスあるわよ!
それにあなたの世界に存在していたゲームとやらの中の魔法がこの世界ではおそらくよおそらくなんだけど新魔法として使えるわ。
まぁ〜あんな魔法は普通は沢山練習してそしてイメージが完成しきってからようやく使えるオリジナル魔法なのだけどね。
それをいとも簡単にやってしまったのなら今後は言葉を叫んでイメージするだけで今みたいに魔法が使えるわ!
だけどね〜ハジメちゃん次の魔法はもう撃てないわよ試してみなさい」
そう言われ魔法を詠唱しようとした時ハジメの目の前は真っ暗になりそのままバタンッと床に倒れそうになったところをリムシーがそれを予知していたのか立ち上がりハジメの背中を掴みゆっくりと支えながら寝転がし膝枕をするのだった。
「全くハジメさんは仕方ない人ですね〜」
そんなこんなで10分ほど意識を失い今は寝ぼけた顔で状況の確認をしていたのだった。
「ん……体がなんかすげ〜だりーんだけど……
ん?手かなんか頭の下がなんか生暖かいなしかもスベスベしてる……頭の上にはリムシーの顔?
どうなってんだ?」
そしてそのままリムシーが優しい声で一言言ってきたのだった。
「ハジメさんそろそろ降りてもらえないですか?
足が痺れてきそうなんですが……」
そう言われようやく自分の置かれている状況を把握し慌てて飛び起きてしまった為リムシーと頭をゴッツンコさせてしまいお互い涙目になりながら勉強に戻るのだった。
「さぁーハジメちゃん!リムシー!
転移魔法で近くの平原まで飛ぶわよー!」
リムシーママがそういうと黒いゲートの様な物が目の前に現れそのままのみ込まれると目の前は辺りが全て草で生い茂る平原へと切り替わりはじめは口を開けて驚きぽかーんとしながら言ったのだった。
「え?……はぁ?……ん?………………………………。
めちゃくちゃすぎんだろ!」
そして実技の特訓を再び行うのであった。
「それじゃ〜ねはじめちゃん今まだ魔法が発動するエネルギーがないと思うからとりあえずこれを飲んでみて」
リムシーのママからそう言われビンに入った青色の液体を飲むのだった。
「なんかめっちゃあめーな……それにこれを飲んでからかすげー力が溢れてきやがる!」
そんな事を言ってるハジメにリムシーが解説をつけてやるのだった。
「今飲まれたその青色の液体はですね言うなれば魔力を回復するためのアイテムですね!
まー名前はマジックポーションと至って普通なんですけどね……」
そう言われなるほどなーなんて思いながらハジメは我慢できなかったのか突然魔法を平原に向けて発動したのだった。
「輝きを!」
そう唱えると光でできた直径4メートルほどのレーザーが地面をえぐり焼き焦がしマグマのようにドロドロになっておりまた魔力を使い果したのかその場にバタンと倒れ20分ほど眠り続けそしてまた膝下の柔らかい感触とリムシーの顔が頭上にあり慌てて飛び起きたのだった。
「すまんリムシー! また俺倒れちゃったんだな……」
そういわれたリムシーはクスクスしながらマジックポーションを飲ませ魔法をまだ使うなとハジメに言い聞かせるのだった。
そして落ち着いたところでリムシーのママの授業が再び始まったのだった。
さーてさて少しづつエンジンがかかってきますので待っていてください。