第17話光の糸
おっす久しぶり〜
今サボってるわけやないんやで?
たくさん読んで感想ちょうだいな
よろしゅー
そして肝心の修行の内容はというと魔力をコントロールするということからはじまり、2人はまたかーなんてことを心の中で思いながらも行いはじめるとさっそくお兄さんからダメ出しをくらうのだった。
「おいお前ら〜なってねーなー全然なってねーぞ!
下手くそすぎかよ!
特に金髪……目も当てられねーくれひでーよ……
魔力量自体はトップレベルとも渡りあえるのに使い方が下手すぎて魔力が体から漏れ出してんだよ!
きずかねーのか?あぁん?」
するといつもと同じダメ出しをされたリムシーははぁーっとため息をつき顎に手を当てどうしたもんかなーなんてことを思っていたのだった。
そんな風に悩んでいたリムシーを見てお兄さんはようやくマグマの上から体を起こしゆっくりと歩み寄ると魔力制御のコツを教え始めた。
「よーくみてろよ?嬢ちゃんついでにお前もだ。
魔力の制御ってのは体に魔力の流れを掴むところから始まるんだよ、わかるか?
掴み方のコツはただ一つだ集中して体の中の魔力の流れ感じ取りそしてそれを捕まえろ捕まえたら離すなよ?
もしそれができれば体に薄い魔力の膜を張ってマグマの中でも寝れるぜ?
それとあともう一つ修行の内容に追加するぞ今からマグマの中に俺は潜りつづけるそしてその間食事は一切とらない言ってる意味わかるよな?
お前らが食料持ってこなかった俺は死ぬから〜
はやく持って来いよー」
それだけ言うとお兄さんはそのままマグマの中へ潜り込んで行き2人はどうしたものかと思いながらも早速お兄さんに言われた通り目をつむり体の中に流れている魔力を捕まえる訓練から始めた。
「ちくしょーいまいちわからねーんだけど?
むずすぎねーか?
捕まえるっていってもそもそも魔力の流れなんてわかるかよ!」
リムシーはというと目を閉じて座禅を組んで集中力を極限にまで高めると周りの石ころや岩石が宙に浮き始めると薄い膜とは言えないが極太の膜がリムシーの身体をおおったのだった。
「どうですかハジメさん!
無能なハジメさんとは違って私は膜を張ることに成功しましたよ?
はやくしてくれませんか?」
そんな風に挑発してくるリムシーにイライラしながらもハジメもその場に座り込み魔力の流れをつかんでいると突然大地が大きく揺れはじめそして大地は綺麗に割れ裂けて、、、いやこの場合は破れていたと言う方が正しい破れた地面からは真っ赤な魔力が流れ出し無数のモンスターが現れたのだった。
「おいおいおいおい……なんだよこれ!」
そんな事を言っているとお兄さんが念話で直接伝え忘れたことを告げたのだった。
「あっごめんお前ら、この場所で魔力制御失敗すると空間が破れてそこからいっぱい湧いてくるから
お嬢ちゃんの魔力量は多いから絶対しっぱいするなよ?」
そんな念話を今更聞いた2人は大きくため息をつきながら割れ目から流れ出てくるバージンスライム見た目はというと赤くドロっとしながらもとてもヌルヌルしてそうな表皮で覆われており無数に溢れてくる仲間と合体していく個体や周りを喰らいながら巨大化していく凶暴な個体など様々な個体がおりその中の小さな個体が2人に早速おそいかかってくるのだった。
ハジメはいつも通り小さな光の玉を体の周りに浮かばせると糸のように細いレーザーを発射しながら驚いていた。
「魔力の消費がいつより明らかに少なくなってのになんでこんな威力がでるんだ!
すげーぞ俺やれる勝てるぞ!」
ハジメのレーザーのような光魔法がスライムをみるみると焼き切っていたのだが分裂しては更にくっつき死なないのだった。
「ハジメさん!スライムはそれでは倒せません無数にいるこのスライムの中に魔石を持った本体がいるのでそいつを倒さない限りかもしくはスライムどもの再生速度を超える攻撃を仕掛ける必要があります!
早くしないと私たちの魔力がきれちゃいますよ!」
するとハジメは敵がいるのにもかかわらず目を閉じたままその場に立っておりスライムが再びハジメに襲いかかってくるのを見ていたリムシーは慌てて氷魔法で固めた。
「ハジメさんなにやってるんですか!
そんな事してないでちゃんと闘ってください!」
そんな事を言われてもハジメは瞼をピクリともうごかさずずっと閉じたままでいたのだった。
そして再びハジメにスライムが襲いかかるとリムシーがかばいスライムに締め付けられてしまうとみるみるうちに着ていた衣服が溶けていき下着などが丸見えになってしまっていたのだった。
そしてそんな姿になった時ようやくハジメはニヤリと口角を上げて呟いた。
「これで終わりだヌルヌルども!」
そう言うとハジメの糸のような光魔法が地面を貫くとそのまま光の糸を空高くあげなんとそこには大きく真っ赤なとても上質な魔石が光の糸によって釣り上げられおりそのままスライムたちは力を失い消滅していくのだった。
「ハジメさんまさかこんな複雑な魔力の流れの中で魔石のもつ魔力を探索してたんですか?」
そう聞かれるとハジメはニカッと笑いながら答えた。
「すげーだろ!
てかおまえ前隠せよはずかしくねーの?」
そう言われると服を溶かされていたことに気づいたリムシーは顔を真っ赤にしながらポコポコと可愛い効果音が似合うようなパンチでハジメを叩くと少しうつむき加減にホッペを赤くしながら言った。
「その……助けてくれてありがとう」
するとハジメは親指を立てニカっと笑いながら答えた。
「お互い様だぜ!
お前がいなかったら見つけれなかったしな〜
ありがとな!」
そんなこんなの出来事のおかげかハジメの魔力制御はかなり上達しリムシーもハジメほどではないがそれなりに上達しようやくマグマの中へと潜れるレベルまで達したので食料をお兄さんの元まで運びにいくのだった。
さーさーまだ楽しいところじゃないかんね?
楽しくなり始めるのはバトルからやからな〜
まーそれまで気長におまちを




