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千の輝きを求めて〜詩集〜  作者: ネオたかぽん
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病んでたから

少し、ストーリー調の詩を書いて見ました。良かったら、ご覧下さい。




何も聞こえなくなるように

ラジオやテレビの配線切って

世界で一人でいるために

住んでいる気配さえ殺してた


僕には何にも見えなくて

触っても感じないから

僕の精神世界は昨日で

終わったんだろう


カーテンの隙間から差し込む光でさえ嫌いで

ずっと夜の様に暗ければいい

いっそなんにも分からないまま

消えてしまいたい


そんな日常に光を刺した君は

余りにも美し過ぎて

僕はどうして良いか分からない時に

笑えば結構可愛いよと言った




それからの日々は戸惑いの連続で

世界にこんなことがあるのかと

思い知ったり

僕が閉ざしたドアの外から来た君は

いつか子供の頃聞いた天使の類と思ってた


私には未来を見渡したり

世界を変える力なんてないよ

そう言ってたけど

僕の世界を変えたのは紛れもなく君なんだ


これは恋かと尋ねたら

あなたが気がすむまで側にいるよと

嬉し過ぎて泣いたら

君はそっとキスをしてくれた


こんなにそばにいるのに

いつか離れて行くのかな

僕の世界が終わっても

君だけは生きていて欲しい



明日を望んだ初めての日に

ふと聞こえた気がしたんだ

世界の果てに辿り着いても

結ばれた絆は解けないよ




それは儚い夢の様であり

誰かが言う永遠の事らしい

君はなぜかそれを知っていて

気付いたら抜け殻になってた



僕は悲しみを知らないままで

それでも涙した

冷たい君の抜け殻が

余りにも穏やかな顔で



世界には悲しみもあるよと

いつか君が言ったことを思い出したよ

僕はドアを蹴破って

悲しみを殺しに飛び出したよ



それから何年か後

僕は部屋でテレビを付けた

悲しいニュースが映らなくなった

あの日抜け殻になった君は

ずっと力を貸してくれてたんだね


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