表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
千の輝きを求めて〜詩集〜  作者: ネオたかぽん
4/61

終わらない旅



体という重りが

魂を引き留めて

僕の居場所はここだと訴える

だけどいつか命は潰ゆ


その時僕が僕だったことを誰も知らない


生きてる間

悲しい事にも苦しい事にも耐えた

耐える事に慣れた

飼い慣らされて大人になった


僕が子供を欲しいと思わないのは

この世界が余りに残酷過ぎるから

君が子供を欲しいのはきっと

もっと違った偉大な理由




君は天国僕は地獄

それぞれ別の場所へ行く運命

だから泣くわけにもいかず

ただ我慢する黙って耐える


その時君が君だったことをきっと憶えてる


だから辛い

どうしようもなく寂しい

その想いをまさか

僕らの子供がするなんて


でも僕が子供を欲しいと思うのは

そんな気持ちを知りたいから

僕が初めて恋をして

別れの寂しさを知った様に



君との愛が生命に変わるなんてなんて素晴らしいんだろう



消える前にさほんとその少し前に

僕らが僕らであったことの証拠

一人か二人 三人の家庭があったこと

愛されてるのが君だけじゃないと分かること




僕はね子供の頃をよく憶えてる

母さんが好きで父さんが好きで

ずっと愛嬌を振りまく少年だった

その幼い頃の出会えない君に


今度は産まれてきて欲しいんだよ

世界がこのままでいいと思えないように

こんな世界を変えられるように

変えなきゃいけないと思えるように


そしていつか僕らの子供が

また僕らとは違う想いで子供を産んで

世界を良くしてくれてありがとう

なんて言われたらもう


行き先がどこだって構わないんだ


例え独りぼっちでも君達を忘れないから

ご意見ご感想をお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ