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王子様との対面

呼び方のことで一悶着あったものの比較的スムーズに事は進んだと思う。


あの後晴香は、メイドに別室へと連れて行かれあまり肩を出さないタイプのドレスに着替えさせられた。

それは晴香の希望で、だ。

着慣れていないし恥ずかしいから。とのこと。

でも、そのドレスはきれいな水色で活発な晴香にとても似合っていた。


ナラはというと、召喚が成功した嬉しさを噛み締めながらも、もう一度確かめるように召喚術を使った。

結果から言うと前みたいな感じだった。

『時空の聖霊よ、世界を超えろおいしいもの召喚』

前回から学習し、そう唱えたのはいいものの、なんと召喚されたものはドリアンだった。

近くにいたメイドに頼み半分に切った瞬間に悪臭が立ち込め、すぐ回収されていた。


そのことで少しへこんだ。


そんなことがありながらも、無事2人は王子様とシャーラが待つ部屋についた。


メイドがノックをした。


「王子、いらっしゃいました。」


そんな声をかけながら、メイドが扉を開けてくれた。


ナラは「失礼します。」と声をかけ一歩踏み出した。

晴香もナラの真似をして「失礼します。」と声をかけ部屋に入った。


ナラは立ち止まり晴香を促した。


一瞬、立ち止まったものの晴香はすぐに理解して、王子の元へ歩いて行った。


「なんと、かわいらしい少女なんだ。」


王子が声をかけた。


「お褒めいただき、光栄です。」


相手が王子とは聞いていて発した声が少しこわばっていた。

地球で言うと皇太子様と話しているようなものなのだ。


しかし、王子の次の言葉に自分の耳を疑った。

「こんな人を恋人に持てるなんて、私はなんて幸せ者だろう。」


「はっ?」


思わず素が出た。でも、なんで・・・・・そんなの聞いてないし・・・・・


恋人?

今は欲しくない。

部活にのめり込みたい・・・・・・・・・そっか。ここ日本じゃないんだ・・・・・・部活も、ないんだ・・・・・・・・・








ここにきて、初めて孤独を感じた気がした。


頭がボーっとしてきた。

ナラがフォローのためか王子と話しているのが聞こえるが、全て耳を通り抜けていく。


頭の中が真っ白になっていた。

最後、ちょっとかわいそうな終わり方になってしまいました。


晴香の心はズタズタです。


これから、どうなっていってしまうのでしょうか。


まだ、作者も知りませんwww

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