挨拶。
今回はかなり短いです。
しかも、挨拶の場面だけなので、とばしていただいても結構です。
ナラは晴香の手を軽く引っ張り立たせてあげた。
「ありがとう。」
そんな言葉をさらっと言われさらに尊敬する。
別室に向かいながら話す。
「挨拶がまだでしたね。私はナラ・ハウヴェッジと申します。」
なぜか手はつないだままだ。
「じゃあ、ナラでいい?私は二宮 晴香 よろしくね」
「いいえ、こちらこそです。では、二宮様別室で準備がありますのでこちらへ。」
晴香は相手の目をしっかり見て話すので、恥ずかしくなり目をそらしてしまった。
「そういう、堅苦しいのは無理だから晴香でいいよっ」
えっでも、 と言いかけたナラの口を押えてじっとその眼を見つめた。
口を押えられてナラはしばらくもごもご言っていたが
今回はナラが折れた。
「わかりました。では、晴香様と呼ばせてください。」
晴香は本日二度目の脱力感を感じた。結局様付けは治らなかった。
もうやけくそだ。
「もう、いいよ。なんでも」
「はいっ!!」
そんな晴香の目の前には、とびっきりの笑顔を見せたナラがいた。
今回はかなり短かったです。
すみません。
次回はちゃんと物語進めます。