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ナラの心

前回の、晴香の心のナラ視点です。

コンコンコン


自分が思っていたよりも力が入ってしまい少し大きな音になってしまった。


それだけで、失敗したと顔を覆いたくなったナラだったがまだこれから、と気持ちを奮い立たせ何とかこらえた。



扉の向こう側では何の気配もない。

しかし、晴香がいるのは分かっていた。


ここにたどり着いたときに、精霊にお願いして中にいるかを確認してもらったのだ。


しばらくしても返事がない。


「昨日のことで、それほど晴香様に嫌われてしまったのかしら・・・」


また、自分に自信がなくなるナラ。

でも、晴香に会いたい一心で声をかけた。


「晴香様っ、起きていらっしゃいますかっ?入ってもよろしいでしょうか?」



またもや返事がない。

その時、小さいころシャーラが言っていた言葉を思い出した。


()てば海路(かいろ)日和(ひより)あり


確か意味は、今は状況が悪くても、あせらずに待っていれば幸運はそのうちにやってくるということ


だった。


今は、晴香を信じて待つしかない。


もし、今ここに鏡があれば泣きそうになったくしゃくしゃの自分の顔に驚くだろう。




時は来た。





ガチャリという音と共に扉が開いた。


晴香の顔が見え、思わず顔を綻ばせた。


「晴香様っ!!」


会えた嬉しさで、また晴香の気持ちを考えていなかった。

そのため、少し晴香の顔がゆがんだことに気づくことはなかった。


あまり、物語の進展はなかったと思います。


次から急激に変化していきますのでどうぞ、お楽しみください!

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