0.教則本っぽい序文
先に目次を見た上で序文から読める人って偉いと思います。
はじめまして。彦星こかぎ、といいます。
さらっと見れば一目瞭然ですが、作品数はそんなに多くありません。一日のアクセスもそんなになく、コメントをいただいたこともなく、大長編なんていうセンセーショナルなものも書いたことがありません。
ここに載せていない過去の作品にはファンタジーもたくさんありますが、龍が飛び騎士が走る素晴らしい世界観なんて持っていません。
一説によれば、小説の書き方を指南する人というのは全体的に信用ならないそうです。
書き方が分かっているなら自分が書くのに精一杯になるはずだから、だそうで。
その一方で、ある程度大成した作家というのは好んで「文章読本」というものを書きたがるそうです。
実は読んだことがないのですが。
このエッセイでは、私・彦星こかぎが、サークルに出すための格式ばった物語から高校時代の友人に見せるためのキャラクターコメディまで、すべての文章を書くときに共通して頭に入れていることを書いてみたいと思います。
役に立つとか参考になるとか思って読んでもよし、エッセイだと思って楽しんでもよし、というものになればな……と思います。