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"ゲームですから"で誤魔化せる甘さじゃない

無理です

"ゲームですから"で誤魔化せる甘さじゃない


そのあと、1時間準備をして、設定を完了させた4グループは、くじ引きで出たじゅんにみんなの前で発表して行く。


「えっと……最初はみおみの!」


「あ……はい! みおとさん、私たちですよ!」


「え……最悪やねんけど……」


 みおとは顔を真っ赤にして、呟く。

 そして……はじまりはじまり。


「はい、こんにちはー! 彼氏のみおとです!」


「か、彼女のみのです!」


「みおみのカップルでーす!」


 2人で言う。


「はい、今回1本目の動画ということで、今回は休日のカップルの家での過ごし方ってのをやっていこうと思います!」


「よ、よろしくお願いします!」


 2人はペコリとおじきをして、キッチンに向かう。


「みのー。今日の朝ごはん何?」


「今日はねー。食パンと、ヨーグルトと、サラダとフルーツですよ……だよ!」


 みのは、彼女らしさを保つために、敬語を使わないように頑張っている。


「できましたよー!」


「お! 美味しそう!」


「いただきますー!」


 2人はスプーンを持って、ヨーグルトを食べる。

 次にサラダを食べ、食パンを食べる。

 最後にフルーツを食べる。


「めっちゃ美味しかったー」


「じゃあ、よかったー」


「じゃあ、次はゲームしよっか!」


「はい!」


 2人はゲーム部屋へと向かう。


「はい、ゲーム部屋は隣同士なので、喋れるしすごく楽しいですよ!」


 みおとはそう説明して、椅子に座る。


「みの、このゲームやろ!」


「いいですね!」


 2人が今やっているのは、「これ、分かる? 教科クイズゲーム!」と言うゲームだった。


問題:

日本の中で「一番西にある都道府県」はどこ?


A. 沖縄県

B. 長崎県

C. 鹿児島県

D. 佐賀県

 

 みの達は一生懸命考える。

 この問題の制限時間は、10秒。


「じゃあ、一緒に言おう!」


「はい!」


「いっせーので……」


「A!」


「B!」


 みおとがA。みのは、Bを選択した。


「え? 長崎県じゃないの?」


「俺が合ってる……はず!」


 そして、正解発表。


 正解: B. 長崎県

解説:

地図で見ると沖縄が一番西に見えるけど、実は長崎県の“与那国島”より西にある島がある!

それが「長崎県・対馬の西端」。地図の見た目にだまされやすい、地理のトリック問題。


「や、やったー!」


 みのは、笑顔で喜ぶ。


「くそー」


 みおとは悔しそうに叫ぶ。


「おー、いいじゃん……」


「分からんかった……」


 今、この動画を見ているメンバーは、一緒にクイズを解いていたみたいだね。


「じゃあ、昼ごはん抜いちゃったけど、夜ご飯食べよっか!」


「はい! 今回の夜ご飯は、みおとが好きなオムライスにするね」


「よっしゃー!」


 みおもはガッポーズを決めていた。


「はい、できたよ」


「いただきまーす!」


 みおとは、オムライスを勢いをつけて食べて行く。


「うま! やっぱりみのの料理は世界一やわ!」


「それは褒めすぎです」


「本当だし〜」


 みおとは、どんどん食べていき、やがてお皿は空っぽになった。


「ごちそうさまー!」


「はい、ごちそうさま。お腹いっぱいになった?」


「うん!」


 みおとは、元気に返事をする。


「よかったー。じゃあ、ご褒美ね。み、おと、さん!」


 みのは、ニッコリしながらみおとの頭を撫でる。

 その瞬間、みおとの顔は真っ赤になる。


「ちょ……! いくらゲームにからって、やりすぎ……!」


 みおとが小声で言う。

 

「いいんですよ、ゲームですから」


 みのは少し照れながらもそう返す。


「あ、ありがと……」


 みおとは頭を冷やすために自分の部屋へ帰っていった。

 そこのシーンを見ていたあおばは、「あいつ……!!」と、怒っていた。


「あ、って事で、1日のルーティン動画はここてわおしまいです! ちよっと、みおとさん、いなくなっちゃいましたけど……。また、次回の動画であいましょう! さようなら!」


 そうして、動画は終わった……。


「ど、どうですか? みなさん」


 みのが心配そうに聞く。


「いいんじゃね?」


「カップルぽかったよ!」


 しゅいとせなが言う。


「はい! 俺は、もう二度と見たくないです! ……みおと……俺のみのに……」


「あおばさんの私じゃありませんよ」


「え……あ、き、聞こえてた!? あ、えっと……これは……その……深いわけはなくて……」


その時、さやさんが耳で囁いた。


「もしかして……あおばさん、みのさんの事……」


「ちょ、さやさん!? いや、これは勘違……!」


「へぇ〜やっぱりそうなんですね〜」


「だから……!」


 さやさんは、少しニヤニヤしながらみのとあおばを見つめた。


「も、もうくじ引くよ! 次は……なぎせな!」


「やるか……」


「みんなに見られるの……緊張する……」

 

 そう言って2人は、動画をつけた。

 

無理です

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