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バレたら即終了ゲーム、終了しました

バレたら即終了ゲーム、終了しました

しゅいは、そっとせなの膝に頭を預けた。 ふわりとしたスカートの感触と、じんわり伝わる体温。 その心地よさに、思わず目を閉じそうになる。


(やば……これ……気持ちよすぎ……)


せなが寝ているとはいえ、 自分の顔が真っ赤になっているのが分かる。 でも、今だけは許される気がした。 この甘すぎる時間を、もう少しだけ味わっていたかった。


「……せな、可愛いな……」


ぽつりと漏れた言葉に、自分で驚く。 でも、せなが寝ているからこそ言える。 起きてたら、絶対に言えない。 言った瞬間に、顔から火が出る。


(……でも、せなが起きたら……どうしよう)


そんな不安と、膝枕の快感の狭間で、 しゅいはふと、ある“ゲーム”を思いついた。


 


名付けて―― 「恋心バレたら即終了ゲーム」


ルールは簡単。 せなが寝ている間に、「好き」とか「可愛い」とか、 普段なら絶対言えないセリフを、どれだけ言えるか。 せなが起きた瞬間に、すぐに膝から離れられたら勝ち。 バレたら……赤面地獄。


(……勝てる気しないけど……やるしかない)


 


「せな……その……ずっと前から好きでした……。つ、付き合ってください……」


言った瞬間、心臓が跳ねた。 せなはまだ寝ている。返事はない。 でも、自分の顔はもう限界だった。


「じゃあ……その……あの……。せ、せなとキスしたいんだけど……やっても……いい……?」


声が震える。 冗談のつもりなのに、口に出した瞬間、 自分の本音が混ざってしまった気がして、余計に恥ずかしい。


「じゃあ、次のセリフ……。えっと……せ、せなのこと、だーいすき!!」


その瞬間――


「ん……」


「……あ」


せなが、ゆっくりと目を開けた。


「え……え!? ちょ……しゅい……!? 今、“好き”って言った!? ってか、なんで乗っかってるの!? のいてよ……!」


「あ……え……っと……これは……」


「いいから、早くどいて!」


せなは、顔を真っ赤にして、しゅいを見下ろす。 その視線に耐えきれず、しゅいは慌てて起き上がった。

 

「……私が寝てる間に……何したの……?」


「あ、えっ……その……な、なにも……してません……!」


「嘘だ! だって……その……さっき、してたじゃん……。ひ、膝枕……」


「ち、ちが……! 寝転がったら……たまたま、せながいたっていうか……その……」


「じゃあ、離れてよ! ほんと……しゅいのバカ……」


せなは、片手で目元を押さえながら、

もう片方の手で頬を隠すようにして言った。


「で……“好き”って言うのは……なに……?」


「っ……! あ、あれは……いや……冗談で……」


「冗談でも言わないで! もう……しゅいってば、本当ずるいよね……」


「ず、ずるくなんて……!」


「どうせ、私が寝てる間に……膝枕したんでしょ……?」


せなは、怒っているような声で言いながらも、

その頬はほんのり赤く、

どこか――少しだけ、嬉しそうだった。


「ち、ちが……! 本当に寝転がったらせながいただけで……! 思わぬハプニングで……!」


「……そ、そっか……。で、でも! 次からは見てよね……寝転がる時」


「う、うん……」


ふたりは、顔を真っ赤にしながら、そっと目を逸らした。

テーブルの上には、もう溶けかけたミントショコラパフェ。

でも、ふたりの心の中では、まだ甘さが残っていた。


 


しゅいは、心の中でそっと呟いた。


(……せなが俺のこと、好きかどうかは分からない。

でも、俺は――やばいくらい、せなのことが好きだ)


 


そのとき――


「……なんで、“好き”のやつ……本気じゃないのよ……」


せなが、小さく、小さく呟いた。

まるで、自分にだけ聞こえるように。

でも、その声は、しゅいの耳に届いてしまった。


「……え?」


しゅいが、思わず顔を上げる。


「え、今……なんて……?」


せなは、はっとして、目をそらした。

頬がさらに赤くなって、テーブルの端をぎゅっと見つめる。


「……なんでもない……」


「いや、今……“本気じゃないのよ”って……」


「ちがっ、ちがうの! べ、別に……そういう意味じゃなくて……!」


「……じゃあ、どういう意味?」


「……っ、うるさい……!」


せなは、顔を両手で覆って、

それ以上何も言わなかった。


でも、しゅいの胸の奥で、

何かが、確かに跳ねた。

 

はい、タイトル通り、バレたら即終了ゲーム、すぐ終了しめしたね!

って事で、あけおめから、もう何日も経ちましたね。

もう、前まで2025年だったのに、もう2026年になりましたね。

2026年も一瞬なので、頑張っていきましょう!

(この文章、1月1日に書けばよかった....)

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