好きを、分け合う夜
こんにちは!
今日からYouTubeの裏の恋について、と言うお話を書かせていただきます。
前まではぬいぐるみゲーマーと言うお話を書いていたので、まだ読んでいない人はチェックしてみてね!
(ファンタジーと恋愛がどっちも楽しめるよ!)
そしてYouTubeの裏の恋について、なぜ書いたかを説明します。
まず、恋愛物を描いてみたいな、と思ってまして、でも書ける機会がなかったので、一時ぬいぐるみゲーマーを中断して書かせていただきました。
ぬいぐるみゲーマーを呼んでくれていた皆さんには、急なご報告で大変申し訳ございませんでした。
好きを、分け合う夜
ミラクルサーチは、登録者数二百万人を超える人気YouTubeチャンネルである。
ファンクラブも存在し、イベントを開催すれば即日完売。
個性豊かなメンバーたちが織りなす日常は、視聴者に笑顔と感動を届けていた。
「動画撮影、疲れたー」
そう言ってソファに倒れ込んだのは、あおば。
ミラクルサーチのリーダー的存在で、明るく快活な性格の持ち主だ。
普段はおちゃらけているが、動画の企画や構成に関しては誰よりも真剣で、メンバー全員がその姿勢を尊敬している。
「お腹空いたし……お菓子でも食べましょ」
みのが、にこやかにクッキーの入った缶を差し出す。
お菓子作りが得意で、いつもメンバーに手作りのスイーツを振る舞ってくれる。
誰に対しても敬語を崩さず、穏やかな笑顔を絶やさない。
その裏で、ひとりゲームに没頭してストレスを発散していることを、知る者は少ない。
「レストラン行かないの? なんでお菓子??」
みおとが笑いながらツッコミを入れる。
元気で明るく、グループの潤滑油のような存在。
リーダーが不在のときには自然と場をまとめ、裏では動画編集を一手に引き受ける努力家でもある。
だが、その姿を他人に見せることはない。
「お肉にしようぜ!」
しゅいが元気よく声を上げる。
鶏肉をこよなく愛する最年少メンバーで、負けず嫌いな性格。
勝負に負けると、必ず何かしらの言い訳をするが、それもまた彼の魅力のひとつだ。
「レストラン行こうぜー」
なぎとは、ふざけながらも周囲を盛り上げるムードメーカー。
運動神経が良く、楽器の演奏も得意。
時折見せるロマンチックな一面が、ファンの心を掴んで離さない。
「早く行こうよー」
せなが少し不機嫌そうに声を上げる。
動画内では“怖いキャラ”として知られているが、実際は仲間思いで、誰よりも繊細な心を持っている。
そのギャップに気づいた者だけが、彼女の本当の魅力を知ることになる。
「この店にしない? ほら、美味しそうだよ」
らおがスマートフォンを見せながら提案する。
控えめな性格だが、整った容姿から“イケメン王子”と呼ばれることもある。
少し天然で忘れっぽいが、その愛嬌がファンに愛されている。
「一旦落ち着きなよー」
ひばりが、のんびりとした口調で場をなだめる。
最年長で真面目な印象を持たれがちだが、実はおふざけが大好き。
そのギャップに気づいた者は、彼の魅力に惹き込まれていく。でも意外な一面も……?
「ちょっとーお腹空いたよー。早くー」
たゆとは、ゆったりとした口調でそう呟いた。
その柔らかな雰囲気と可愛らしい話し方で、グループの癒し的存在として親しまれている。
[本編です]
夕食を終えた後、メンバーたちは思い思いにくつろいでいた。
その中で、みのはそっとせなの隣に座る。
「ねぇ、せなさん」
「……何?」
「恋バナ、しませんか?」
「っ!? い、いきなり何……!?」
せなは驚きのあまり、思わず声を上げた。
だが、みのの表情は真剣だった。
その瞳には、どこか不安と期待が入り混じっているように見える。
「せなさんって……好きな人、いるのかなって」
「い、いるっちゃいるけど……だからって、言うわけないでしょ……。恥ずいし……」
「……そうですか。いや、そうですよね。言いたくないなら、それでも大丈夫です」
みのは微笑んだ。だが、その笑顔はどこか寂しげだった。
その表情を見た瞬間、せなの胸に小さな痛みが走る。
その時、みのは、ハッとして私にこう言ってきた。
「……じゃあ、私も好きな人を言います。だから、せなさんも……教えてくれませんか?」
「え……」
せなは戸惑った。
心の奥にある不安が、過去の記憶を呼び起こす。
中学時代、好きな人を言ったら、あんな奴が好きなの? と仲間外れにされたあの日の事を。
でも、みのはそんなことをする人じゃない。
それは、分かっている。
「……恋って、人と協力したらうまくいくって……母が言ってたんです。だから……」
その言葉に、せなの心が揺れた。
この子になら、話してもいいかもしれない。
そう思えた。
「……分かった。教えるよ」
「……! 本当ですか? ありがとうございます」
「でも、先に……みのが言って」
「……はい。あの……実は……」
みのは顔を赤らめ、視線を落としたまま、そっと口を開いた。
「……あおばさんが、好きなんです」
「……ああ、なるほど。確かに、あおばは……かっこいいし、頼れるしね」
せなは小さく笑った。
そして、自分の想いを口にする。
「……私は、しゅいくんが……好き」
「……!」
みのが驚いたように顔を上げる。
ふたりの視線が交差し、そして、ふっと笑みがこぼれた。
「しゅいくん、可愛いですよね。なんだか、放っておけない感じで……」
「うん、そうなんだよね。見てると……守ってあげたくなるっていうか……」
「分かります……」
ふたりの間に、静かな時間が流れる。
けれど、その沈黙は心地よく、あたたかかった。
恋を語るという行為が、こんなにも心を近づけるものだとは、思ってもみなかった。
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その頃、あおばとしゅいは……。
「ねぇ、俺まだお腹空いてるんだけど。あおば、なんか作ってよ」
「俺が料理できると思ってる? この俺が? 肉なんて焼いたら、確実に焦がすよ。それが俺の持ち味ってやつ?」
「それ、自慢にならないから! てか、お前、お肉も焼けないの!? リーダー失格だろ!」
「それは言いすぎだって!」
ふたりは、いつものように言い合いながらも、どこか楽しげだった。
その姿は、まるで兄弟のようで、けれどどこか、特別な空気を纏っていた。
書けなさそうです。
前書きは長々と書いてしまったのに、後書きはこれだけしかかけませんでした。
すみません。
夜遅くでごめんなさい。
(謝りすぎてごめんなさい)




