詩を考える
詩を考える。
定型詩にしようか自由詩しようか
文語か口語か、etc…
そこにあるのは
壺。
見た目はたいそう仰々しい。
覗けばただ闇が広がるのみ。
詩を考える。
空を語ろうか山を語ろうか
花を語ろうか、etc…
そこにあるのは
泥。
色々混ざっている。
掬えば手からこぼれ落ちる。
詩を考える。
そこにあるのは
なんの変哲もない壺。
綺麗ではないが汚くもない水。
ただ水が入っている壺。
見ても記憶の片隅に残らない。
壺だけに泥んではいけない。
水だけに泥んではいけない。
半端なモノに誰が目を向けようか。
詩を考える。
詩を考える。