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共鳴関係

作者: 脳みそ

関係する事ならどんなものでもいいので、ご意見・感想をいただきたいです。

これは、【大切な人が登場する】【800文字以内】という条件の下で書いたものです。

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 「大切な人」と言われて真っ先に浮かんだのは母、姉、親友二人の顔だった。

そしてきっと、私の思い浮かんだ一人ひとりにもまた別に大切な人がいるだろう。


 たとえばここでは友人の一人にフォーカスしてみると、まず友人の大切な人(仮にA)は私にとって全くの他人かもしれないし、そうでないかもしれない。

しかし、本人同士の関係の有無に関わらず、私とAは友人を介して多少なりとも影響を与え合っている、ということになる。

そして私は、そのAの影響も含めた友人を大切だと想っている。


 つまり、私が友人を大切だと想うことは意図せずAをも大切に想っているということになるのだ。


 そして、そのAにのまた他に大切な人がいるだろう。そのAの大切な人にもまた別に大切な人がいて、その人にも大切な人がいて、

このような人間の繋がりは際限がなく、時空さえ超える。

だから、電車で隣の席に座った人も、教科書に載っているような人も、まだ出会っていないどこかの誰かも、本当は私にとっては直接、もしくは間接的に影響を与え、今日の私を作りあげている大切な人なのだろう。


 だがしかし、ここに社会とも人間ともいっさいの関係を持たず、認識もされていない人がいたとしよう。

(絶対にありえないが。)

その人には大切な人はいないし、もちろん大切に想ってくれる人もいない。

 

 でもその人のこれまでの日々は、たった今終わりを迎えた。

と言うのも、今、私がこの人を例に出したことによって、その人はこの文章において大切な役割を担い、同時に私や読み手にも何かしらの影響を与えている。

そして、それは微弱な波紋として社会に広がり、この人もまた明日の誰かを作り上げる大切な人となったのだ。

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