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199 我らビラッキオ隊 その10

更新処理忘れです。

申し訳有りません。

はぁ~(*´Д`)


「もしかして・・・本当に?いや、あの城の風貌は・・・?」


「そうだよ。あれが王城ノーザンだよ。知っているかい?」


「勿論です。やっぱりそうなのか。」


「ザバルティ様。もしかしてゲートとは、転移門の事ですか?」


「そうだね。それであってるよ。リリアーナは博学だね。」


「お褒めに預かり恐縮です。ですが、まさかそんな物まであるとは・・・。」


ちっ!リリアーナめ。俺だって転移門だってわかっていたさ。あぁわかっていたとも!門だって事位は!


「もしや、このゲートは他の場所にも繋がっている?つまり、イグナシオ大陸にも?あの都市国家スパルタにも繋がっている?そういう事ですか?」


「その通り。あそこのアイゼン王は、私の友人の元部下でね。その繋がりで協力させて、貰っているんだ。」


またリリアーナか!いい加減俺にも話をさせろ!!


「つまり、私達の今度の任務は都市国家スパルタでの防衛任務ですか?」


「う~ん。まぁそうなるのかな?とは言え、私は独立組織であるから、主に守備とは言え、彼らの補助でしかないのは事実で、向こうでの私の行動における部下?みたいな感じかな?」


「わかりました。では早速いきましょう!」


「いや。ビラッキオ隊長。それはもう少し後だね。先ずは君達を鍛える事が先になる。」


あれ?俺が発言したら却下された。どうやら、ザバルティ様は我らを弱いと認識されているようだ。


「確かに我らはザバルティ様の足元にも及ばないと思いますが、それでもそれなりに腕に自信がある者ばかりです。それでも訓練は必要でしょうか?」


「必要だね。確かステファネスとは会っているハズだよね?彼女を弱いと感じたかな?それとも強いと感じたかな?」


あの女か、あの女には隙を感じる事は無かった。強者と言えるだろう。


「強者と言えると思います。俺でもギリギリラインでは無いでしょうか?部下達では確実に負けてしまうでしょう。」


うんうん。頷きながら聞いてくれているザバルティ様と違って、リリアーナは思案顔だ。


「確かに、この世界において彼女は強者と呼べるかもしれない。」


一泊置いたザバルティ様。


「だけどね。私の仲間の中で彼女が一番弱いんだ。だから、少なくとも今の彼女より、皆には強くなってもらわないとダメなんだ。じゃないと私の指示を遂行出来ないんだよ。」


衝撃だった。もしかして最下層レベルの烙印を押された?そう認識されている?悔しいな。


「やはり、そうでしたか。」


「なっ?リリアーナお前・・・。」


「隊長。悔しいですが、それは事実です。」


「だけどよぉ~。」


ザバルティ様は少し困り顔になられた。


「ごめんね。ビラッキオ隊長。だけど事実なんだ。でも大丈夫。私の仲間になった事で底上げされるのは間違いないから。それでも訓練は必要なんだ。納得してくれないだろうか?」


「いや。しかし。」


「では、ザバルティ様。ビラッキオ様が弱いと感じる者と1対750で戦わせてみては?」


「ミーリア。それはいくら何でも、失礼だよ。」


「いいえ。それ位しないと理解して頂けないかと?」


なんだ?この女は?ミーリアとか言ったか?メイド風情が調子に乗ってほざきやがって!


「ダメです。隊長。」


ボソっとリリアーナが言ってきたが無視した。


「では、貴女が相手をしてくださると?あぁ貴方は非戦闘員だから無理とかおっしゃいませんよね?」


どうだ?少し脅せば、引き下がるだろう?


「良いですよ?ワタシで良いのであれば。」


「そうだろうそうだろう。断る・・・えっ?良いの?戦えるの?」


ザバルティ様と何故かリリアーナが頭を押さえている。


「では、この屋敷の地下にある訓練場でワタシがお相手しましょう。」


あれ?今、眼が光らなかった?もしかして地雷踏んでる?俺?


「仕方が無いか~。でも、ビラッキオ隊長。もし隊員がミーリアに負けるような事になったら、進んで訓練を受けてくれるかな?」


「そりゃ、やりますが。本当に1対750で良いんですか?」


「えっ?少ない?でも750人がマックスだよね?」


あれ?おかしくない?750人が少ない?いやいや、1人が少ないよね?あれ?


「構いませんよ?ワタシは一人で。」


「えっ?」


あれ?あの女はあっさり一人で良いって言いやがった。やっぱりなめられているな。ここは一発ガツンと知らしめてやらないとな。


「ふふふ。では参りましょうか?良いですねザバルティ様?」


「わかったよ。では地下の訓練場でやろうか。シーリス。皆を連れて行ってくれ。」


「かしこまりました。」


シーリスさんの先導で訓練場へ向かう俺達、ビラッキオ隊はただのメイドに舐められたのだ。絶対にボコボコになるだろうが、まぁ、それはザバルティ様も了承したのだから、良いのだろう。


「リリアーナは残ってくれるかな?」


「はい。」


リリアーナはザバルティ様に残るように指示された。まぁリリアーナに戦闘は向いてないし、あまり乗り気じゃないようだからまぁ良い。


さて、我らビラッキオ隊の力を見せるとしましょうかね。

これが初の闘いだ。まぁ相手は一人だから、勝負にならんと思うがね。がははは!

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