冒頭の登場人物。消されていた小学生の頃の記憶
ある所に辿りついていた。ここは・・・?
学校の教室・・・?
ざわざわ
小学生ぐらいの男女がそれぞれお喋りをして楽しんでいた。
だが、それは国籍がそれぞれ違う色々な世界の小学生が混じった一クラスだった。今の高校とは違う、世界がそのまま、一クラスが国では無く、ごちゃまぜになっている。
そんな中机に頭を突っ伏して一人だけ寝ている女の子が居た。
すると、その女の子がゆっくりと顔をあげた。
あれ・・・?この子・・・?アニメによる直接脳に入ってくる情報で解った。
小学生の頃のうちだ。
うちが居るのには、誰一人とも気ずいてないようだった。まるで過去に来たかの様だというか。実際来ているから未来のうちはここには存在しないだから、きっと、無いうちは過去のうちらには視えないようだ。
キョロキョロ辺りを何か不安そうに探し始める。
そのうちの心情がうちに入ってくる。
一人だけで居るのは自分だけの為、惨めになった様だ。その為唯一自分から話しかける一人の友達を探しているようだった。
あれ・・?うちにも友達なんか居たんだ。
その友達をみつけて顔をぱっと明るくした。あれ・・・さっきまですごくどんよりとした顔だったのに凄い嬉しそう。まるで恋人が彼氏を見つけた様に。
それは大勢の小学生の男女が固まっていた。
皆ある男の子を見て楽しそうに笑っていた。
そのある男の子はこの世のものとは思えない、整った容姿をもつ男の子だった。
が、その容姿にふさわしくない様なコミカルなまるで、何かにショックを受けた漫画の様にガーンという様な青い顔をして、
「ええ.......!!!!!!!!!!!!!!!!!絶対違うて!」
と驚いた表情をしていた。みんなに笑われているのには気を悪くした様子はないようだ。
それを聞いた男女はさらに可笑しそうに笑って、
「絶対お前だけだって」
とその男の子に言っていた。
そのこの世のものとは思えない子はクラスの立ち位置としてはクラスの一番の人気もの。ひょうきんな一番明るくてムードメーカーでスポーツ万能でクラス全員いや先生も含めて人類皆友達みたいな子だ。
だが、それに納得がいってないのか、その男の子は、
「持って!今聞いてくる」
と言って、ある子の方をみた。
それは、小学生のうちだった。こっちを見られると思ってなかったのか小学生のうちは慌ててばっと自分の机の方をただみる様に俯きはじめた。
それとは対照的に何だが、嬉しそうに小学生のうちに近ずいてくるその男の子。
「ねえねえカイちゃん!カイちゃん!」
と小学生のうちに近ずいてきて何やら嬉しそうに言うその男の子。
「うちはカイ!カイちゃんカイちゃんでは無い!」
と怒ったふりをして、でも何故か嬉しそうにその子に言う小学生のうち。
やっぱり、唯一の友達この子だったんだ。以外うちの友達に暗い性格じゃなくてこういう友達が居た事に。
「カイちゃん。ミサトさんとリツコさんどっちか選ぶとしたらどっちがいいと思う?」
と聞いてきた。それは有名なアニメ、エヴァの大人の女の人のキャラだった。
「え?ミサトさん。アンタもそうでしょ?」
と小学生のうちは何当たり前の事を聞くんだという様な顔をしてその子に言っていた。
だが、その子は予想に反してコミカルなガーンといった感じの青筋をたてながら青い顔をしてショックそうに驚いて、
「えええ・・・!?絶対リツコさんだて!?」
とその男の子が言うと、
うちは、その子に向かって、
「絶対お前だけだよ」
とうちが悪びれた様子がなくそう言った。この子には何も気を使わず何でも言えるようだ。それに何故か楽しそうだ。まるで家族の様にその子に話していた。全員にびくびく怯えているうちにもこんな奴がいるとは驚きだ。何故かその記憶は全くないが。そう言えば小学生の頃の記憶が何故か全く無い事に今気ずいた。
するとちょっと離れた遠くから先ほどの男女が可笑しそう笑って、
「な。やっぱりそうだろ。な。景?」
それに
「うん」
とうちはそれにさも当然の様にそれに答える。
この男の子を介してなら他の子とも普通に喋れるようだった。
それに、ショックそうにその男の子は
「えええ!?何でえええ!?」
とそうコミカルに声をあげていた。
すると教室に先生が入ってきて、
扉を閉めて教団に立つと、
「じゃ。この間のテストを返す」
と言って先生が入ってきた。
すると先生が答案を全員に返し終わった後、
その問題の説明を順番に説明をし始めた。するとうちの机からペンケースが落下した。するとその右隣りに座っていた外人の眼鏡をかけたいかにも頭のよさそうな男の子がそれに気ずいて拾ってうちの机に置いた。
うちはそれに普通ならお礼を言う所だが、恥ずかしくて何もかえさずにいた。
だがまたすぐペンケースを自分の腕で落としていた。
拾って貰ったすぐまた後にまた落としたのがやらしかったのか驚愕の表情をしてうちは固まっていたが、だがすぐ、その眼鏡の男の子が拾ってまた机にのした。
だがすぐその後にまたうちはペンケースを落としたが、その男の子はそれに全く顔色を変えないで、拾ってペンケースをうちの机にのしてきた。
が次にうちのテストの答案用紙。12点と書かれたものが落ちた時にはチラとその男の子はそれをみたが、また自分の机に目線を戻していた。
小学生のうちは顔を赤くして、その答案用紙をばっと拾うと、ギュと恥ずかしそうに目をつむった。
どうやらその子はその点数を見られるのが嫌だろうと気を使って拾わなかったようだ。
すると、その後の授業で、
「じゃあ。この問題景答えて」
と先生がうちに答える様にあててきた。
それに顔を青くしてしたを俯くうち。
それが暫く続くと、
「景!!はよ答えろよ!こんな問題ぐらい解るだろ!」
とイライラと男子生徒がうちに向かって言ってきた。
うちはそれに心臓がドクドクした。
するとある男子がその問題の答えを言った。
「え!?何でお前が答えるの?」
とその問題を答えた男子とは別の男子が、不思議そうにその子に聞くと、
「この問題は気にいってるから前に私が答えるって予約してなかったっけ?」
とその子が言うと、
クラスがどっと爆笑の渦になった。
「いや答える問題の予約なんてできねーだろ。それにできたとしても何予約してるんだよ」
とそのうちに言ってきた男子はそう言った。
それにうちの代わりに問題を答えた子も笑っていた。
その子の顔を小学生の頃のうちは暫くみたかと思うと、
すると、視線を自分の机に戻して顔を真っ赤にして、切なさそうに、うるんだ今にも泣き出したそうなうるんだ瞳をしていた。
何でいつもこいつはうちを助けてくれるの・・・?とその頃のうちの思考が、頭に流れ込んできた。そうかこの頃のうちはこの子の事好きなんだ。あれ・・・?思い出した・・・!!この問題をうちの代わりに答えた子は、物語の冒頭にもあった。
「完成されてないんだったらこれからも期待できそうだ」
と言っていた男の子だ。
思い出した。何で忘れていたんだろう。確かこの子は成績優秀でトップの成績で、先生からも、男女だれからも一番もててうちもこの頃異性としてこの子に恋心を抱いていた。
うちはそのまま。机に突っ伏した。
途端授業の終わりのチャイムがなった。するとみんなは何もなかったかの様にみんな机をくっつけて給食準備をし始めた。
だがそんな中、うちはただ一人机につっぷしたまま動かなかった。
うちはあぶれもんじゃない・・・!!成功者だ・・・!!とうちが思うと、
だがそんな中一人、
「ねえねえそのかっこつけて訳解らない事言うの癖?」
とうちの体をゆすって言ってくる奴がいた。こいつはいつもこうやってうちが何も答えないのに一人で喋っている変な奴だ。他に友達がたくさんいる癖にというかこいつもクラスの人気者の癖していつもこうやってうちと関わってこうとする。
こいつには悪気が無い事が解っているので相手をしてやりたいが、それをできなかった。泣いている所を見られたく無かったからだ。泣いて無くてもなんか喋るのが恥ずかしいのがこいつなら喋っていいとも思うのだが。
「おい。いつもこいつそうだからほっとけって。早く食おうぜ」
とある男子が一人喋りにそう言っていると、
「食うけどほっといて美味しくなったカイを食うのか今食べるのかどっちだ?」
とその男子に一人喋りが言った。