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こいつ

「こいつを倒せば事件は解決するのか・・?じゃねえよ!!こんなの俺達に倒せる訳ねえだろ!!!!」

と恐怖でその男子が怒鳴ると

「ご安心ください私一人で参りますので」

といつもの笑みを浮かべて王子は言った。

「何言ってるのよ・・・!!!!アイスリーゼンベルト君死んじゃうでしょ・・・!!!」

と王子のファンなのか女の子が言うと

王子が死ぬ・・・?

うちが疑われていたのに。

「これはうちの事件です!!!!!!!!!!うちが行きます!!!!!!!!」

とうちが叫ぶ様に言って居た。

するとそれに驚いたのか王子もうちの方を見た瞬間。

うちはガンダム的ロボットに乗ってその放物線の前方に立って居た。

王子も他の人は何故か居なかった。

しまった。何て事を言ってしまったんだろう・・・?

これどうすればいいんだ・・・?

うちは思わず青い顔になるのが自分でも解った。

『二次元の紋放射線』

と空中にテロップが流れた。

ん・・・!?これを倒せば自分のレベルをあげれるんじゃ・・・?

そうだ。背中だ。あの光の羽が出せれば!!!!!

放物線の見えないように後ろを向くとロボットも放物線に向けて背を向ける感じになった。

そのまま後ろへとよろける感じでそのまま歩いていき、

そのまま放物線に衝突した。

というのかそのまままるで縄跳びにもたれかかる様になった。

その瞬間

視界として脳に直接伝わってきたのは、

後ろに放物線が縄跳びを回す様に後ろに放物線をゆらっと動かし、

そのままぐらっとどんどん背中から倒れていく感じなり、

そのまま、放物線からうちの体が離れたと思うと

前方に放物線がまるで縄跳びを回すかの如くうちに近ずいて行き、

まずい・・・!!

ぶつかる・・・!!

飛ばなきゃ・・・!!

そのまま放射線はまるで縄跳びを回すかのように回転しようとし、

うちの足の下を

地面に日本の足がついているにもかかわらずそのまま地面と上の空間を音も無く分断しうちをそのままその曲線の中に入れた状態で

そのままの曲線に沿ってそれと同じ幅のそのままの形、山がひっくりかえった様な形で空間をそのまま切り取った瞬間-

体全身が焼かれていた。

全身がドロドロと溶けていくのが解った。

意識が薄れていって

やがて意識が無くなった。

「全世界が一瞬で凍った全世界は確かに一回死んだ。ロシアの団体の視界によって映っていた。だが解っている事はそれだけだ」

と男の子の声が聞こえた。

「紋観測装置の定規が系典に載っている情報を超えた。これは常に現存の紋の概念を超えて変化し続ける五第紋しか有り得ないよ」

「違う。そんな事聞いてない・・・!!こちら世界救済団としてはその対策をあげろと言う事だ・・・!!二度と死んで溜まるか・・・!!」

一人の方は常に冷静だがもう一人は上司なのか、すっごい怒鳴り散らしていた。

「世界全体組織化仕掛け分布系を組みこもう。流れがクリアに頭に入ってくるように相手の力を武器にして共存交差汲み取り」

何言ってるか解んない。

それより-世界救済団・・・王子様。

うちはカーテンのレースで仕切られたベットに寝ていた。

まるで保健室のベッドだった。

カーテンをちょっと捲ってその隙間から覗いて見る事にした。

二人だけだった。

それが向かいあって椅子に座っていた。

感情的になっている方は見慣れない高校生ぐらいの少年だったがもう一人のは・・・!!

あの制服白衣だった。

それをみた瞬間。

ピンクの光の線が無数にはりめぐされていた。

それ以外何も見えず透明だった。

『全世界が一瞬で凍った全世界は確かに一回死んだ』

『紋観測装置の定規が系典に載っている情報を超えた』

あれ?これは今の王子様の団体の子の会話と白衣の会話だ。何で今更・・・?それの声の聞こた方向から光が押し寄せて来た。それがピンクの光の線を通過していくと-ドクドクドクドクドクドクドクドク心臓の様な音が響く-

ガシャン!!となにか割れる音が聞こえたと同時にピンク線は形を構成する縁取りとなり今までの次元が現れる。それがいくつか分裂したり、交差したり色々な所に動いている。これは生きているんだ・・・!!うちは何故だか涙が出て来た。これは世界の体だ。そして色々な模様の様なものが蠢いていたりそれぞれバラバラになってはそれぞれが重なって一つになっていくとその全部が重なっていくと

「あ~だるい。でも喋っているだけで世界の均衡が保たれるんだからいいよな。さ。仕事終わりと。あ。これ新作のゲーム貸してやるよ。つか途中で止まっちゃってさ。もういらないかも」

「え!?これ知らない。やった事ない。大抵のゲームチェックしてると思ってたけど見逃してたか。ありがと。ああ。早速やりたいな」

とさっきまでとは違う今どきの子みたいに話し始める、世界救済団の子と白衣。

何じゃ・・・!!こりゃ!!!!二人の会話が世界をまわしているというか動かしてる・・・?

うちはベットから素早く起き上がり何故か手術室に置いてある銀の皿にメスが置いてあったのでそれを急いで手に持つと

「仕事中に携帯電話みとったらあかんやろがあ!!!!!!!!!!」

とうちは白衣の首に抱き着く様に腕を回して首にメスを突きつけた。

二人は呆気にとられた感じになっていた。

「それとも時計を見る為に携帯みとったんかあ!?」

とうちはドスのきいた声をなるべく出した。

「違います。すみません・・・」

と白衣が言ってくるので携帯電話は何処にもないがそんな事どうでもよかった。うちの目的は-

「こいつ殺されたくなかったらここにある技術全部渡せ・・・!!!!謎解きゲームに勝つ為的な!!!」

でもこいつ白に負けてたから大した事ないと思うが団体の技術だったら今のうちによりは沢山勝てる要素が手に入れる事ができるはずだ・・・!!

それにさっきの放物線みたいなのにもやられず王子を守れる力が手に入るはず・・・!!

「じゃ。そういう事で」

と椅子から立って世界救済団の子は無表情でどっか行こうとしたので

「あ。ちと持った。あのゲームって誰が作ったの?」

と慌てて白衣が世界救済団の子に聞くと

「内緒」

と悪戯っぽく笑って姿が消えた。

あああ。誰でも次元を行き来出来るんだ。

じゃないえええ!?

落ち着け落ち着け落ち着け謎解きゲームの参加者だったら敵同士だから当たり前だ。

すると制服の上から白衣を着た子がこの部屋にぞろぞろ入って来たので

「こいつを殺したくなかったらここにある謎解きゲームに勝てる技術を全部うちによこせ!!!」

うちはそいつらに白衣にメスを突きつけたままなるべくドスのきいた声を出した。

「どうぞどうぞ」

「別にいいぜ。因みに殺してものほうな」

「暴力には屈しないようにしてるんで」

とそれぞれ言ったかと思うと

「早くメシ食べようぜ」

椅子にどかっと座りピザを食べ出した。それを見て生唾を飲み込んだ。はっ・・・!!そうじゃなくてこいつ・・・の人望どうなっとんじゃーーーー!!!!!代表だよね・・・!?

「殺しちゃヤダ・・・!!」

と一人恰幅のいいおっちゃんみたいな子が泣きながら涙を流して言った。

「パンツェタだけは心配してくれるんだ」

と冷や汗マークを一個貼り付けながら言う白衣。

もう終った・・・!

「うわーん」

とうちは大声で泣き出した。

「口で言っとる」

と冷静のツッコミを入れてくる肩までかかる髪型の仲間A。

それを聞いて本当に大声で泣き出すうち。

「コラ。可愛いからってからかって女の子泣かしちゃダメだろ!」

と言う白衣に対して仲間Aが

「うわ!?マジでえ!?それもだけど本当にチクチク刺されとる・・・!刺されとる・・・!!何呑気に人の事言ってんだ・・・!うわ・・・グロ」

とちょっと顔を青くする仲間A。

それを聞いてもっと声を大きく泣くうち。「うわーんうちは一人だあ!!!!」

と泣きながら言った途端。

「あれやるぞ!」

制服白衣が言った途端、

『あいよ』

と仲間が口を揃えてそれに答えた途端。

全員でうちを胴上げし始めた。

うちはそれにきゃっきゃっと喜び始めた。

「お。笑ったぞ」

と白衣の仲間の一人が言ったかと思うと

白衣だけの両手で今までの一番高くうちが上にあがった。

「僕だけでも一番高く飛ばせるもんね」

と白衣がにこやかに笑ったかと思うと

「これ誰が一番高く飛ばせるか競争しね?」

と仲間達が言いだし、

「一番高く(多く笑わせる)飛ばせるのは僕だ!!!!」

と白衣が言うと

うちはこの保健室か?いや理科室の壁をすりぬけて上空に

レーザー砲になって超高速で上空を貫いた。

「ん?久しぶりだな」

と社長席みたいな所にあの時の一番背の高いツインテールの彼氏っぽい少年の膝の所に抱きかかえられる様に座っていた。

これが本当の座りお姫様だっこ。

と思った途端顔が赤くなるのが解った。

ここって最高位クラスの地点ってツインテールが言ってたから凄く高い所に飛ばされた・・・!!

「キャッチボールか?なら返さなきゃな」

とそいつが言った瞬間下の床をすりぬけて上空を真っ逆様に落ちた。

ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!

うちは思わずそう叫んでいた。

「よかった。戻って来ないから心配したよ」

と安心した様にうちをお姫様だっこをしながら白衣が言ってくるので

「それだけか・・・?全員なにかやる事があるんやないか・・・?」

とギロと睨んでドカと椅子に座って足を組み始めた。

うち以外、土下座し始めた。

「悪いのはお前だけなんだけどな?」

と仲間が白衣にちょっと顔を向けて土下座しながら悪態をつく。

「御免」

と冷や汗マークを貼り付けながら仲間に謝る白衣。

うちは無言で立ち上がるとベットのカーテンをシャっと思いっきり閉めるとちょっと開けて目だけ覗いて白衣達の方の様子を伺った。

「最初出て来た時は元気そうで安心したけど、今のは・・・?」

とこっちを見て言う白衣に

「そういうお年頃なんだろ。お前が余計な事やるから警戒しちまった事は確かだぜ」

「それより、よくあれを生き延びたよな。普通ならショックで死んでるぜ」

と仲間が口を揃えて言った。

それを聞いてカーテンをみんな閉めた。

そしてベットに思いっきり寝そべった。

いいな。仲間が居て。うち1人でまた戦えんのかなあ。

いつの間にか翌日になっていた。

制服のポッケに入っていた携帯電話の時計を見たからだ。

「紋対策の新しい解析実用機出来ましたかな?」

と親父くさい喋り方の男の子の声が聞こえた。

「次元操作機『ルーラ』なんてどう?」

と白衣の声が聞こえてくる。その途端普通の一部屋だったはずの空間が広がりイタリア全土の風景の色々な映像が入れ替わりそれらが混じって模様を描くとそれがロボットの形を作り始めるとイタリアの国旗が全体にプリントされたガンダムぐらいの大きさの緑色の巨大ロボットになった。

「これは何が出来るんだ?」

とまた別の男の子の声が聞こえてきた。

「その時にあった環境を創る事が出来るんだ。例えば自分の今必要になった次元の成分を創る事が出来て後次元の流れを操作できる」   

と言う白衣の説明にみんな無言で聞いていた。

「次」

と短く言う男の子の声。すると先ほどと同じような現象が起こったかと思うとそれもイタリアの風景をつかって形をつくりそれもやがて先ほどと同じような大きさの黄色がメインの装甲の巨大ロボットが立っていた。

「範囲指定力量作成機『ルクス』」

と白衣がまた機械の名前を言った。ハードオフに売り飛ばせば売れるかな?でもうちはブックオフの方で売った事あるけどせいぜい十円ぐらいだろう。

「それ何ができるんだ?」

「次元の範囲を創ったり自分の好きな次元の大きさにできる。自分の好きな力量の攻撃が可能になる」

と白衣が言うと何か考えている様な仕草をみせる数人の男子、どっかの団体がこの白衣の団体の技術の力をかりにきたのかな?

「で乗ってみない?」

とワクワクした感じで白衣はその団体の奴らに聞いていた。

「どうぞ。どうぞ」

とダチョウ倶楽部みたいに数人の男子全員白衣に手を差し出した。自分で乗れって事らしい。

「じゃあ。帰るわ」

と言うと一斉に帰り始めた。

うちはベットに戻り寝そべったまま国旗のカードもといカードミラーもとい鏡を出して日の丸の所をシャープペンの頭で何故かついてみた。

シュン

すると学校の廊下に出た。

白いドレスの魔法少女の姿で立っていた。

できた。

何かが起こるときこのシャープペンが落ちたりこれが関わっていたのだ。

うちは伏線を貼れる様になったらしい。

自由に伏線を渡って行き来出来るのだ。

自分でも何言っているのか解らないが直感という奴だ。

そこにはさっきの男子達が居た。

「次行った時にさっきの国旗の奪い合いになるな」

「最初はああやって交わすのがお約束だもんな。でも手にいれたら乗れるかな?」

と男の子がどこか楽しそうに言っていた。

やっぱり男の子はああいうロボット系に弱いのだ。

うちは小学項の頃全然興味なかったけど。あ。これは考え方が古いか。今は性別関係ないか。

うちも今なら乗れるもんなら乗ってみたいし。

カチ。

うちはルーラに乗っていた。

カチ。

うちはルクスに乗っていた。

よし、マーキング成功。

カチ

うちはシャープペンの頭をノックした。すると理科室の前に立っていた。ちょっと静かにそろりそろりとちょっとドアのわずかの隙間から中を覗いたらイタリアのヴェネチアなどイタリア全土の風景がチラホラ入れ代わりそれがまじり模様を描いていた。

そこから普通の理科室になり

「今回も一発で決まらなかった。次こそ一発で決まるように創れないかな」

と白衣が言った。

普通なら欲しいのがあったらその場で買っちゃうもんね。

「ハードオフで売ったら?確か日本のブックオフの宣伝でマスコットキャラが売ったらアイス代になってアイス食べてたような気がする」

と恰幅のいいおっちゃん高校生が生唾を飲み込んだ。

「それだ。売ってくる」

と白衣が椅子から立ち上がると仲間が白衣に頭突きをかますと

「売れねえよ!!それに国の技術は一般の企業には売っちゃ駄目な事になってんだろ・・・!!それより今までの努力が水の泡だろうが!!!」

と仲間のツッコミに

「冗談だけど本気なんだ」

と言うと仲間は無視しはじめた。

「ねえねえこれ食べていい?」

と聞いて来たのはおっちゃん君だった。ん?チョコレート。うちは生唾を飲み込んだ。

「あ。それ、大部前に作った奴。そんなん食べたらお腹壊しちゃうよ。捨てな」

と言っておっちゃん君からそれを受け取ってうちが覗いている目の前に置いてある。ゴミ箱にそのゴミ箱を見ないでほおっていてかなり大部離れているみたいだったがちゃんとゴミ箱に入っていた。それを隙間から手を伸ばしてうちは制服のポッケにいれた。

「おい!!お前がチョコほかるから腹いせにお前の手食われてんぞ!!」

とセミロングの仲間Aが驚いて白衣の方を見て言う。

「あれ。食べ物じゃないよ。チョコレートの絵を上からふざけて描いただけで、御免。チョコ今から買ってくるよ」

と冷や汗マークを一個貼り付けておっちゃん君に謝っていたが、おっちゃん君は手をくわえるのを止める事は無かった。当然の報いだ。お腹空いている時に謝るだけで許して貰えると思うなんて。

「そうだ。このハートをおまけで付けたら乗り手が見つかるかもしれない」

とピンクのビー玉ぐらいの大きさのを食べられてない方の手で持っていい事を閃いた様な顔で白衣は言った。え!?なにそのハート欲しい!!

「うわ!!それパンツェタから出たハートだろ!!それこそ捨てろや!!」

え!?よく投げキッスとかで飛び出てくる漫画の効果だが現実で出る人居たんだ。なんか沢山積んであるし。

「アホらし。メシでも食いにこ」

教室から白衣の中身が出て行った。

と鉢合わせにならなかったのはシャープペンをノックして

レースのカーテンで仕切らえたベットに移動したからだ。

カーテンを開けてその隙間から覗いたが一人白衣が残っていた。

「ヴィンネツィアは行かないの?」

とパンツェタと呼ばれていたおっちゃん君が聞くと

「僕は後で行く。まだ仕事残ってるから」

とそう笑って白衣がパンツェタに言うと

パンツェタはちょっとむくれてた。

「仕方ねえだろ。代表なんだから」

と言って黒髪セミロングの仲間が引きずっていこうとするが中々動かないようだった。

すると白衣、ヴィンネツィアというのかが、机の引き出しを開けるとでかい良くみる漫画ででてくるような渦巻きの薄ペらいでかい飴を出して

「はい」

とヴィンネツィアがパンツェタに渡すと

それをパンが受け取るとパンが

「行こ」

と仲間に言うと

「ヴィンネツィアより飴の方が勝ってる」

と呆れた様に仲間が言うと

皆ヴィン以外は出て行った。

その途端うちは

勢いよくレースのカーテンをシャーと開けると

「ここの代表はもううちがなった!!!!!!!!!!」

と勢いよく怒鳴りながら言った。

「よかった。ルーラとルクスに乗って気にいってくれたんだね。やった。一発だ」

と笑った。

うちはその途端ゾクと悪寒が走った。

何故こいつはその事を知ってるんだろう・・・?

心臓がドクドク波打った。

「何が目的だ・・・!!」

うちは恐怖でそう口ばしっていた。

「君という存在が何なのか気になって。ここにくる事は最初から解ってたんだ。それと何か聞きたそうだったから皆が居ないパターンのルートを組み込んどいた」

と一瞬笑みを消してあの時の謎解きゲームの時にみんなを黙らせた時みたいになったのでうちは思わず冷や汗が湧きだした。

コイツやばい奴だ・・・!!

逃げなきゃ・・・!!

うちは迫害されみんなから避けられ続けた。

だから奴らと同じ事をしたくない・・・!!

だからうちは恐怖それすらも利用してやる。

サイコパスの息子を育てる決意をした瞬間だった。

だれも同い年だろと野暮の事を言ってくる奴はいなかった。

「うちは君じゃなくて景カイ!!カイちゃん!!これ返す!!!」

とうちは親父仮面のシャープペンを白衣につきつけた。

「ありがと」

とそれを受取ろうとしてきたのでシャープペンを上にあげた。

さらにそれを受取ろうと手を上に上げてきたのでその手をぺちと自身の手で叩いた。

「それ気にいってくれてるみたいだから前くれたもののお礼にあげるね」

と言って笑ってくるので

「ううん。大嫌い。でも一応もらっとくわ」

とうちはふてぶてしい態度でそう言った。

それでうちは内に秘めていた恐怖の記憶をコイツにならぶつけても頭のおかしい奴だからどう思われようと関係ないのでぶつけてみる事にした。

「うちはこの間放物線に焼かれて一回死んだ」

うちはゴクと唾をのみこんだ。

「でも今いる・・・!!それにその前にもてんに両腕をとられたはずなのに今生きてる・・・!!でもそれを誰にも見られてない、知られてない・・・!!あの時の私は何処に行ったの・・・!?」

うちは激情にかられてわなわな震えた。

あの時のうちは勇気を振り絞って頑張った・・・!!

だからあの時のうちをなかった事にしたくない・・・!!

「あの時のうちを返して・・・!!」

うちの顔から涙が溢れた。

「それも大切にしたいんだね。そうだと思って取っておいたよ。あの時のカイちゃん」

え・・・?

「ごめんなさい。やっぱいいです。あんなおそがい思いもう無理です。というか死にたくありません」

「大丈夫だよ。その証拠に今のカイちゃんがいるんだよ」

え・・・?どういう事。

「放物線に勝つには、まずその前の始点を手に入れるはずだった、点の戦いをクリアしなきゃいけないけど、その時にカイちゃんは死んじゃったからそれを保留にする為に芯をおってその傷ついた芯と新しい芯、二本の芯を作った。その新しい芯の方があのカイちゃんが光の羽だって言ってたルートだよ」

え・・・?芯・・・?

「だけど元の本来の一本の長さに戻るかそれ以上の長さにしたいと思ったらその傷ついたルートに戻ってもう一回それからやりなおさないといけない。だからその新しい芯はその未来を確定させる為の仮のルートであり自分であり世界なんだ」

何それ・・・?

世界、自分が芯に・・・?

シャープペンの芯の事・・・?

「じゃあ。自分を取り戻す旅に出かけよう」

と白衣に言われてうちは無意識に親父仮面のシャープペンの芯をノックしていた。

するとうちは日本のコックピットに乗っていた。

前には、あの時の点がいた。

でもどうすればいいんだ・・・これどうやって動かせばいいかもわからないし、

『カイちゃんは折れ芯で新しい自分、現在、未来を過ごしているから始点を与えられる前のロボットの動かし方はクリアしてるから無意識でも動かせるよ』

とうちがいつの間にか握っていたシャープペンから声がした。

「ワトソン!!!!」

うちはびびってそう声を出したが怖い状況に一人じゃなくてよかったという安堵感もあった。

『それ僕の事?』

と聞いてくるので

「そうだよ・・・!!いちいち聞いてんくんな恥ずかしいだろが・・・!!嫌なら白衣かえっと・・・ヴィ・・・」

とうちが顔を赤くして言うと

『ワトソンの方がかっこいいからそっちが良いな』

とにこやかに言ってくるワトソン。

「それよりワトソン・・・!!どう動けばいい・・・?このままだと殺されちゃうよ・・・!?」

と照れ隠しと恐怖の入れ混じった顔をした。

『これは謎解きゲームだから謎の正体をつきとめるというか、だから物語の核心であり、現実の核心であり、今の戦いの中心であるのはあの子、点の正体だよね』

とこの緊迫した状況にも関わらずどこか楽しそうにそう答えた。

そうか、こいつゲームオタクぽかったしな。

ほら世界救済団の子にゲーム貰って喜んでたし。

でもそれにちょっとイライラして

「うっさい・・・!!結論を言え!!!」

とうちが怒鳴ると、

「アンちゃんが攻撃していた時点は粉々にされても死ななかった。それはその形が本体じゃなかったからだ。問題として成立する為に解りやすく形無しバージョンの形づくられたもの点、何ものにも染まる白、あの時アンちゃんと戦っていたのはこの点と?」

とワトソンが言ってくるので、ツインおさげアンって言うんだ。

その時点で閃いた。

うちは無意識にシャープペンを回転させるかの様に投げていた・・・!!

「ルール、ルーラールールラクス!!」

うちはそのシャープペンを受け取ると

そのシャープペンが魔法の杖サイズのシャープペンになっていた。

そして日本ロボットバージョンの巨大ロボットも体全体に巨大なシャープペンを抱きかかえていた。

そして走り出して点と距離をつめて

その真上にジャンプし

「てんの本当の体(正体)は景色!!物語の核心(核芯)をつく(ノックする)!!」

うちは点の真上で体全体を使って

カチ!!

巨大なシャープペンをノックした。

すると白い点とその景色全体が、

その巨大なシャープペンへと吸い込まれていった。

いつの間にか理科室に居た。

うちは椅子に座っており、

その前の机には、

コンビニで買ったピザ、サンドイッチ、色々な食べ物や飲み物が置かれていた。

「お疲れさま。好きそうだから買っておいたよ。放物線君のステージに行く前に腹ごしらえといこうか」

とにこやかな笑顔でワトソンがそう言って

自分も別の椅子に座り、

机の前に置いてあった弁当箱の方に手をのばした。

これが作っておいてあるといっていた奴か。

うちはその弁当箱を奪った。

「え?そんなんでいいの?」

と不思議そうな顔をしながら、

コンビニの食べ物へと手をのばしてきたのでその手をぺちと叩くと、

その食材全部を自分の前に全て両腕でかき集め、

弁当箱を開けて黙々と食べ始めた。

「女の子なのにそんなに食べられるだ。すご」

と冷や汗マークを一個額にはりつかせて関心した様にそう言った。

「食べおわた」

「はや・・・!!今の間でどうやって・・・!?」

と言う雑談をしていたら

いつの間にか、放物線の前に居た。

「が・・・?もうなんにも解らずにここに来ちゃった・・・」

うちは青ざめた。

『こんにちわ。答えを待っているだけでは親切すぎるので』

とうちと同い年くらいの男の子の声で・・・?

放物線の方から聞こえてきたから、

「放物線の声・・・?」

と言った瞬間に、

曲線と同じ幅のそのままの形の衝撃派をこちらに飛ばしてきた。

「ぎゃ------------------------------------!!!」

うちは思わず叫んだ。

『カイちゃん!!手に入れた点を使うんだ!』

とワトソンの声が聞こえたので、

その瞬間シャープペンを上にほかって

「ルール、ルーラルールラクス!!その心(芯)を解き放て!!」

と言うと、

日本がその衝撃派に向かって、

その巨大なシャープペンを、

カチ!!

ノックし、

「てんシールド」

と言ったその途端-

白い点が現れたかと思うとそれに向かって景色がそれに吸い込まれて、

しゅううううううううううううううううううううううううううううううと

その景色全体でその衝撃派を受け止めた。

『我々の仲間を盾に使うとはエグイお方で』

と放物線が言ってきたので、

「五月蠅い!!!!放ちゃん!!!」

うちはカッ!!!!!といった感じで放ちゃんを一括した。

『放ちゃんとは我の事で・・・?』

と放ちゃんが言うと

『放ちゃんが動揺している今がチャンスだカイちゃん!!』

とヴィンが言うと

『放ちゃん・・・。あなた様は我々の一番の宿敵、世界生体解析調査形成団の代表。世界全部または世界全部の生体解析をして世界の守る技術を開発する部門で我々が現れた時に対策を練る世界の国家対策部門でしたか?あの国機を開発した忌まわしき人物で』

え・・・?放ちゃん、説明したがる系の情報系か・・・?

「ワトソンがこの日本作ったの?」

うちはワトソンに聞くと

『違うよ。それはカイちゃんの体の一部だからカイちゃんだよ。それぞれ自分らの体の一部だから自分らで作っているんだけどそうとは限らず、世界生体解析調査形成団もといイタリアは僕の体の一部を皆に使って貰ったりするんだ。で僕はその国機という技術を生み出し世界の表、世界外に形として表に現す、または形外に存在させただけだよ』

え・・・?

うち日本なんか作ってないよ・・・?

それに体の一部って・・・何・・・?

「この・・・!!セクハラワトソン・・・!!キモイ事言ってないで放ちゃんどうやって倒すの!?」

とうちは思わずキモくてそう叫ぶと

『放ちゃんのステージに行くには点ちゃんと直線君のステージをクリアしなきゃ放ちゃんのステージには行けない訳だけど』

「直線君って・・・!?もしかしてあの事件の犯人の糸目の少年の事・・・?あれ・・・!?

紋なの・・・?人間に見えたよ・・・!?」

それより・・・直線をクリアってまだあの糸目の少年は捕まってないし・・・この放ちゃんやっぱり殺されるしか・・・・。

『そうお望みで。それをクリアしてからでは遅いようで』

と言うと

放物線は自身の体を縄飛びの様に回転させそれを利用して次元をその自身の形で切り取りその隙間から-

ごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおと衝撃派が一瞬の間にうちへと衝突した。

死んだ・・・。

と思った時は、

もう遅いと思うが、

うちの目の前には誰かの後ろ姿が見えた。

人間の。

これはアニメみたいな視界、グレゴリーのロシアの視界の影響で色々な角度から見える視界でそれもあるが-

巨大ロボットの後ろ姿だった。

この後ろ姿は・・・?

「今の切り取られた空間から入ってこれました」

とこの声は・・・!!

王子様・・・!!!

すると今気ずいたが王子がうちの正面で手から何やら莫大な何か風の様な力を放出して放ちゃん衝撃派を受け止めていて放ちゃんの体自身にもその風が当たり続けている。

王子が白馬に乗ってやって来た・・・!?

うちは思わず歓喜の表情になるが、

すぐにいたたまれない気持ちになり、

「まだ。その・・・直線が足りなくて・・・」

と自分からこの事件を解決すると言っときながらこのざまなので思わず泣きそうになってそう言うと

「そちらならここに御座います」

と微笑むようにそう言う王子様。

「あの時事件自身で事件の糸口をその行為を行った本体に繋ぐように展開しましたのでそれで事件がその本体へと到達し、今ここに事件事その本体がここにあります」

と王子は続けて言った。

もしかして今王子が手から放出しているのは事件(直線)!!!!!!

うちは驚愕で目を見開いた。

『カイちゃん!!今だ!!点ちゃんを開くんだ!!』

とワトソンの声がシャープペンから響いた。

うちはその途端シャープペンを空中に投げた。

「ルール、ルーラルールラクス!!」

と言ってシャープペン魔法の杖、

ロボットバージョンでは巨大なシャープペンを放ちゃんに向け、

「心(芯)を開け!!点ちゃん!!」

とうちが言って放ちゃんに向かって巨大なシャープペンをノックすると、

点ちゃんがシャープペンの先から発射され、

その白い穴の様なものが放ちゃんへと当たり、

その穴へと王子が放出している事件化した直線が注がれた。

「やた!これで放ちゃん倒せた!!」

うちは思わずぴょんぴょんその場で飛び跳ねた。

初めての王子の共同作業だ!!

ぐふぐふぐふぐふ!!と思わず笑うと、

これはケーキ入刀的なと思わずほくそ笑んでいると、

巨大なシャープペンをノックすると、

点ちゃんがシャープペンの先から発射され、

その白い穴の様なものが放ちゃんへと当たり、

その穴へと王子が放出している事件化した直線が注がれた。

「やた!これで放ちゃん倒せた!!」

うちは思わずぴょんぴょんその場で飛び跳ねた。

あれ・・・?全然力が注ぎこまれているだけで、

何も現状が回復されていないというかそのままだった。

『カイちゃん!後は謎解きだけだよ!』

え・・・?これで終わりじゃないの・・・!!

「何に言ってんの・・・!?謎なんて何もないよ!!」

思わずそうワトソンに叫ぶと、

「放ちゃんを開く為には点ちゃんと直線君がいる訳だけどそれに連想する事と言ったら?」

とワトソンが聞いてくるので

「何言ってんの・・・?意味解らないよ・・・!!どうやって景色と直線で開くもんがあるんだよ・・・!?」

と思わずそう焦って言うと、

『正体は一つと限らないよ。ほらイタリア、僕の体が沢山ある様に、点ちゃんだって他の形の姿があるんだ。ほら今の状況からみて連想させられるのは?』

と言ってくるので、

「カイちゃん!!ぷせっとなっちゃったよ!!!ワトソンが答えをゆえばいいじゃん・・・!!」

とうちがイライラしてそう言うと、

「これは謎解きゲームをクリアした人、即ち謎を解いたものが力を手にする事ができるんだ。ほら放ちゃんを開く条件は整ってるよ。点ちゃんと直線君があればもうすでに放ちゃんは開いているんだけど、これは謎解きゲームだから謎を解かないと開かないんだ。後は放ちゃん自身が何かの謎解きだけだよ」

とワトソンが言うので仕方なく放ちゃんの方を見ると、

放ちゃんが開く条件はもう揃っている。

放ちゃんは本来ならもう開いている。

点ちゃんに注ぎこまれているのは直線。

穴の中に入れて開くもの・・・あ・・・!!

うちは日本で巨大なシャープペンをもって走り出した。

そして放ちゃんのまじか、正面までくるとその点ちゃん、

穴の中に向けて、

「てんの本当の体(正体)は鍵穴!!直線の本当の体(正体)は鍵!!そして放物線の本当の体(正体)は-」

と言ってうちはその穴の中にシャープぺンをつき立てて、

「扉!!!」

そう言ってシャープペンの頭をノックした。

放物線の中央にその注ぎこんでいた光の直線が、

本当の直線の様に真ん中を仕切るみたいにつきたつと、

その直線を中心にして仕切られて二つに分かれた形が扉が開く様にぱかと開くと、

それから大量の光が放出し、

その光がシャープペンに吸い込まれる様に引き寄せられると、

やがて放物線と点と、直線も吸い込まれる様に中へと入ったと思うと-

すると学校のグランドだった光景が-

いきなりぴきぴきぴきと亀裂が入る様に割れると

それから光が漏れ出し、これはケーキ入刀的なと思わずほくそ笑んでいると、

あれ・・・?全然力が注ぎこまれているだけで、

何も現状が回復されていないというかそのままだった。

『カイちゃん!後は謎解きだけだよ!』

え・・・?これで終わりじゃないの・・・!!

「何に言ってんの・・・!?謎なんて何もないよ!!」

思わずそうワトソンに叫ぶと、

「放ちゃんを開く為には点ちゃんと直線君がいる訳だけどそれに連想する事と言ったら?」

とワトソンが聞いてくるので

「何言ってんの・・・?意味解らないよ・・・!!どうやって景色と直線で開くもんがあるんだよ・・・!?」

と思わずそう焦って言うと、

『正体は一つと限らないよ。ほらイタリア、僕の体が沢山ある様に、点ちゃんだって他の形の姿があるんだ。ほら今の状況からみて連想させられるのは?』

と言ってくるので、

「カイちゃん!!ぷせっとなっちゃったよ!!!ワトソンが答えをゆえばいいじゃん・・・!!」

とうちがイライラしてそう言うと、

「これは謎解きゲームをクリアした人、即ち謎を解いたものが力を手にする事ができるんだ。ほら放ちゃんを開く条件は整ってるよ。点ちゃんと直線君があればもうすでに放ちゃんは開いているんだけど、これは謎解きゲームだから謎を解かないと開かないんだ。後は放ちゃん自身が何かの謎解きだけだよ」

とワトソンが言うので仕方なく放ちゃんの方を見ると、

放ちゃんが開く条件はもう揃っている。

放ちゃんは本来ならもう開いている。

点ちゃんに注ぎこまれているのは直線。

穴の中に入れて開くもの・・・あ・・・!!

うちは日本で巨大なシャープペンをもって走り出した。

そして放ちゃんのまじか、正面までくるとその点ちゃん、

穴の中に向けて、

「てんの本当の体(正体)は鍵穴!!直線の本当の体(正体)は鍵!!そして放物線の本当の体(正体)は-」

と言ってうちはその穴の中にシャープぺンをつき立てて、

「扉!!!」

そう言ってシャープペンの頭をノックした。

放物線の中央にその注ぎこんでいた光の直線が、

本当の直線の様に真ん中を仕切るみたいにつきたつと、

その直線を中心にして仕切られて二つに分かれた形が扉が開く様にぱかと開くと、

それから大量の光が放出し、

その光がシャープペンに吸い込まれる様に引き寄せられると、

やがて放物線と点と、直線も吸い込まれる様に中へと入ったと思うと-

すると学校のグランドだった光景が-

いきなりぴきぴきぴきと亀裂が入る様に割れると

それから光が漏れ出し、

「こんにちわ」

男の子が話しかけてきた。

あ。教室。にいる。

それになんかこの光景うち知ってる。

「景さんすごいねえ。前の点倒したの!あの武器シャープペンみたいで面白かったね」

と女の子が笑って話しかけてくれた。

間違いない・・・!!

これは糸目の少年が出現する前の事だ。

糸目の子にゲームをけしられた子全員まだ生きてる・・・!!

やった・・・!!

この子ら全員救えた・・・!?

うちはそれを確信を真実に変えたくて

「うん。ありがとね。そうたいしたもんじゃないけど、そう言って貰えると有難いよ。ちょと確認した事があるからうちちょっと言ってくるね」

と女の子やそこに居た子らに言うと

「うん。行ってらっしゃい」

と言って手を振ってくれたので、

それにうちは顔を赤くして手を振り返すと、

足早に教室を出て行き、

廊下に出た。

すると前方のうちの居る大部言った所に-

王子が女の子に囲まれて喋っていた。

居た!!!

うちは嬉しさのあまり、

足早に駆け抜け、

王子のまじかまでくると、

王子がこっちを振り向くとうちに向かって微笑んだ。

のでそれに赤くなり、

女の子が沢山いる・・・!

何とか二人きりになれないかな・・・?

いやうちは勇気を出すんだと決めたんだ・・・!!

「あの・・・!!アイスリーベルト・・・君・・・さん・・・さま・・・が」

うちはしどろもどろになりながらそうそこまで言うと、

初めて名前で呼べた・・・。

「あの時みんなを生き返らせたんですか!!!!!!!!!!?」

思いっきり思わずそう大声を出していた。

うちは顔がまっ赤のトマトみたいに染まるのを感じた。

初めて自分から王子様に話しかけた。

「いえカイさんが皆さんを御救いになられました」

と上品な笑みを浮かべて王子は言うが、

それに顔をうちは更に赤くして、

「嘘です・・・!!うち・・・私は・・・!!あの時何もやって無い、うちがトロトロしてたからみんなを死においやった・・・!!」

思わずちょっと涙目になりながらそう捲し立てた。

「真実です。カイさんが伏線をはり、ルートを確保して下さったそれに私は糸を繋げ、現実を展開させただけです」

「え・・・それは過去に戻ったって事ですか?」

とその顔を直視できないで赤くなってちらちらと感じで王子の顔を見ると

「いえ、カイさんが点、直線、放物線をクリアしたのは真実です」

え?これは過去に戻ったんでは無くて、過去であり、未来であり、現実・・・!?

「何訳解んない事言ってんの・・・?」

と取り巻きの女の子の一人がうちが言うので、

うちはそれに顔を赤くして

「うちちょっと用事を思い出したので・・・!!」

と口早にそう言うと、

逃げる様に走って、角の所まで走って、人があんまり居ない所までくると、

シャープペンを、

カチカチカチ、

三回ぐらいノックすると、

理科室の中に居た。

よし!!目的地にちゃんと着けた!

なにやら、試験管をもって何らかしらの事を机の前に椅子に座っているワトソンが居た。

「やった!!王子に自分から話しかけられた!!女の子が沢山いる前で!!」

と思わず口早にワトソンに言っていた。

それにワトソンが微笑むと、

あ・・!!しまった!!!間違えた!!!

「今のなし・・・!!!ねえアンタ!!謎解きゲームの勧め方知ってる・・・!!まあ。アンタにはムリかもしれないけど・・・!!うちこのゲームで生き残って最後に笑うのはうちだから!!!」

王子にレベルを上げて褒めてもらいたい・・・!!

王子に近ずきたい!!

でもそういやあこいつ謎解きゲームの最下位だから無理だろうけど、藁にもすがりたい気持ちなのだ。

「謎解きゲームの見えている形ありの方はこの世界の謎を解くこと何なんだけど、でも見えていない方の形無しの方は-」

と笑みをいきなり消してワトソンが言うので-

思わず心臓がドクドク言った。

「隠されたシークレットの方が本来の重要な出題でどの世界が結末にくるかをかけた生き死をかけた戦いで、最期に結末に来れなかった世界は全て亡くなる」

といつもの事だが一番サイコパスな事を言いだした。

うちはそれをあるサスペンス風なヤンデレとかが出てくるサウンドノベルの恐い(おそがい)曲が流れた。

ドクドクドクドド心臓の音が高鳴った。

「え・・・何それ聞いて無

い・・・その死のゲームっていつ始めるの・・・?」

うちはまだ・・・始まってないよね・・・?不安でそう聞くと。

「遅かれ早かれそのシークレットの出題の方をやらないと世界の均衡が保たれなくなって全部の世界が死ぬ。一つ残らず」

何それ・・・なら絶対避けて通れないって事・・・?

「何でそんな事が解るの・・・!?それにそれいつ始まるの・・・!!!!!」

と叫ぶ様に言うと

「じゅうにしんが世界の命となるからそれが繋がってるから解るんだ」

え・・・?何それ・・・?

「ほら漫画であるよね?じゅうにしんって」

あ。うちの好きな漫画の・・・!?でもしんじゃなくて最期の文字が違う様な・・・?アニメ化にも成った・・・。

「最期の文字が違うかもしれないけど、カイちゃんが好きな影響だよ」

と笑ってワトソンは言った。

それは末恐ろしいサイコパス男子の笑いにうちは感じそれに脂汗が滲み出てきた。

ヤンデレの女子バージョンはうちの大好物だが、リアル男子のサイコパスほどタチの悪いものはなかった。

「何でうちが関係あるの・・・?」

と恐る恐る聞くと、

「カイちゃんがこの世界の主人公(主人核)だから」

え・・・?こんな醜い白眼視されて蔑まれているうちが主人公な訳ない・・・!!

「それいつ・・・」

うちはもう言葉が出なくなってやっと絞り出されたのがその言葉だった。

「主人公(主人核)が自覚した時、今だよ」

× × ×

僕もそのヴィンネツィアの言葉を聞いて今自覚した。

カイラスさんが僕に声をかけてくる前の世界は気の所為ではなく、

本当の現実の世界だという事に-

そして今その本当の戦いの火蓋が切って落とされた事も-

そしてスタート地点がここで主人公(主人核)のカイラスさんの声で必ず始まっているのも頷ける。

それはここに他世界との切れ目がここにあったからなんだ。

それならカイラスさんは今僕らの近くにいるはずだ。

そこでしゃがんで目の光を失っている男の子に向かって

「愛弟子君!!!ここにカイラスさん居るよ!!今も僕らをどっかでみてるよ!世界の法則を見つけたんだ」

と元気づける様に声をかけると

「何を根拠にここにいるって言うんだよ・・・!?」

と怒鳴る愛弟子君。

「カイラスさんも言ってた通りに火の神に会えばカイラスさんにもまた会えるかもしれない。でも火の神を探せみたいな事言ってたけど、探せってもう火の神は僕の故郷の国にいるんだよね。相変らずあの人抜けてるなあ。カイラスさんらしいね。さあ。もう連絡しといたから会いに行こう」

と探せとか言ってたかは定かではなかったが、

こう言うといつもつっこんでくれるので、

平常運転に戻って欲しいのだが-

相変らず下を向いたまま何も喋らなくなってしまった。

「会いに行くも何ももうお前の国だろ。カイラスの抜けているのには同意だが。相変らずだな。ラン」

とそう笑って言って来たのは、

「クオーリィさん!!!」

地警察の制服を着てたのは、その本人だった。

「猫の手でも借りたかった所ですよ。ほら愛弟子君!猫・・火の神だよ!」

と愛弟子君に向かって言った。

冷や汗マークを一個貼り付けた顔で笑ってこっちを見ている気がするが多分気の所為だろう。

すると目に光を宿さないままだった。

もとからこの子はカイラスさんの事を一番大好きでカイラスさんはその存在がクオーリィさんでカイラスさんの一番的な大親友である為に嫉妬心から苦手意識があるみたいな事を愛弟子君は言ってたような。

「クオーリィさん。カイラスさんにフラれた事を愛弟子君に言ってください」

と僕はクオーリィさんに向かって言うと

「へ?何でアイツ如きにふられ・・あ。うんフラれた・・・」

と冷や汗マークを一個貼り付けて笑って愛弟子君に言った。

「ランこの人は師匠に何も関係ないんだから師匠のことを軽々しく言ってほしくないんだ」

としゃがんだまま、顔をあげ目に光が戻り、怒りの表情を愛弟子君がこっちに向けてきた。

「すごいじゃん。ラン。ネタ君元気になったじゃん」

と明るくそう言うと

「たぶんこの二人は会った事ないだろうがカイラス君から話しを聞いて知っていたのだろう」

「ラン・・・なんだ・・それ」

とクオーリィさんが聞いてくるので

「別の世界の住人が言ってたみたいなので使ってみました」

「それじゃなくてそのカイラス君って・・・」

とクオーリィさんは冷や汗マークを付けて言っていた。

すると地響きのような音が聞えて来た。

何かがこちらに向かってくるみたいだった。

それは水色の髪を三つあみにしている、僕らと同じ18歳のカイラスさんと同じ故郷の水の国の僕らのパーティの一人の女性のリンヤさんだった。

「今、水の国に言ってたんだけど、水の王の魂が消えて無くなったって!!!何で私ら生きてんの!?それはそうとしてカイラスがああなったのって水の王の部分が死んだからなんでしょ!?」

と切羽詰まった様に言ってくる。

「それよりリンヤさんが通った所が破壊されていますが」

とリンヤさんに言うと

「そんないつもの事言ってる暇ないでしょ。ラン!!!!」

と僕に向かって言うリンヤさん。怪力キャラはいつもの事で何も思わなかったがちょっといつもの事を言って、落ち着いてもらおうと思ったのだ。

「ねえ。火の神って一つの神を生き返らせられる力があるってそれ今使ってよ」

とネタ君がクオーリィさんに向かって言う。

「いいよ。やろう」

とケロっとした感じにクオーリィさんがそう言った。

え・・・。確か昔から伝わる神話だと・・・。

「クオーリィーさん!子供にそんなあっさり嘘吐かないで下さい!大人気ないですよ!」

と僕がそう冗談まじりにそうクオーリィさんに言うと

「いいよ。本当に使っても」

そうにっこり言うと、

僕達以外の景色全体が赤く染まった。

これはクオーリィさんの力の影響力だ。

「ちょ・・・!!何やってんですか・・・!?怒ったんですか・・!?これじゃあ影響力強すぎますよ子供相手!!」

と言うと、

とその赤い背景が割れて何かがその赤い背景が触手の様になったものがそれを絡めとり、その触手に巻かれたまま何かを僕らの前に振り落した。

その触手に巻かれていたのはカイラスさんだった。

「え・・・!?カイラスさん・・・!!」

と探して止まないカイラスさんがあの時の顔に動揺を浮かべて言った。

あんなに探して見つからないものをこうあっさりとしかも人間らしくちゃんと動揺した顔をした所がまた見られるなんて僕ができなかった事をこうくどいようだがこんなにあっさりと!!

「師匠!!」

泣きながらカイラスさんの元に近寄って転がっている状態のカイラスさんに抱き着く愛弟子君。

「なあ。師匠なら弟子に心配かけて泣かせていいはずないよなあ?」

と顔から笑みを消してよくクオーリィさんがよくカイラスさんにやるサドバージョンのどこかの帝王みたいな顔をした。

「有難う!御座います!クオーリィさん!!もういいです・・!!これで十分です。給料倍に上げます!!だから・・・もうその水の神を生き返らせるというのはもういいです・・・!!」

と感嘆と色々が混じった声で急いで捲し立てる。

「もう発動してるから」

とそうにっこり笑ってそう答えるクオーリィさん。

すると、

その瞬間感情を失くしたかのようだった顔に悲しみの色が浮かんだ。

その途端赤い触手の量が増えてカイラスさん全体を覆い尽くしたかと思うと、その触手全体が、僕らまで隠し始めた。

「クオーリィさん!!何やってんですか!!止めて下さい・・・!!!」

とまだ隠されていない隙間からクオーリィさんに向かって言うと 

「悪い。この気色悪いの目的が終わったら無くなるから」

とにっこり変わらない笑みで言ってくるので、

「違う!!!!!!!!!!!僕が嫌なのはアンタ!!の命が無くなる事だ!!」

と叫ぶ様に怒鳴る。 

火の王が神の命を生き返らせる事が出来る条件はその火の王自身の命だ。

「ラン。相変らずだな。気にしないように言っとくと俺が18歳になったらこの力に飲み込まれてどうせ。俺は死ぬ。だから今使っといた方が特だろ。ついでに大事なものが守れて」

と変わらない顔でそう言って笑うと、

赤い触手が全部を覆い尽くして何も見えなくなった。

「・・・!!!!!!!!!!」

どっちが相変らずだ・・・!!ついでに何て素直じゃない・・!!命をかけてでも一番大切に思っている癖に・・・!!

と思った時には、もう周りはすっかり元の風景に戻ってきた。

カイラスさんが横たわっていた。

生きているようだった。

良かった。

だが何とも辛く恐ろしい喪失感が自分を襲ってきた。

ネタくんもリンヤさんも泣いて喜んでいる。

それを茫然と見ていた。

「ランディス様・・・・!!!」

と地の国の城の職員が入ってきた。

それを目の光の失くした目で一瞬見たが、

「どうした?」

と平静を装っていつも通りの顔で聞いた。

「雷の国で亡くなったものあの時の災害で亡くなったものが全員生き返りました!!」

クオーリィさんのアレの影響力だ。貴方という人は一人だけじゃ足らず全員あんだけの人を-

それから数日たって地の国の医務室に運びこまれて意識を失った様に眠っていた

カイラスさんの姿は消えていた。

水の国に連絡を取ったが水の王は生きているとの事だった。

ネタ君とリンヤさんはショックで寝たきりの状態になってしまった。

「ランディス様、調べていたヌリエ姫のご様子ですが寝たきりのご状態です」

と城の職員がそう僕に伝えてきた。

全てが悪い方向へと行き、

不幸の連鎖が起こっている。

それを全部許しているのは自分だった。

全部許さない。

クオーリィさんのやった事は全部無駄にしない。

「全部取り戻してやる・・!!」

バン!!!!

何か上空から何かが砕けた音がした。

上空の方を見上げると-

空がまるでガラス細工の様に割れてその隙間から

バン!!!!!

何か凄まじい光の様な力の塊みたいなのが無数に発射された。

ごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおと

凄まじい音を立てながら-

こっちに来る!!!!!!!!!!!

「全ての悲しみの連鎖の箱よ!!!全て僕の引き出しにしまい!!自分となれ!!」

向かってくる攻撃(不幸)は全て僕のものだ!!今度は逃がしたりなんか決してしない・・!!

莫大な力の巨大な鉄砲玉の様に無数に無限に続く集中連鎖玉を全て現在の世界(箱)に組み込んで受け入れて-

それがやがて止んで無数の攻撃を全部吸収しおえ全部箱の引き出しにしまい終えて箱が自分の体に戻った。

敵の姿が見えない。攻撃だけ-

その途端一筋の巨大の弾丸の様な力が自分の腹を通過し、おびただしい自分の血液が流れ出た途端に自分の口から血を吐き出していたと同時に下に体が倒れた。

まだ、攻撃が一つ残っていた。

体を動かそうにもびくともしなかった。

糞!!何が神だ!!!これなら人間以下だ・・・!!自分が神っていう大それた存在なら動け!!!当たり前だ-

何故なら-

自分の腹の上に片足を乗せて立っている奴がいたからだった!!!

それは眼光の鋭いまるでさっきの攻撃の光を目に宿して入るように静かにこっちを見ている年の頃なら16才ぐらいの男にしては背が低く小柄なまるでカイラスに負けるとも劣らない人外の整い過ぎた風貌は-

魔族-

いやこれは-自分の世界外の敵!!!!

「どけ!!!!!世界の敵にしては小さい奴!!!そんだけ体が小さいと体が軽い分早くどかせるだろ!!早くどけ!!!!!!!!!」

と叫んでソイツの背後に箱を展開させさっきのコイツから受けた攻撃を一つにまとめた力を引き出しを開けて放出した!!!!

それをどうやったのか足をのせたまま何も言葉を発さずに体を左に少し倒して避けるとその攻撃が上空の方に到達し、さっきの自分の体を通過した力が空を割り上空に空洞を作っておりそこから出てった。

相変らず眼光だけ鋭いが無言でこっちを見ていた。

糞!!!一言も言葉を発さなくてもいいぐらい余裕なのか!!!

「おい!!!誰が僕の世界に穴を空けていいと許諾した!!弁償しろ!!この!!一言も言葉を喋れない程の恥ずかしがりやの幼稚園児!!!!」

と言って今度は奴の背後から自分の元あった力を打ち込もうと!!

「自分の仲間がやったのにも気ずかない奴の引き出しを開けるだけ無駄って事が解らねえのか?それなら一生閉じてろ。無駄口」

・・・・・!?自分の仲間・・・・?こいつはいきなり何を・・・!?

と口を開こうとした時-

「折角閉じた無駄口を開いている暇あんのか?お前の間抜けな仲間が俺の攻撃を自ら引き寄せてくれているおかげで殺す手間が省けた」

と顔だけあっちの自分の腹を通過して行った方向を見つめてそう言った。

ごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおとがおおお

あの音は自分の仲間がコイツの攻撃を引き寄せた音。こいつは自分の仲間に引き寄せられてやってきた・・・!!

敵のコイツの口を信用するつもりはさらさらないがだがそれよりもっとも重要な事は-

「こっちの常に寝ているどちびはやっと起きたがノロマだからまだ寝てやがるが」

とこいつが言った瞬間今のコイツに踏まれている自分を引き出しにしまい-

あのコイツの攻撃が出て行った口からそっちの箱へと今の自分のいる空間(箱)を移した。

自分の仲間がコイツの攻撃にやられる前にやってやる。コイツの口が嘘を吐いているなんて事関係なんてない。それに忘れていた肝心な事-それは-敵対している世界に一番に自覚された事。一番に攻撃が仕掛けられる分だけ一番に眠り姫が起きた世界が一番有利になる。

そしてあいつはやって来た。自分の仲間の力を利用して。

自分の仲間が誰かなんて解らない。こっちにその仲間が着てくれるとは限らない。だからこっちから行く-

とごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおと音を立てながら見ない力へと押し流されある地に降り立った。

その地に無数の魔族がひしめきあっていた。

その時の感情は-

『そっちが一人残らずこっちを消し去ろうとして仮をかえさせてもらおう。自然界のたった一柱取り残された一人ぼっちの哀れな地の王よ。たった人柱ではこの世界に命を与え続ける事はできまいだからココで消滅せよ』

と魔族は口を揃えて言った。

「だれが神だと言った。僕は人間だ。神になんてならない。だが僕だけでも全部の世界の命を助ける神になってやる・・・!!」

と魔族に向かって無駄口を叩いた。

『・・・?どういう事だ・・・。結局どっちなんだ・・・』

と魔族が考えている隙に僕は言った。

「それより争って無駄口叩いている暇は無い。僕の世界にいる限りお前ら魔族も僕と同じ世界の仲間だ。一緒に他の世界の敵と戦うぞ。お前らも今までのビジョンを見てきたろう・・・?」

『・・・・!!ビジョンとは何だ・・・?ちだけにちまよったか?仲間に取り残され気が狂ったか・・・!?』

この地に振りたった時こいつらを見て思ったのは安堵感だった。同じ世界の奴らなら共に戦える。今までコイツらの所為で自分の大切な人々が傷付けられているのに矛盾している。だがその矛盾さえ利用してでもカイラスさん、スシさん、ヌリエさん。ネタ君、リンヤさん、この世界の全員の命を救う・・・!!

「ここに降り立ったと言う事はお前らが仲間だからだ・・・!」

と魔族に向かって言うと

『絶対違うわ!!貴様の血迷い事なぞ聞かないここでチレ・・・!!』

と魔族全員が一同に会して自分の魂を引き抜こうと自分に向かってきた。

「こっちだって聞かない!!僕の命を道ずれにして魔族と一つになれ!!世界の箱よ!!世界均一化!!!」

と僕と魔族勢力図の箱を利用して一つに纏める事で他国の攻撃に変えてこの攻撃を他の世界にぶつける一発勝負に持ち込む決断をした。

世界の箱が僕と魔族を一瞬にして取り囲む。

『・・・!!こいつ・・・!神の癖に・・!!この残酷な神が・・・!!』

と魔族が捨て台詞を吐くと同時に自分の捨て台詞ともなった。

「その命をかけた物騒な遊びに僕も入れて?」

とその奇妙な言葉が聞こえた時には-巨大な魔力勢力図を片手だけでまるで円盤の様にピザの生地を空中で回転させながら伸ばす時みたいに片手だけで軽く回している、金髪で余裕の笑みを浮かべた。端正な顔立ちの自分と同い年の男が立っていた。

それと自分はいつの間にか切り離されていた。

「何で・・・?僕を・・・?」

と思わず聞くと

「今命を使ったら最後にならないからゲームが面白くならないよ。君らはひとまず同時の意見みたいだったから纏めといたけどどうする?」

と爽やか不敵な笑顔で僕に言ったかと思うと魔力勢力図にそう言ったかと思うと

『普通の人間ふぜいが我々魔族の命を握ったと思うな・・・!貴様に我々は殺せない・・・!!カイラス様が黙っていない・・・!!』

「そのカイラスの所に行きたいって事か。じゃあ。そう起動する様にゲームに挿し込んでおくか」

とソイツは言ったと思ったらまるでフリスビーを投げる様に魔族勢力図をほおり投げるとそれはいつの間にか見えなくなっていた。

「ありがとう。礼は言うけどこれは遊びじゃない。子供は危ないから今後一切この事には」

と言いかけた所でん・・・?何で助けて貰っといてこんな横柄な口を開いているのか自分でも解らなかった。

それに笑って

「じゃあ。元気そうだから僕はこれで」

と片手をあげてどっか行こうとする金髪。

「一人称が僕だと自分とダブルから一人称を俺にかえろ!」

と後ろから声をけるとそいつは振り返った。

「名前は何だ?」

と初対面のそいつに何故か聞いていた。

「ウィルオーウィスプ」

とそいつはそう名乗った。

「おいお前!!名前からしてふざけるな!!絶対違うだろ!!真面目にやれ!!」

それに子供の様に可笑しそうにそいつが笑った。

「お前は一人ぼっちで哀れで寂しがりやだとさっきの連中が言ってたから僕が一緒に居てやる!子供の一人歩きは危険だからな。僕の人探しに付き合え!ウィル!」

と僕がそいつに向かって言うと

「えっと・・名前は」

とそいつが何か言いかけるので

「僕の事は兄と呼べ!!僕が先に生まれたからな」

と胸を張ってそいつに向かって言うと、

それにウィルは冷や汗マークを一つはりつけて笑ったかと思うと

「えっと兄さん・・・。人を探しているなら神の姫さんの所に今から一緒に行く?その迷子も見つかるかも。そこで兄さんも保護して貰えるかも。自然界の王は神の中でも一位のランクだからその神を纏める姫さんも部下みたいなものだから」

と聞いてくるが、その姫は時々地の国の王族として人間として呼ばれて行っていたが、それとは無関係な人間がどうしてその姫の事を知ってるんだ・・・?

「困った所を助けて貰った恩をさらに恩を重ねてもらっているんだけど、ちょっとそこで働かしてもらってるんだ。まあ仕事はそれだけじゃないけど」

「今すぐに行く・・・!!」

と思わず言っていた。

まあ自分一人で会いに行こうと思えば行けるが-

「元気そうでなによりです。ランディス」

と神の姫は玉座に座り僕を見て言った。

凄いあっと言う間にいらっしゃった。これは・・・?と不思議に思ったが、

「お久しぶりです。姫様。こちらこそお元気そうでなによりです」

と一礼して顔をあげると

「姫様カイラスさんが魔族の手に落ちました。後」

と言いかけた所で

「もう言いたい事は解っています。こちらでずっと探していますがその痕跡を辿れないの」

ととても悲しそうな顔で姫様は言った。

神の頂点の姫でも駄目か-

「それとクオーリィさんがお亡くなりなられました」

とそれに姫が泣き崩れた。

するとウィルの表情も一瞬固まった様な気がした。

「ご安心ください姫様僕が必ず見つけます。ストーカーならある王に容認されているので」

と笑って姫に言った。

「ありがとう。ランディス」

と姫は儚げに涙を拭って笑うと、

いつの間にかとある大国に居た。

さあああああああああああああああああああああああああああああああああああああと

風の音が響いた。

そこの城に取り付けられた巨大な風車が風を動力にして回っていた。風車は国の所々にたどりつけられてそれが回っていた。こんなに広い国なのに人が誰もいない。これはもしかして今は亡き風の王と共に国もそこに住む風の力を使う風族も消えていなくなった。風の国・・・!!

「すごい・・・!!やっと見れた」

「あ。ミスった。仕事でミスる事なかったんだけどな。まあ。兄さんが喜んでるから結果オーライかと前向きに考えよ」

「え・・・?仕事って・・・?」

「さっきの姫さんの所でもちょっと働かさして貰ってるんだけど。こうやってなにか製作してそれを売ったり、見せたりして、大道芸人やってるんだ。でもミスってもう元からあるのを」

「え・・?これ・・・?大道芸・・・?ミスって失われたシークレットの国を普通出せる・・・?」

何かギャグみたいな奴だな。最初から。

「クオーリィさんとは知り合いなのか?」

と聞くと

「昔から兄さんにはお世話になってて」

クオーリィさんには兄弟は義理の妹しかいないから、親たしい間柄って事だろう。さっき姫の居た時に何も映していない顔が一瞬だけフリーズした様な気がした。でも泣いたり動揺したりしないんだな。

「その分他が泣いてくれるから自分も前に進める」

と見透かした様な事を言って来たので-

「この他力本願、冷血野郎もとい変な奴何で他の人が泣くのを糧にして動くって悪人・・・」

と言いかけて

「人を探さないといけないがこのままだと他国の世界の奴らに負けてしまう、だからこの戦いを動かしながら必ず見つけたい人がいる。何とかできるか?」

と言いながらも世界を動かしながら何か作れないか画策していたな。

「無自覚か。兄さんいい箱をお持ちで」

と言うので

「泣いてる声を聴いてそれを頼りに組み立てれば」

「・・・・?どういう事だ・・・?」

「一人で泣かないで一緒に泣こうって事」

「え・・・?」

× × ×

「ジレちゃん・・・?このウィルオーウィスプ君顔をめちゃくちゃかっこいいけど、意味解らないねえ」

とミリィは言った。

ウィルはこの世界のアレについて言っているのだろう。それにランは-

「ねえジレちゃん聞いてるの?」

「あ。悪い。そうともとれるが意外と先を最初から見透かされているかもな。ミリィはこの世界の眠り姫は誰だと思う?」

「うーんと。カイラス君じゃないの?」

と聞いてくるので

「ああ。そうかもな」

この世界の眠り姫は案外近くにいるのかもな。

「あ。講義始まる。時間だ。行かなきゃ」

「いつもギリギリだろ。早めにな」

「べ。ジレちゃん!!お母さんくさいのめ!!」

と舌をだしてあっかんべをするミリィ。

それに笑って片手をあげる。

それから暫くして

ばああああああああああんガシャ---------------------ンぱり---------------------ん

何かが爆発で窓ガラスが割れた音が聞こえた。

!!!!視聴覚室を出たらただ炎に包まれた赤い空間だけが全体を支配していた。

「ミリィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

と大声で叫んだ。

「初めまして。探しものはこれだろ?」

『100パーセント』

と気を失ったミリィを抱きかかえてこっちに来たのは白衣を着た、ランディスの育ての親のあの魔族だった。

それを受取ろうと近ずいたら

「眠り姫をそうやすやすとは帰さないよ」

「悪いがミリィを帰さないならそっちが眠ってもらう事になる」

と俺が言うと

「まるでそっちが悪役だな」

と魔族が言うと

「ああ。それでもいい。でミリィを返してくれるのか?」

「無理だ」

「そうか」

と俺が言うと

『逆再生率50%終了しました』

とロボットの音声が流れた。

「ん。なんだこの声は・・・?」

と不思議そうに魔族が聞いてくるので、

「もうお前はパズルの穴、欠損部分からこの世界にやって来た時、爆発を起こして全員を焼いた時にもうこの世界のロボットに全部消化される様に世界の口に世界の糸で伏線を貼って塗って再生させた皮膚を破壊した時点で世界の体に消化させるように構成させた。で。さっきミリィを抱いてそこに立っていた時点でもう消化されていて、逆再生で体を再生しているに過ぎない一時的にお前はここにいるにすぎない。全部再生されたらもうお前は終わりだ」

と魔族が驚愕の表情をしていた時には-もう逆再生は終了していた。

ミリィがその途端空中にほおり出される形になったので急いで受け止めた。

すると天井から巨大な針が糸を引きながら世界を引き連れて天井から降り立った。

『割り込み再生』

ロボットの音声が流れると

もう焼かれて無い時の普通の校舎に戻っていた。

「ジレオ」

とそう俺を呼んだのはミカガミだった。ブラックジャックの本名のくろおと言うのでそお呼んでくれているらしい。

「ジレオの黒い部分でおったな。甘ちゃんのジレオには無理だと思おとったがよく決断しおったで、この世界が壊されそうになっとったから、他の世界を攻撃する事でこの世界を守ったんやな。どうせ最後には戦わないとこっちがやられてたからいい決断やでえ」

とパズルが言うと、

「何いいいい方に変えてるのお?パズル君?ジレちゃんはこの世界が壊されたからそれを再生させようと他の世界を引き寄せて新しい皮膚にする事で他の世界を殺したのお」

ときひひひとミリィは笑い始めた。

「ミリィさん・・・。魔族に」

とミカガミが言った。

他の世界を犠牲にしても無理だった。

その時点を俺は気を失った。

『『ジレオ・・・!!!!』』

とミカガミとパズルの驚いた声が聞こえた気がした。

× × ×

「ごきげんよう」

現れたのは、上品な笑みを湛えたエリアマネージャーだった。

すると今の今までスローペースだったカツが機敏に動きだした。それは前のラジカセのアニメの曲を超えるスピードだった。その人とすれ違う時その姿が見えず、その軌跡が線にしていた。

「今のを商品にしましょう」

へ?今のカツの事を考えていた事を言っているのかを考えていた時に

「左様です」

とエリアマネージャーがそう一言言うと、その俺が考えた言葉が文章化していたのが風邪の様に浮き上がり線の様にびゅんびゅん軌跡を描きながらどっかの彼方に消えて言った。

「とてもいい思いでした」

といつもの様な笑みで言ったので、

「皮肉ってきた」

と俺がエリアマネージャにそう言うと、

「頭湧いてるのか手前!!」

と川中が焦って言ってきた。

するとエリアマネージャはそこにいる場にいる人の挨拶を済ませ、

「おはようございます。カツさん」

と避けるようにわざと背中を向けて超高速で動いていたカツに声をかけるエリアマネージャー。

するとカツは床の方とエリアマネージャーの顔を顔を赤くしながらもじもじとした感じで

「おっ・・・おはよう御座います」

見てのとおりカツは神長とエリアマネジャーを凄く気にいっている。

「では私はこれで」

と言ってエリアマネージャーの姿は消えていた。

すると入れ違いでマネージャーが現れた。

「神長が事故で無くなった」

それから神長の葬式をこの店舗のみんなで行って数日の事、出勤してくるとみんなどよーんと沈んだ感じだった。

「あの人がいないのに何でこの店舗って回っているっすかね?」

と川中が言うと

「うん・・そうだね」

と畑さんが影を落として言う。

すると壁の角にはまってるカツの後ろ姿があった。

「カツ」

と声をかけると

それに無言だった。

無理もない事だった。

「ただでさえ、人が減ったのに何」

と川名が言いかけたので、

「そういえば隅の方埃溜まってるからよくみなって俺前に言ったわ」

と俺が言葉を発するとマネージャーと何処かの店舗で店長をやってる見知った顔を男性が立っていた。

「神長ちょっといい?」

「はい」

他の店舗の転勤だった。

するとあっと言う間にこの店の最後の日になった。

「寂しくなるねえ」

と畑さんが言う中と川名が

「またその店よるわ」

と俺に向かって笑うと

「ぜひ」

と言っていると

扉の隙間からこっちを見ているカツが居た。俺に気がつくとばっと背中を後ろに向けた。

「カツも」

と俺が近ずくと下を向いて涙が今にも下にたれそうだった。

「墓参りここから近いからいつでも行ける」

と言うとあるマスコットを俺の手にギュと自分の手を使って握らせるとばっと!!店舗の出口へと走り去って言った。

それから数日後、新しい店舗に言った。

「今日から世話になります」

とそこの店の人に挨拶すると

「よろしく」

皆朗らかに挨拶を俺にかえした。

「いらっしゃいませ」

そこにいる店員はお客様に対しても店員に対して愛想が良かった。というか完璧だった。

「店長」

と声がした方を向くと20代ぐらいの女性が居た。

「何か後やる事ありますか?」

「はや」

もう仕事が終わったらしい。それで前の店舗がなつくなった。

「店長ってかっこいいから前の所でもてたんじゃないですか?」

とその女性は笑って言うので

「全然」

本当の事を言った。寧ろ色々罵られた。というか不器用の塊みたいな-と物思いに-ん?物思いにふけるほどあの店の事-

その帰りふと前の店舗に立ち寄った。

「何でこんなんのにそんなに時間がかかるんだ」

と新しい店長にカツが怒鳴られて居た。

「こういうやり方でやれって畑さんが言いました」

とカツがその店長に向かって言っていた。

「そいつすぐアルバイトの所為にするんすよ」

と笑って川中がその店長に言っていた。

「私そんな事一言も言ってないよ」

そう店長に言ったのは畑さんだった。

「そうやって人の所為にしている暇があるなら仕事しろ。大体-」

と何か言いかけた所で

「てんちよ!!!!!!」

と俺が一括すると

「わああああああっ君か・・・!?君ってこんな大声出すタイプだっけ・・・?」

「これ頼まれてた原材料」

と俺が袋に入れてたのを出すと

「助かるよ。忙しいのに悪いねえ」

とさっきのカツに向けられてた鬼の様な形相とは違う笑顔だ。

「暇なんで。てんちよがネボスケをみてるか確認するぐらいは」

と言うと、

「あほっほほお。何それさっきからてんちよって?それにネボスケ?何言ってるの相変らず君面白いな。顔色を変えず何か一言的な」

と腹をかかえて笑った。

「ウケた」

と言うと

「店長。久しぶりでもないか」

と笑って俺に言うので

俺はそれに一言も笑わずに

「言ったよな。カツを頼むって。一生」

と俺は川名に向かって言うと

「え!?・・・・・!!絶対断じて言われてないし・・・!相変らずアンタ変だな」

と慌てた様に焦った。

「言って無くても伝わらない言葉は無い」

「へ?いつもの冗談?」

と呆れた様に笑うと

「と思ってた。不器用どおし、ここでは」

と川名がそれに止まっていたがそれを見ないで俺が来た時逃げる様に奥に仕事に戻る様に行ったカツの所まで辿り着き、

「カツ」

と声をかけるとこちらを振り向かないでパンにチョコ付けをして居た。

「前のっていつもの様に自分のお気に入りをみせに来て忘れて奴持ってきた」

と俺がいつもの様に言うと

「あれはてんちよにあげたんだよ!!!うちは犬じゃない!!!!!!!このデリカシーの無い!!!このフツメン!!!それにさっきの人にてんちよって!!!うちにとっててんちよはてんちよだけなのに・・・・!!」

といつもの鬼の形相と声だったがすっかり、目に溜めた涙が溢れていた。

「あれ、餞別だろうけど、また会うからそれは違うって事になるから、男にそういう事やると勘違いする」

ともってきた奴でカツの涙をふくと、

「え!・・・・!?何言ってんの!?てんちよ!!ん・・・?このハンカチ」

と顔を赤くして言ったかと思うとハンカチを自分で受け取ると、

「これへんなの・・・かわいくないのか可愛いのか・・・?」

白いムキムキの子猫がスシのシャリを持ち上げているが具の部分が床に落ちてぐしゃぐしゃになっているイラストが描かれているハンカチだった。

「アニメートて所初めて言ってきた時に」

と言うとさっきまで泣いてた奴だと思わないテンションで、

「え!?・・・・嘘!!行ったの・・・!?何かこれ以外で買った?でも・・・こんな・・へんなの売ってたっけ・・・?」

と言ったかと思うとそのイラストのワールドに入りこんだのか訳解らない顔をしていた。

「何も買ってない。みんなカツ持ってそうだったから」

「え・・・!?でもこれ買ったんじゃ?」

「それ。アニメートいる時思い浮かんだというかその店それっぽい作りだからそれをそのまま作った」

と言うと

「え・・・!!!これ手づくり・・・!?でもアニメートがこれっぽいって・・・?」

と何故かガクとうな垂れていた。

「いつものに戻った」

「戻ってないよ・・・!!このてんちよワールド!!!!」

と言うと

「この事が起こるって解ってたからその前に着て伏線を貼ってこの事を無かった様に仕組んだんですか?エリアマグネシウム」

と俺が言うと、

線が凄い速さで天井を突き破って垂れてきた。

あの時の線、

ジレオという奴にこの世界を使われてこの世界は壊れた、

「壊れただけですんでいるのは-」

とエリアマネージャーの言葉を最後まで聞かずにその線を引っ張ると

その瞬間-

しゅるううううううううううううううううううううううううううううううううと超高速で上へと駈け上ったと思うと、何か下が雲みたいな所だった。

ここは-天国?

「ここは神の世界です」

と水色の髪のセミロングの俺と同い年ぐらいのその女性は言った。

「神長は知りませんか?」

と聞くと、

「神長様は神の世界を取りまとめられる代表の神の長です」

「すんません。多分人違いです。あいつそんな大した奴じゃないんで」

と俺が即答すると

「解ってておっしゃられてますね。でもここは一般の方は入れないはずですので何かの手違いでしょう。ですのでここで死んでもらって人間界に戻ってもらいます」

とその女はニッコリ笑うと周りを取り囲んでいた雲がいきない金属の様にとっきんとっきんになり、棘の様に-

ずさずさずあさざさうずうううううううううううううううううううううううううと無限に発射された。その向かってくる棘の雲の波を足に刺さるか刺さらないかぐらい飛び跳ねる様に前に進んで言きながらどんどんそれが急斜面になっていき其れの先がなくなった-

ので

「ここか!」

と下を飛び降りて落下するとその今まで通って来た棘の雲の道が俺に刺さるように落下するとその落下してきた棘が俺に立ちふさがろうと壁を作ったので周りに支店輪を展開させその歯で-

シャシャ-----------------------------------------------------------!!!

とその壁を切り刻んで下に落下すると

「よお久しぶりだな」

と神長があのカツで言う所の太陽の様な笑顔を俺に向けたので、

「泣かした代償は」

「心配かけて悪かったな」

「後は頼む」

と俺は横の奴に声をかけた。

「え・・・!?何だ!?ここ!?店長!?神長!?さっきの頼むってこれ!?いきなり変な所に連れてこれた事!?」

「じゃあ」

と俺が言うと

「え!?何にも言わなくても何でも解るって事!?俺にコイツを連れ戻せって事!?神長戻ってこいよ!!えっとと・・・」

と暫く考えた後・・・。

「カツの為に・・・!!!!」

と顔を赤くして川名は言った。

「俺は死んでるから無理だ。川名がいるから大丈夫だろ」

とカツでいう所の太陽の笑顔で言う。

「え・・・!?俺・・!?」

と川名が言うと

「他力本願」

と俺が言うと

「それにお前がいるしな」

とあの笑顔で言ってくる。

「俺がいた所で」

と言った所で

「お前最初からそれだったろ。なら最初から俺らの前に現れんな」

それに笑って神長が答えると

「戻れや」

とそれにも変わらない太陽の笑顔を湛えたままだった。

「つか俺はいなくてもいいけどアイツにはてめえが必要不可欠なんだよ・・・!!」

とその笑顔がピタと一瞬止まり、

「さっきの言葉そっくりそのまま返していいか?と言いたい所だが、今みたいに感情を表に出した言葉はお前は始めてだな。だからそんな無粋な事は止めておく、それにこれはな。仕事でもあり、カツを守る為でもあるんだ」

とそう優し気な顔で神長が笑うと、

「あなた方二人だけですから無感動なのは、感情が動かない、動じない方は」

とエリアマネージャが上品な笑顔でそう言うと、

「動じないって動じてるしつかまた皮肉ってきてる」

と俺が言うと

「おい!!本当にクビにされんぞ・・・!!お前はどうなってもいいが、俺までとばっちりを受けたくねえよ!!」

と川名が言うと、それに笑ってエリアマネージャーは、

「私にはあなた方の様な必要不可欠な方々をクビにするような権限は御座いません。今までのカツさんの心の均衡は神の長である神長さんが近くにいる事で平常運転になり、この世界の均衡は保たれていますが、この世界が殺されて神長さんが死んだ今、カツさんの死と共にこの世界は滅びます」

あの外部入力の奴が言っていた眠り姫はカツだった事が確定した時だったが、その様に俺も無自覚に動いていた。それもこいつが仕組んだ-

「いえそれは貴方の自由意志です」

とエリアマネージャーが言うと、

「それを止める為に謎解きゲームに参加する他無いと?」

「ええ、でもこの謎解きゲームに参加すると今まで以上に体に不可がかかりますがその事は承知の上でしょうか?それの影響で今名前も失っている状態っという事にお気づきですか?」

とエリアマネージャーが言うと川名がそれに驚いて、

「え!・・・?そういえば店長の名前!?それに今までの素性も・・・!?それに体悪かったの・・・!?」

と言った。するとカツが

「そういえば・・・てんちよってご飯・・・飴玉、あのネジネジをほどくとでてくる飴ちゃん一個食べている所しか見た事しかないけど、家ではちゃんと食べてるよね・・・?」

とカツが聞くので、

「ううん」

と俺がそう答えると、川名がそれに驚いて、

「ええええ!!一日飴玉一個だけえ!」

と俺の疑問は解決した様なので、エリアマネージャーの方に顔を向けると、

「不幸には興味無いんで」

と俺はエリアマネージャーにそう言うと、更に続けて

「販売はあいつしか出来ないそうなんで」

と言うと

『全ての事に興味無い』

と誰かの声が聞こえてくると

バン!!!!!!!!!!!

何かが撃ち込まれる様な音がしたと同時にこの世界が白い光と共に消滅した-

のを瞬時に-

シュルシュルシュル----------------------------------------------------------------

と支店輪で構成のネジを色々巻き戻すのを試みる。

「僕は」

とその誰かが言うので、

「つか弱いものいびり?」

とそこに立っていたその誰かに言うと、

「まだ目的が達成されて無いから結を取られる訳にはいかない」

と弓矢の様なものを構えていた。

その途端この世界は白い光に飲み込まれた。

× × ×

何か白い光がうちを包みこんだ。

その途端に自覚した。これは世界をまたいだゲームであろう事も、さっきの弓矢の野郎が顔が何故か見えなかったがそいつがさっきの店の世界の自覚している要素をうちの世界に取り入れた影響でうちは自覚し始めた・・・。うちはそれに涙を落とし始める。

「こんな猫やポニーテールや大事な人が死ぬ世界要らない」

と言ってうちはいつの間にかある教室に居てすぐ近くのそこの前にあった椅子に座りこんだ。

「全てを取り戻せば済むこと事だよ。だからカイちゃんが無く必要が無いよ」

そういつもの笑顔でハンカチをうちに差し出して現れたのはカルだった。それにハンカチを受け取らずカルの服の袖に顔を擦り付ける様に涙を拭くと、

「アンタは何も無くていいけどうちは色々あって大変なの!もうデリカシーの欠片も無いね!ならアンタ何とかしてくれるって言うの?もうカルと話してたら呆れてもうどうでもよくなっちゃったよ」

うちは口をとがらせながらカルに言った。

「そうだね。欠片も大切だもんね。でも大丈夫だよ。欠片も何も全てのテスト(謎解きゲーム)を制覇したよ。これで」

と何かカルが言いかけたが、

「え?テスト(謎解きゲーム)って終わったの?」

とうちが不思議そうに聞くといきなりうちの右横から何かがもたれかかった。

ビクとなって横を向くとうちのすぐ右横に席がうちの席と隣り合わせに席がくっ付いており、その席の横の住人のフラがもたれかかっていた。うちはそれに顔が赤くなり思わずそのまま自分の顔を前に戻しそのままぎゅっと目を瞑った。フラが・・・!嘘!!

「おい。痴漢。嫌がってんぞ」

といつの間にかうちの後ろに席があり、その後ろからフラに手で軽く揺れ起こしたのは、あの台ちゃんだった。そしてもフラは起きなかった。

「死んでんのか?キャラに似合わない事やってんな」

とちょっと不思議そうにそう言った。

「お姉さま。やっとお会いできましたわね」

と黒髪の長い髪の両方を赤いリボンで縛っている美少女がいきなり現れてそのもたれかかっていたフラを思いっきり引き剥がし椅子事横にフラを倒し代わりに自分が抱きついてきた。そして突き飛ばされたフラが床に落下する直前でカルが下にかかんで抱き止めていた。

びっくりした・・・・。まだ心臓のドキドキが止まらないがこの超絶美少女何だ?何だ?同い年ぐらいだがこんな可愛い子にお姉様って言われて悪い気がしないがこんな可愛い子会った事が会ったら覚えているはずだが覚えていなかった。

いつの間にかカルに助け起こされたのかうちの横の席で突っ伏して寝ていた。それを思わず見て、疲れてたのかな?でも暖かったあ。こいつも人間なんだなあ。思わず笑みがこぼれた。

がぶ!!!!!!!!めきめきメききききぐちゃ!!

その途端フラの右腕が何ものかに食われた。フラはその時声にならない悲鳴をあげた。

「どういう起こし方だ・・・!!!手前!!なにやってんだ!!!」

とそう台ちゃんが何かに向かって怒鳴った方向に目がぎょろとした、黒いバージョンの青鬼みたいな奴が残ったフラの左腕を掴んで片手だけでフラの形全体を持ち上げた。

「何でですのお?この方を貴方のものだと証明出来るものは何かありますの?」

と黒髪ロングヘアーの美少女はその場に似つかわしくない天使の様なこの世のものとは思えない微笑を浮かべながら言った。

「何言ってやがる・・・!!自分は自分だけのものだろうが・・・!!!」

と台ちゃんが言うと

「貴方の言う自分とはこの方の事ではないかもしれませんわよ。だってこの方無限子の兄弟の一人ですもの同じ方が無限に存在するんですもの。でもこの方は私のものになったのが先ですの」

と更に笑みをこくして笑った。

なんだろう・・・?この感覚どっかで・・・。心臓がドクドク高鳴ったまるで何かを必死に包み隠していたパンドラの箱が開いたみたいに・・・!!

「じゃあね。お姉さま貴方にパクられたこの方貰っていきますわね?と言いますか今は貴方の事を姉妹だと思っていませんが。だから貴方の事はどうなっても構いませんので全員死んで下さい」

あれ・・・?何か違和感を感じた。

と黒い鬼が霧の様にいきなり画面全体に広がり一瞬でうちを含めた全員を黒く塗りつぶすみたいに一瞬で全部黒く焼き尽くした。

死んだ・・・。真っ黒によお。後方も無く。

ん・・・?何で思ってられる余裕があるんだ。それにいるはずの自分の姿が見えない。

ぴきぴきぴきぴきぴきぴきぴきぴききいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい何かが氷が広がる様な音が聞こえた。

フラの国旗フランス、まあ、これもフラの体の一部だからフラだが、その背から羽の様な氷の様な神経細胞が画面全体(世界)に広がった気ずいた時には、

今度は、

ガッシャーーーーーン

その世界全体がいや氷が一瞬にして割れる音が聞こえると

うちら全員が元の場所で生きかえっていた。

すると空中内に

『世界再生』

と技名の巨大なテロップが流れていた。

「あ。良かった。食われた右手治ってる」

うちがフラの右手を見て思わず言うと、

「あらあならさっき右腕を食われた時にすぐお使いになられたら良かったでしたのに」

とフラに向かって黒髪の美少女が言うと共に世界全体がまた黒く消し飛んだ。

ん。あら・・・?今度は最初からうちの姿が見える。もううちの体が消し飛んで素早く再生されたんだ。はや。超高速再生か?

「不正解だ。ただの世界スロー再生だ。何度もすぐあれは使えない。だからもう死なれては困る。もうすぐあの攻撃が」

とフラが何か言いかけた時にもうすでに

ダン!!

何か画面を一突きにした音が聞こえた。

「何ですの・・・?貴方・・・?それは・・・?折角の攻撃があなたのそれによって打ち消された・・・?」

と黒髪の美少女がわなわなと震えて何かに向かって言うとその見ている先を見ると‐

無表情で弓矢を構えたカルが居た。

「これでこの世界の全面揃った」

と何も感情をこめないセリフを言うと、

「カル・・・。アンタ一体・・・?」

あれいつもの人を安心させるようなにやけヅラじゃない・・・。それに今まで劣等生だったうちらというかカルだったはずじゃ、何で優等生の一位のフラが手間取る黒髪美少女の攻撃をなかった事に出来るの・・・?そういえば、うちコイツの事何も知ら無い…。心臓が高鳴り始めた。

「カイちゃん。フラ君のグッズ使ってみたら。さっき『世界再生』した時直接フラ君からカイちゃんと繋いだから使いやすくなってると思うよ」

とカルが相変らず何も感情をこめない口調でそううちに言った。

「もうその方は私のものになってますわよ」

だからパクリになるからもう使えない。そう黒髪美少女が続けるのをうちは知っている気がする。うちは心臓がバクバクいう様な気がした。

「さっきフラ君が世界再生を続けて出来ない事を知らなかった。それにさっき台ちゃんに同じのが沢山いる無限子でどれだか解らないって言ってたけど、フラ君は同じじゃないよ。フラ君がいるお陰で同じのいくつもじゃなくて一つに纏める事が出来る特別な無限子なんだ」

とカルはそれさえもどうでもよさそうに相変らずあの無表情で言った。

「それも私が先にやりましたわ。それ以上に凄い能力になっていますわ。そう言うと系さんに嫌がらせされますわね」

とカルに向かって黒髪美少女は言った。

うちの脳のどれかがそれを聞きたく無いと反応し、その心を壊される感覚を打ち消すようにうちはスカートのポッケからカードを出し、

「フラグッズ構築!!!世界と繋がれいや世界自身になれ!!系ちゃん探偵証明!!!!」

とうちはそう叫ぶとぎゅっと目を閉じた。

日本の国旗が現れその背に氷の神経細胞が現れて世界(画面)にどんどん広がる。

うちに一般のどこの本の書いて無いであろう知識がうちに集まる。

うちは目を開けた。

「犯人はお前だ!!!!」

とうちは犯人に向かって指を指した。

それはカルだった。がそれさえもどうでもいいかのように無表情だった。

うちはなんでか解らないが涙が出始めた。

「カル・・・歌姫を守る為に犯人になったんだね」

うちの涙が地面に落ちた。

するとどこかから飛んできた黒い矢がうちに刺さった。

「ああ。それも私が先にやってました」

と言ってナイフをうちに向かって振り上げてきた。

ダン!!

カルによって放たれた弓矢によってそのナイフが吹っ飛んだ。

その途端黒髪美少女は顔面蒼白で地べたに座った。

うちはその途端倒れて意識を失った。

というか死んだ。それを地面に落下する前にカルが抱き留めた。

あれ・・・うちは死んだはずなのに何でその光景が見えるんだろう?

「あの時の第一回目のテスト―死のテストなの・・・・・・・・・・・・・・・・!?」

とうちは言った。

「あれやっと解りましたの?」

と可憐な笑顔をうちに向ける妹。ん。これはさっきの系ちゃん探偵証明をした時のうちの違うバージョンのうちだ。これはその同じ時を無限に世界が分かれ同じ自分が同時にいくらでも同時に存在して動ける、自分が同時に何通りもいるという擬人化された通りが自身の能力、ん・・・ならフラが通り自身・・・?いや違う・・・!!なにか解っているのに出てこない感覚、とにかくいま思いつくのはフラのグッズをつかって何通りもの世界を無限に同じ時を存在できる『同時再生』の能力というかそれ自身、それが擬人化された存在がフラだ。後世界再生シリーズというかフラが自分でやっている技名自身もフラそれがフラの特別な無限子というその特別な何かで今のうちが存在できるんだ。だからうちはこの時死んでなかったから今無傷で別の世界だからこの時同時に存在しているうち達に気ずかれないし気ずかれようとも出来る。とうちに気ずいてないのか、同時期に存在している別のうちが喋り始める。そして画面を支配していた文章のうちの一人称のうちも今のうちととって変わってこの時からその時のうちに変わった。

「何であなたはあの時死んだはず・・・?」

あれ?妹、今変な事言わなかった第一回ってうちらが受けているのは最後のテストじゃ・・・!!

「何言ってますの?私は第一回目のテストですわよ」

と微笑んだ。その時フラッシュバックした。そうだ。あの時の歌姫はそういえば、第一回目のテストの英雄の一人、通り名が『始まりの歌姫』、テレビでやっていた。「生きて帰ってこれて良かったです」と言う発言は有名だ。そしてオラちゃんはあまりの強すぎる事から他の受験者を寄り付けなかったと有名な最年少の『一人だけの天才』、そして猫耳とポニテは『連鎖の姫君達』それぞれ別のテストだ。だから時間軸が違う筈それが何で最後のテストを受けていたうちらと繋がっていたんだ?それよりうちは過去のテスト即ち―過去と繋がっていた―?それにオーちゃんが今出てこないのはもう妹に殺されたから、うちはその時目の光が失われた様な感覚に陥った。

「そんなに推理する必要ありませんわだってお姉様はこれから死ぬのですから必要ないでしょう?」

と微笑んでその時うちの系を一つ掴んだ。あれいつの間に・・・?それをぐっしゃと握り潰した。その途端うちの体全体にヒビが‐

ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と何かを打ち抜いた音が響いた。その瞬間妹が爆発して消滅した。

「今の何ですの・・・?」

と死んだはずの妹がさっきな不敵な笑いとは違う恐怖の表情で手を見て震えていた。

「手前まだ気ずいてなかったのか?偽りのラスボス。あれ見やがれ」

と台が憎々し気に指だけで指し示す。するとそこには―人間では有り得ないぐらいの巨大の空間全体がその弓になっている系で出来た弓矢をこっちに感情の無い顔で向けていたカルが居た。うちは自分も傷一つ付いてない体に戻っていた事より―

「カル・・・・!!!!!!!!!!!」

うちは嬉しい悲鳴を上げていた。だがなんかいつもと違ってなんか感情が無いみたいな―うちの心臓がなぜだかドクドク言い始める。

「もう君は死んでる。その可能性を先に見せた」

その感情がない顔で淡々とした感じでカルは言った。それに対して恐怖の表情でカルを見て震えていた。うちもそれを見て嫌な予感がした。

「系ちゃん。探偵証明!!!!!!!!!!!!」

うちは叫んだ。探偵の衣装に一瞬で代わりうちの系がカルの方に突き刺さる。避けれるのに避けなかったそんな感じがした。それすらももうカルにとってはもうどうでもいいくらいの―うちは心臓がドクドク言い始めた。

「カルは最後のテストのドミノの時も最初からもうフラがクリアする前に全部を捕っていた・・・。それをうちらが気ずかなかった。それはこの最後のテスト自身も惑わした。それは長押しスイッチ。物事を先延ばしに出来る系をカルが使える・・・」

うちはおそるおそるカルの方に指を指して

「そしてカルは過去系自身」

それで全部のテストを全てあのドン!!!と言う射抜いた音が時々聞こてた。カルは全てのテストをもう手に入れていてバラバラだったテストをあの弓矢で撃ってドンと一つのテスト―単体にした。

「それでカルは単体系で」

そして―

「この世界の全部全系より更に先をいく限定されない系」

とうちはもう完全に疲労で下を向いていた。もうこれ以上言えない・・・!!歌姫が死んだはずなのに生きてたのは―このテスト全部を過去系で繋いでそれを一つにした為、生きている系が流れて死んだはずの系が生き始めた。そううちらは系自身だったのだ・・・!!それを曖昧に生きてた何故・・・?それで未来系自身で客体で終わり自身の系の台で区切りをつけ範囲を限定して一つにする布石をカルが作った。それを呼び寄せたのが総体自身であるフラ、主体であるリーダー的な系である系である為うちらはそれに逆らえない為に自然とそこに集められる。それに現在系で現在に戻す事が出来る為先程の氷の時も。

「歌姫を助ける為に犯人になったんだね」

うちは悲しくてカルの無感動の顔を見て言った。感情の無い顔。そうだ。もう世界はカルの手中にもうあるんだ。生かすも殺すももう決定している事なんだ。うちの顔を無感動の顔で見るカル。その時にうちは倒れた。妹に系を食いつぶされていた。それを台とフラは驚愕の表情で見ていた。うちは死んだ。死んだのに何故そんな事が解るんだ・・・!!

「お前に懐いてただろ!!!それを・・・!!今まで止まってたのも今の系を見てた顔も本当はまだ感情があるんじゃないのかこの無価値野郎!!!」

と台が激昂してカルに向かって言う。ああ。この子はあの時の子だ。本当はいい子なんだ。

「知ってた?系ちゃんは台君とフラ君と仲良くなろうと必死だったんだ」

それを聞いて台とフラはちょっと悲しそうな顔でお互いを見つめていた。

「まだやれる」

と不敵な笑いで立ち上がったのはうちだった。え・・・?何でうちが・・・?

「初めましてじゃないけどな常に居たしな」

と不敵な笑いで言ううち。もしかして・・・?

「俺は無意識を通り越した枠無し無系だ」

とそれに驚愕の表情を浮かべて見ているフラと台。それに無感動の瞳でそれを見つめるカル。

「アンタの目的はこの曖昧になっている人間だと思い込んでいる俺らを自覚させ本当の系にする事そうすれば死という概念がなくなるからな。でもアンタ甘いよ。もう出来てるのにそれを俺らに選ばせてるんだ。系も好きになってたんだアンタは。躊躇してたら本当に好きな奴は守れない」

と不敵な笑いで言う―これは―

「だから俺この最後のテスト自身になってた。そして系を守れる様に最初から仕組んであったんだ。ほらアンタらのカードに書いてあった、まずはフランスは一番になる事、そして台は悪役になる事、そしてカルは人間に成る事―」

と不敵な笑いを残してそして最後に奴は言った。

「じゃあな。これで終わりだ」

と不敵な笑いをした途端にその言葉自身が鍵になっているのかうちらは飛ばされた系となってその時に「勝手に殺すなちび」と言ったオーちゃんの声も聞こえた気がした。それで道が見えた。そうかオーちゃんはうちらの道自身の道徳系だ。そしてそれを無数の鎖を通っていく。ああクラスのみんなはこの時の為の鎖になってくれてたんだ。そして最後の系は無限系の兄弟の長兄の能力の全てを二番に押しやる事が出来る能力で今ここに引き寄せられた。そして最後に-

「じゃあな。系」

と言うアイツの声―むさん・・・・!!!!!!!でもあれ・・・もう名前も忘れてしまった小学校のドイツ人の名前を思いっ切り名残り惜しむように叫ぶ様に呼んだ。

× × ×

うちはみんなに感情が伝わる系だった。それが嫌でうちの心は壊れた。がそれを曖昧にし、正体を解からなくする正体自身の正体になった。そして分散されたうちの感情でも他の人みたいに相手に伝わらない様にする為にうちの中を第三者自身に伝わってしまったうちの感情を台自身が外に持っていき、そして総体であるフラ自身が主なうちが外に漏れてしまっている感情を外に持っていく事でうちが普通に生きて居られる様にしてくれたんだ。あのドイツは。台とフラは常に遠くにいるけど関係は常に共にある大切な悪友的存在だ。

ん?外に?フラも台も外になんて行ってないぞ・・?

「ここで系ちゃんは大好きなフラ君と台君と別れてなぜか僕と系ちゃんと二人旅するって流れになるから」

と無感動な顔つきと口調でカルは言った。あ・・・!!主語が傍観する様に見てたうちに戻っていたのが解った。そうか、もう一人のうちはカルの感情を取り戻そうとして―ん・・・?何でだっけか?たしかカルコイツが-

「系ちゃん。自覚したね。残念ながら二番だったけど、でも順位なんてもの考えるだけ無駄だから、遅くても早くても関係無い」

と淡々と業務連絡の様に言うカル。あ・・・?その時外部入力も今の世界の全ても含めてうちの脳に流れこんできた。そうかあの時二人にうちが分かれたのはシークレットの本当のテストに行く為のものだったんだ。それをカルがやった・・・?

「カル・・・アンタ相変らず恐ろしい程の力・・・?そんな能力さっき出てたっけか・・・?アンタも他の世界の奴らもぶっ倒したいってか?なんかもう何もかも興味なさそうなのに何で?」

うちはカルに尋ねると

「まだ、目的が達成されて無いから結を取られる訳には行かないからね」

無表情、口調も変わらないのに何か強い意志を感じられる言葉だった。うちはそれに思わずドキリとした。

「ま。僕の能力じゃなくてごじゃついてる方のなんだけど」

「え?ごちゃ?なんだって?」

うちは思わずそう聞き返した。いきなり真面目モードからいきなりお笑いモード・・・?もうこいつの事はこの世界の全面制覇した今ならコイツの事をうちが一番に解っていたつもりでいたがやはり一番コイツの事はうちが一番解らない。

× × ×

ハッ・・・!!うちは互系の世界のシークレットでは無い結末を無意識のうちに自分の世界を過ごしながら同時進行で脳の片隅で見ていたがそれが今は100%本来のうちに切り替えられた。

ヤバイ・・・!!もうあっちは自分の世界の謎(世界の問題)は全て氷の様に溶けてもう全開運転の状態でうちは何もこの世界の謎というか謎解きゲームはクリアしていない状態だ。このままではうちが奴らに殺されてしまう。特にあのカルデレッリとかいう奴はまだ結になる訳にはいかないとかなんとか言って人殺しの顔で言っていた。いいな。あっちの主人公の互系は近くにカルデレッリとかいう奴がいたりして、何を考えているのが訳解らないさそうではっきりいっておそがいが今の天涯孤独のうちよりはましだ。ん・・・?全開運転・・・?何でそんな不気味なキーワードが出てきたんだろう・・?それはいいとしてこの世界の謎解きゲームのクリアする条件が解らない。次に動く手だてがほしい・・・!!それには何となく王子にも近ずけた唯一の手がかりの今は名前を呼びたくないあいつが必

要だが・・・!!その王子という言葉にうちは思い出したくない不安で一瞬下に顔をおとすして顔をあげるとそいつがこっちに向かって視線を向けて笑いかけてきた。ビク・・・!!殺される・・・!!うちはその視線から逃れた。

「またか。いつもの様にちょっと入口のドアの隙間をあけてじっとこっちをみて俺らがそっちを見たら、隙間を空けたまま隠れてまた見ての繰り返しそれここ最近毎日じゃん。正直いってさっさと入ってこればいいのに今日いつもの様にお前が呼んで入ってくる様に言っても中々入ってこねえし。あの嬢ちゃん、そういう病気?」

という声に理科室の入口のドアから中の様子を伺っていたうちはびくっとなった。そのままその声の主、制服の上に白衣に着ている奴はもううちに関心を失くしたのか、机に置いてあったピザを食べ出した。うちはそれを見て生唾を飲み込んだ。

「コラ。イル。そうじゃなくてそこはかわいだろ。カイちゃん。こっち来て食べな」

手招きしてさっきのうちに笑ってきた奴が言った。

のでうちは我慢出来なくなって高速でドアを開けてそいつらの近くに置いてあったピザの方に瞬間移動するとじっとピザを見て、うちのねらっていたグラタンピザを取ると一口でそれを食べた。

「うわ・・・!!まだ俺が一切れ食べただけなのにもう一ホールが消えてる・・・!!なんだ!?コイツ・・・!?また毎日恒例のパターンか・・・!?」

とさっきの冷めた顔を驚愕の表情でイルと呼ばれた奴は言った。確か笑ってきた奴が紹介してきたが名前はイルパラッツオだった。うちはそのまま白いカーテンで仕切られてるベットの方に行ってそのままシャッと勢いよくカーテンを開けてその中に入るとそれを勢いよく閉めてそれをちょっと開けてその隙間から外の様子、仕事机で顕微鏡で何かを見て仕事をやっている奴の姿を見だした。それに気ずいてこっちに視線を奴、ワトソンがこっちに視線をやってきたので急いで隙間を空けたままカーテンに隠れた。

「またかコイ・・」

とイルパラツッオが言いかけたら、

「カイちゃんだよ」

とワトソンが言うので、うちはまた隙間からそっちの方を見だした。

「カイまたそっちの方に行くのな」

とイルパラが言うので、見るのに飽きてシャッとゆっくりカーテンを閉めて、ドーンと体全部をベットに預けて寝そべったが背負っていたリュックが邪魔だったのでリュックを下してその中に入っていた漫画を寝そべりながら読み始めた。その一冊を読み終えたらベットから立ち上がり、そのまま超高速で理科室から出て行きそのまま理科室のドアを閉めるとトボトボ廊下を歩き出した。うちの唯一の学校の楽しみである王子は消息不明だ。警察組織の代表である王子は部下が解決出来ない事件に自ら行きそれから消息不明だという噂だ。その事実を思い出して目から光を失わせてフラフラあてもなく歩き始めた。その何もかも、不幸の底に突き落としたのは、あのワトソンの一言だった。アイツの一言で世界が動いた。悪い方に。アイツは主人公であるうちが自覚しなかったら始まらなかった戦争、最後の結末の世界の一つの世界になるまで世界を殺すゲームにうちが王子とうまく言った幸せの絶頂であったその時嬉しさのあまりアイツに話してしまった為、その当て付けかその時言ってきた。ブスが何を言ってる。うちの笑ってる顔が気にいらない。アイツは関節的にうちが解る様に言ってきたのだ。もしかしてヴィンネツィアはもしかしてあの人の言っていた仲間の一人なんじゃ・・・!?そう言えばヴィンで始まる奴って大抵犯罪者とか悪役が多い様な・・・。そう言えばヴィンネツィアはもとから謎解きゲームの参加者でライバルでうちの敵だ。うちは不安で心臓がバクバクいい始めた。うちはそれを紛らわせようと走ってそして自分の教室に辿り着くと自分の席に座ると顔を覆い隠す様に机に突っ伏して寝た。ガヤガヤと生徒が喋る声が聞こえる。うちだけ何も喋らずにいるのは人に気を使わなくていい分気楽だが今はその世界の中で立った一人のその事実は今のうちの傷を更に深くえぐった。誰か助けて!!!!!!!!!!!!!!!!世界みんな敵、その誰かなんていないのにうちは心の中で絶叫した。

「カイちゃん」

その声に跳ね起きそちらの方、廊下を見るとその開けっ放しになっていたその入口の廊下の方にヴィンネツィアが居た。嘘・・・・!?よく他のクラスから友達が遊びに行ってその友達を呼ぶうちの憧れていたシュチュエーションだ。その事実に思わず顔がにやけたが、

「うわ。凄い嬉しそうな顔しとる」

イルパラッツオとかいう奴も横にいる。うちは机にまた顔をその瞬間隠した。違う・・・!!あれはヴィンネツィアは敵だ・・・・!!あの人がまた仲間を使ってまたうちに・・・!!助けて・・・・!!誰か・・・!!うちはまた絶叫した。

「ほら。もう行こうぜ。お前が何故か今から仕事場のみんなで映画ヴェノム観に行くからって時にカイちゃんもこの映画観たそうだから誘お。カイちゃんがイルの事気に言ってるからちょち来てみって言うから仕方なく来てやったけど明らかに最初から嫌われてるじゃねえか・・・!!いい加減にしろよ・・・!!お前・・・!!」

とちょっと怒鳴り気味でヴィンネツィアで言うのが聞こえてくると言葉に破裂しそうだった心が止まり次々とあの人にされてきた事が次々と思い浮かんで絶望が溢れだす思考がその瞬間停止した。確かにヴェノムは観たかった。でもまだやって無いんじゃ・・・?それにそんな事言ってないし、イルパラの事はヴィンネツィアの友達だけあって中身は無いけど顔は神的に超絶かっこいいな類は友を呼ぶってか?って目の保養になるからよくいけない事だと解っていたが無意識のうちによく見てしまっていたが誰にもんな事言って無い・・・!!それを何故・・・・!?

「ちょち。シッ。今のでカイちゃんに聞こなかったのかもしれない」

と言うヴィンネツィアにぎょっとした感じで

「おい!!明らかにお前の読んだ後に俺言った・・・」

とそれが言い終わらないうちに

『可愛いカイちゃん』

とヴィンネツィアが呼んだのに顔を赤くした跳ね起きて思わずヴィンネツィアの方を見ると、メガホンを使っていた。あいつあれ何処から取り出した・・・!?やばい・・・!!見ちゃった・・・!!うちは顔を赤くしたままそのまま机に突っ伏した。

「ちょ・・・!!おま・・・!!俺に五月蠅いとか言っといた矢先にお前が何やってんだ・・・!?」

「ちょい待ち。今のでカイちゃんが眠くなっ」

と言いかけたとこでイルパラが

「言わせねえよ!!お前何でも人の所為かよ・・・!!」

と二人で漫才をし始めた。

「ねえあの人、あの有名な国の数以上に無限に広がるエリート組織を束ねる代表の子じゃない?凄い・・・!?こんな所に来るんだあ・・・?やばくない・・・!!超かっこいいんですけど・・・!!」

と女の子や男の子がヴィンネツィアの事でガヤガヤし始めた。あいつはそんなたいした奴じゃないうちがよく知っている。皆それを今ので解るはずだがその事実を見ようともしない。何でも見た目で判断するいつもの世の中だ。こういうのは王子だけだと思ってたけど、何でコイツもこうなってんの・・・?いつもコイツの事なんて言って無かったじゃん・・・!!そうイライラし始めたと時に-

「かわいカイちゃん・・・・ちゃんちゃんちゃんちゃん・・・・ちゃ」

何故かエコーみたいにヴィンネツィアがやっぱり自分の声に自信があるのかメガホンなしで言いはじめた。てっこいつはいつも自信ありそうだけどポンコツの癖して。それを見たらイライラしたのが阿保らしくなって死んだ魚の目をしてヴィンネツィアを見始めた。

「ねえ、あの子カイちゃんって言ってたけど、景さんの事だよね?景さんの事好きなのかなあ・・・?何でえ?あの国機を開発した天才だから天才と変人は紙一重っていうから頭のネジがあたしらとは違うのかもお。景さんに告白しにきたのかなあ?ちょっと景さんに聞いてみよ。景さん」

とはしゃいだ声でうちに同じクラスの女の子が話しかけたてきた。嘘・・・!!話しかけられた。その嬉しさから思わず、

「ななんなに・・?」

思わずしどろもどろになってしまった。

「ねえねえ。告白されたらどうするの?それとも付き合ってんの?」

と聞いてきた。

「違うよ・・・。あの・・・。うち・・・私は好きな人がいるから困ってるんだけど・・・ゆう事聞いて・・・くれなくて・・・」

うちは顔を赤くしながら下向き加減で小声で言った。ストーカーみたいに言ってしまったがあいつはもとからサイコパスだから調度いいだろう。アイツはどうでもいいから気を使わなくてもいいから気が楽だ。

「きゃー!!強引・・・!!」

聞いてきた女の子は何故か凄く気持ちワルイアイツの生態を言ってやったのに何故か黄色い声をあげていた。

「あのお。景さんに告白しに来たんですか?」

と廊下に出て同じクラスの子がヴィンネツィアに顔を赤くして質問し始めた。

「うん。悪いけどカイちゃん呼んで貰えるかな」

とヴィンネツィアがそう言うとその子が顔を赤くしたのとクラス中の女の子がきゃーと黄色い声をあげたのと同時だった。

「景さん。呼んでるよ」

とヴィンネツィアに最初に声をかけた女の子がうちを呼びに来たが明らかに解ってたけど出て行くのが嫌だったんだよとその子に今の状況では言えなくなってしまった。シーンと静まりかえった教室。皆の視線がうち一点に注目している。いつもの変な気持ちワルイものをみる白眼視している視線じゃない気がするのは有り得ない事だが、カチンコチンに緊張してきてロボットの様ギクシャクとした動きでやっと廊下へと出てヴィンネツィアの前へと出たがまともに顔を見れない状態で恐る恐る上目使い気味でやっと顔を見て見ると、いつもの余裕気味の笑みを浮かべていてそれを見てみんなに見られているなか緊張気味で心臓がドクドクして張り裂けそうなのにコイツはうちの気も知らないで、そういえばコイツに気を使う必要無かったと思ったらなんだが緊張するのが馬鹿みたいというか馬鹿だと思ったらイライラした。

「カイちゃん。好きだ」

と有り得ない言葉がそのコイツの言葉が出てきたのでうちの目が驚きで飛び出た。

「マジで告白しやがった・・・!!」

とイルパラが呆れた様に驚いていた。教室のみんなが驚きでざわめいた。え・・・?景に彼氏ができんの・・・!! アイツには断る権利ないだろ。だってこれ逃したらこの先アイツにそういうの無いもんな。うちはそれを聞いてイライラの気持ちが沸点に達した。ちょっと何か優越感に立っていた自分がちょっといたがそんな自分を消し去りたかった同時にコイツの手を強く引っ張って走った。

「ちょっと来て・・・!!」

と言ったたのと同時ときゃー展開はやあ!! と黄色い声がクラス中に聞こえたのと同時だった。

「カイちゃん。ヴェノムそんなに楽しみにしてたんだ。僕も」

とヴィンネツィアがそう声を発したので、

「映画早くみたいから急いでんじゃないわ・・・!! 映画なんていかねえよ・・・!!」

思わず顔を大きくして怒鳴る様にヴィンネツィアにツッこむといつの間にかみんなが見えない所まで来ていた。

「じゃあ。俺は映画観ないだったら関係無いから」

と言ってそれに着いてきたイルパラも帰って行ったが何故かそいつは帰らなかった。

「何で・・・来た!!!!! うちは王子様が好きなのに!!!勘違いされるやろうが !!!王子様の耳に入ったらどうする!?」

うちがそうヴィンネツィアに怒鳴る様に言うと、

「その王子様との舞踏会に行く為に謎解きゲームの全面クリアをする次の攻略方--パズルルートを知りに僕の所に来たんだよね?」

その何もかも見透かした様な顔で言われたので思わずドキとした。

「何で解った・・・?」

と上目使い気味で思わずみると、

「カイちゃん。正直だから解るよ」

と可笑しそう笑った。

あの最近のおかしな行動コイツじゃなくても解る・・・!! と思うと恥ずかしくて顔が真っ赤になった。

うちは皆から疎外され人とは違うもの、変だからの理由で疎外され続けた。裏切りもののあの人の仲間であろうとなかろうと悪人も全てうちは仲間外れなんてしない・・・!! みんな受け入れて変な奴でも生きやすい世の中を作る・・・!! 息子ワトソンを育てて・・・!!

「でも・・・うちもドベの成績だし、あんたもかっこつけてるだけでドベだし、何も出来無い・・・!!」

でもうちはそれ以上行っても絶望しか待って無いのに無理やり前に進んで来た・・・!!だからうちは諦めたく無い・・・!!

「カイちゃんは何がやりたい?」

そんな事、うちに聞くかね?まあ母親の気持ちで大目にみて答えてやるか。

「うんとね。うちが監督だったら、まともなシーンが探すのが難しいっていうか、いや寧ろ無いぐらいな。エロイシーンばかりで作るかな。ほら失楽園的な。失楽園みた事が無いから解んないけど、とにかくエロイんでしょ。あれ。アンタも二番目にエロイから二番目ぐらいにエロイシーン沢山にしといてあげんよ」

「え・・・? ああ。そうきたか・・・!! さすがカイちゃん・・・!! 新しい・・・!!カイちゃんはエロインだ・・・!!」

と感心した様に言ってきたので、バシ!! とハリセンで叩いて、

「そこは普通にヒロインでいいわ!!」

と思わず照れ隠しで言うと、

「カイちゃん。気にいってくれてる所悪いんだけど、ちょち違っていや大部分はあってるんだけど・・・カイちゃんの最終目標的な」

と冷や汗マークを一個顔に張り付けて笑って言ってきたので、うちはいきなり真剣な表情で笑みを消して、

「ワトソン!! 行くよ!! 王子様の舞踏会に・・・!!その為にうちは結末を手にいれる・・・!!というかもう結はもううちのものになったつもりでいる・・・!!」

自分で言っといて何だが何か心の奥でナイフで刺された様に心が痛んだ。

とうちが言うと、

「そだね。結はもうカイちゃんのものになってるから次は転か」

「え・・・?転って何・・・?結をとればいいんじゃないの・・・?」

うちが聞くと、ワトソンが

「世界の体を構築する為には話しの流れまたは現実の流れ両方でもあるんだけど、それを動かさないといけないんだけどそれを起動させた事で構築されるのがまず世界の体、まあ僕らの体なんだけどそれを構築する骨組が大体わかりやすいのが、四部構成で起承転結に並び替えるとパズルルートが見えてくるんだ。その世界の体を構築する事を全部纏めていう名称が機点」

「何か解らないけど、早くやりたい」

コイツなんか焦らすな。

「風の音が聞こえない?」

え?風の音?うちは耳を澄ませたが全く聞こえ無かった。

「聞こえない・・・!!音量あげて・・・!!そういえば小学校の頃先生が理科の時に風の勉強とか言って風の谷のナウシカみせてくれた・・・!!アニメ的な感じで言ってよ・・・!!」

とうちはちょっとイライラ気味でテンションただ下がりで言うと、

「カイちゃん。あげてこうか!」

とうちとは正反対の口調でワトソンが言ったのは、某アニメのセリフでうちはそれでぱあああとテンションマックスでポケットから日本の国旗のカードミラーを出すとそれを親父仮面のシャープペンで日の丸を押すとうちは探偵カイちゃんの魔法少女カイちゃんの制服に変化するとうちは魔法少女の魔法少女のステッキぐらいのシャープペンを持っていた。親父仮面のシャープペンのマスコットもそれと合わせて大きくなっていたがそれが親父仮面の第二形態ブラック制服バージョンになっていたので、それを思わずペットボトルの蓋を外す様に回すと、ルーラとルクスが入れ替わる様にチカチカと入れ替わる様な二重の映像の様なものが現れた。

「ワトソン!!アンタが開発したのを自慢したんだろうけど、もう二つのは見あきたし自慢にならねえよ!!新作よこさんかい!!うちはお前の体を使いこなすソーサラーの一番上位になる女じゃ早くしろ!!」

とうちはワトソンに向かって怒鳴ると、

「さすがソーサラーカイちゃん!!何も見なくてもこれが機転のセットアップ運転の初期画面って事が解ったんだね。やっぱり僕を乗りこなすのはカイちゃんしかいない!やっぱカイちゃんは生きているだけで世界を動かせるんだ。それにふさわしいのが今のこれからなる機体だよ」

男の子って好きな物を喋り出すと長く一人で喋ってるそれがこの状態だった。

「ワトソン!ロボットオタクなのは対外にしろ!!その機体にするにはどうすんだ・・・!!」

「カイちゃんの生きる音を聞くんだ。それによってカイちゃんの体とこの機体を連動する事がいやこれはカイちゃんが生きる事によって動くカイちゃんの為の機体だ」

とあの時の謎解きゲームのヒントを与える時のセリフになる。そうか謎解きゲームを自分のものにするのには自分で答えを言わなきゃならないんだ。うちはその途端目を瞑った。うちが生きる事によって動く、皆に早く死んだらいいのに、生きてるだけで迷惑。うちが生きてる事で何かが動く、この機体がいる間はうちの生きる事にも意味がいや意味が無くてもこの機体は動く・・・!!そう思うと何かがここによくなってきた。心臓の音がトクトク聞こえるはずの無い音が聞こえた。その瞬間蛇の様な龍の様な長い赤い機体に変わっていた。

「何これ・・・?どうやって動かすの・・・?」

とうちはその機体の中にいつの間にか居た。

「カイちゃん。後はさっきと同じ音を聞けば--」

うちはそのワトソンのそのヒントで目を瞑って聞えるはずも無い風の音を聞いて

「時代の流れを操作せよ!!」

と言うといきなりその機体がダンゴムシの様なまるで球体みたいな形のボールの形になった。それがいきなり転がり始めた。と思うと円を書き始めて凄い速さで動き始めたと思うと、いやこれはまるで・・・円グラフだ。円グラフがドンドン出来上がっている・・・!!

『そうこの機体の名前と生態はグラフまたはグラフ運転--』

とワトソンの声が聞こえてきたので、

「待って解った!!これは機構で機械の中身が逆転!!機械装置が変形というか、現実の形成が逆転、今までの常識が覆る機転・・・現実(機点)の転の部分・・・ペットボトルの蓋あけ運転・・・!!でしょ!!」

とどや顔・・・で言った!! 勿論ウケ狙いだった。ツっこんでほしいお年頃なのだ。

『さすがカイちゃん! そうそ。構築運転・・・いやペット運転だよ!』

うちはそれに目を飛び出して顔を大きくして、

「嘘こけ!! 明らかに構築運転一択だろ!! カイちゃんは嘘を吐かれるのが一番大嫌いなの! ツッコンでほしいお年頃が貴様には解らんのか!! カイちゃん!ぷせっとなっちゃたよ!」

『え?あってるけど』

とキョトンとした感じで言うので、

「お前!!後で覚えてろ!マサルさんのウオンチュやってやる!!」

「うん。楽しみに--」

と言いかけたので、

「はい! サイコパスの息子終わり!ワトソンじゃ無理だろうけど、普通の息子に戻って--そういえば、いつの間にか円グラフを作り始めた辺りから教室とか見えなくなって、なにか機械の歯車というか文字みたいな模様とかが埋め尽くされた空間にいるんだけど・・・!」

『ここは体の中もとい生きる組織(機構)、組織は代表の体だからあの時みんな代表同士で集まった時は自分の体の組織、式を作りかえて組織会用の場に自分らを創り変えて辿り着いた場だからだから代表でしか来られないんだ。まカイちゃんは知ってるだろうけど、話しの流れでね一応ちょち言ってみた』

え?どういう事・・・?同じ場が同時に何人も、何個も存在してるって事・・・?なんじゃそれや・・・?

と言いかけた所で、

「あ、最初の地点にもうすぐでくっつきそう!!完全に円が出来上がる!!でこれは何処に行くの・・・?」

『体をその対戦したい相手に自分を作り変えてその相手の体の中(機構)を探求して、体の中ルート、その誰々の体の中ルートに行ってその人の一番命の元になってる芯をとって、その体を自分の体として機能出来る様にその体を操作出来る様になって、ソーサラーになれるか--そしてその体を制覇した時その時このシークレットじゃない方の謎解きゲームが制覇出来る』

とワトソンがそう言うと円グラフが出来上がった。

ん?ここは何処だ・・・?明るい・・・?白・・・?ん?白い白衣・・・?にもたれかかる様に椅子に座っている。何かちょっと暖かい・・・?このままちょっと寝ちゃおうかいいよね。最近ついてなかったし、その白衣に体をもたれかかったまま顔をちょっと上にあげると白い首がちらっと見えた。何この首今までの中で世界一エロ・・・うちは思わず生唾を飲み込むとちょっと顔をあげるとちょっと冷たい氷の様な目の色素の薄い髪で色白の--グラース--!!うちはいつの間にか椅子の上に座ったグラースの膝の上にのっていてフラースの体、胸の当たりにもたれかかるようにしていた・・・!!うちはそうきずいた瞬間離れるのではなくてそのままその胸に顔を隠す様に顔をうずめた・・・!!うち・・・!!何やってんだ・・・!?そうパニックるが--落ち着け落ち着け、グラースって世界の医師団の代表だったんだ・・・!!そうじゃなくてここは保健室で・・・フランスで・・・!?と思った瞬間、その保健室のドアがガラガラガラと開いた。

「アイスリーゼンベルトの痕跡を全て消去した。これでとって入れ替われる」

と入って来たのは--うちはその瞬間顔をあげた。

--!!グラースの膝の上に居るのに保健室の扉を開けてきたのもグラースだった。

「随分手間どったな」

とうちが座っている方のグラースが顔色を変えずにそう言った。

そう言われたグラースは皮肉気な笑みを浮かべた途端--王子の姿に変わって何処かに消えて行った。その途端・・・心臓がドクドク言い始めた。


「グラース・・・!!アンタが王子を殺してパクろうとしてもお前は本当の王子になれない・・・!!」

うちはそう言いながら思いっきりグラースの膝に乗ったまま体当たりをかましたが、そのまま椅子がちょっと動いただけで倒れるまで行かなかった。

「小さいな。力までアリの子」

とグラースが言った途端うちは立ち上がった。こんな奴に一瞬でもときめいていられない・・・!!

「お前を殺して!! お前をうちのものにしてやる!! お前の芯を奪う!!!」

うちは叫ぶ様にして言うと、

「え?アリの子の力で出来るかな」

とその年相応のからかう様な口調の笑みに思わずうちは、シリアスモードからギャグモードに戻って、

「ムキ――!!グラースなんか弱い!!うちはグラースに勝つ!!」

「カイが欲しいのはこれかな?」

とうちが言うとからかう様な笑みを浮かべたまま、何やら車のキーの様なキーを取り出した。嘘・・・!!命の芯ってこんなんなんだ・・・!?

「それってどうやったらもらえるの?えっとレベル的には・・・」

とうちは恐る恐る聞くと、

「レベルが1から12までだとすると12かな」

と言うので、うちはその途端真っ白にもえつきそうになったが何とか押しとどまった。こいつが謎解きゲームでもトップの事忘れてた・・・!!と青ざめてそれを悟られない様に、

「お前と違って、王子は、大量生産できる様なのとは違う!!王子は世界でたった一人!!お前なんか!!王子になれない!!」

とうちは去勢をはって捲し立てる様に言う。いかんいかんこいつはもとはグラースでも憎き王子を殺した敵なんだ・・・!!心を許すか・・・!!

「こんな無価値なものくれてやる」

と笑みを消してすっかり、あの大人びた表情と口調にガラと変わって言うのと鍵がいつの間にかうちの手の中にあったのと同時だった。

「やた!これでグラース殺せる!!」

うちは思わず、ぱああとなって言うが心の中で何かが違和感が感じたのと同時だった

「がそれが邪魔にならないといいが」

とグラースが何も浮かべない表情と口調に思わずぞっとするのと、

「グラフ!!!」

とその途端、パリーンと保健室がガラスの様に割れると機体の名前を呼んだらその途端赤い竜の様な機体が保健室に進入してきた。

『お前がパクる前に先にやってる』

『使うわ!!!』

それと同時に沢山の暴言が進入してきた。

「うちは聞いて無いのに何でそれをうちに言ってくるの!!」

とうちの心は悲鳴を上げそう叫ぶ様に言うのとグラフが保健室を完全に破壊したのと同時だった。空虚な空間だと思いきや、無数の言葉がうちに当たり、うちの体にヒビが入り始めた。

「グラース!!お前もあの人の仲間か!!お前なんか最初からいなければいいのに・・・!!」

と泣き叫ぶ様ににグラースに言うのとぴききききとうちの体が割れ始めた途端、

「カイ。そのアリの子の脳」

と氷の様な表情で言うと

ねむ

とグラースが言うとグラフと暴言によって壊された背景が氷の様に一瞬の様に世界中が凍ると同時にいつの間にかフランスの国機が出現していた。その背中から繰り出された氷が一瞬にして世界に広がっていくのと同時にうちは普通の体に戻っていた。

「らせながら戦えカイ」

とグラースが言うのと同時に、

『問題出現。問題名 グラース』

とグラースの横に文字のテロップが映し出された。

「言うまでも無くそうしてきただろ。カイ」

それに一瞬心臓がドクンとなったが、何コイツ・・・!!

「お前はうちの事何も知らない癖に!!」

嫌、あの人からうちのプライバシーも何もなくばらされてコイツは--グラースはあの人の仲間になった・・・!!嫌・・・・・いやああああああああああ!!うちがそう叫ぶと9グラフに飛び乗った。そうするとまた円グラフを書きながらこの場所から逃げ出した。だが後ろから氷がピきぴきぴきと凍らせながらうちを追ってくる。まだ世界が全部は凍ってなかったみたいだが、アイツが徹底的に世界を凍らせるつもりだ・・・!!グラースの居た保健室から円グラフを描きながら、

『ちょっとアンタ・・・!!何やってんのよ・・・!!もう完成してたのに!!』

とキツイ叱責がうちに向けて感情的になっている女の人の声が飛んできた・・・!!と思った時には円グラフが止まってその場に居た。するとこれはエヴァとかで見た、いやこれはイタリアの完成された国機置き場。だが完成されているのでは無く見るも無残に破壊されボロボロの鉄くずだ。

「何もやって無い。中どうなってるのかと知りたいし、一回壊してみたいと思ってた」

と言っていたのはおっちゃん君事、パンツェタだったが女の人に言われて機嫌悪そうに言っている。

「これでいい」

と二人と対照的で何にも動じてない様な口調で物凄いサイコパスな事を言い始めたのは言わなくても解るだろうがワトソンだった。何回も言うようだがコイツは訳解らない事を言ってみんなを再起不能(思考停止)にする悪壁がある。今回もその怒っていた、白衣を着て居た、30代ぐらいの眼鏡をかけた明らかにきつそうな仕事が出来そうなキャリアウーマンみたいな女のイタリア人ぽい人と後は年代が色々その他諸々が大勢居たが全員が呆気にとられて怒りも忘れて黙らせられていた。

「えと名前はカフェイン、1パーの部分が生き残ってるから、コード1パーセントね」

とワトソンが言うと、

「え・・・使えるの・・・?」

とその最初怒っていた女の人が信じられない様に言う。

「最初からこの予定。この未完成な状態ができてこれで完成」

と女の人が茫然とそれにのまれそうになっているといかんいかんと思ったのかキッと!!わざと怒った顔と口調ぽくして、

「ヴィンネツィア、アンタよく解らない事、有り得ない事を現実にするっていうの?現実離れしてそれで成功してたからいいけど、普通でいいの!!異常性は求めて無いの!!アンタ代表だから怒る所はちょっと怒らないと駄目でしょ!!その特にパンツェタに甘いんじゃないの・・・!?代表だからって年上の目上の人に意見しないの・・・!!アンタだから彼女いないのよ・・・!!」

と最終的には本当にイライラしてきたのかパンツェタに怒っていたのと同じぐらいの口調になっていた。

「好きだとしたら年上でアンエッタみたいな人だけど、それはちと置いといて僕が仕事で妥協すると思う?」

とワトソンが笑って言うとアンエッタさんは一瞬赤くなったと思うと、

「まあいいわよ」

あれ・・・?そうかこいつロボッチョオタクぽいからそういうのには、徹底的にやりそうだから手抜かないって事かな? それと自分の体ぽいから自分には厳しくて妥協しないって事かな・・・? それを皆解ってるんだ。

「まあ。二回目やったらちゃんと怒るというかちょんとメシ抜きにすっから勘弁してやって・・・!! ちょパンツェタ!!お前!!頬つねるなよ!!口調が変になるだろ!!」

とイルパラがパンツェタにつねられながら言うと、

「普通じゃ面白く無いし。美味し」

と何故か何処からパンツェタが出したのか知らないがパンツェタが両手でピザを持っていて何故か両方ともパンツェタがかじった食べかけの片方をパンツェタが手に持ったまま一口食べてワトソンは言った。

「そのセリフもっと早い段階で言うセリフだよな・・・!?何故今俺に言う・・・!!てかパンツェタが自分の食いもん食べられて怒らなかった。めずらし」

とイルパラがツッコムと、

「え?今イルに言うセリフであってるけど変なイル」

と笑って言うワトソンに握りこぶしを作って殴ろうか迷っているイルパラだったが、暴力は振るわない方針の組織なのか中々殴らなかったが、

「これは正義」

と言って結局頭をはたいているイル。

「僕は丈夫だから痛くないだかんね」

とちょっと悪戯っ子みたいな感じで言うと、

「全然反省してねえし、全然可愛くねえ」

とげんなり言うイルが喋った瞬間、

「カイやないか」

と言う声にうちはビク・・・!! としてそっちを見るとさっきのイタリアの風景がいきなり消えていてグレゴリーが居た。

「何でグレゴリーが入るの・・・?」

でも何か誰かと喋ると言う安心感はあった。

「安心してる所ごっつ悪うけど謎解きゲームに参加している以上わいも敵やでほら1のキーやで」

と言うとうちはそれを見て青ざめた。

「何それレベル1って事・・・?」

とうちが聞くと、

「数字はあまり意味が無いで」

とグレゴリーが言うと、いきなりその後ろの背景が氷始めた。

「めちゃくちゃやりおんな」

「へ・・・?どういう事」

「そのキーそれ12のキーやろ?それもっとおと居場所知られるでえ。それわいらの命の芯ってなっとおからなあ」

え・・・?うちは腹の底から凍る様な心地がした。

「そうか。まだこんな所に居たから逃げる速度もアリの子っと思ったが悪かった。テスト中にお喋りしてたからかあ」

と笑ってやって来たのはグラースだった。

「焼きもちやかれてしもうた」

とグレゴリが言うと、

「まあな」

と何も読み取れない無機質な表情で言うと、グラースの国機がブンと手を右手をぶんとボールを投げる様に振りかぶったかと思うとその風がうちを凄い速度で吹き飛ばした。その吹き飛ばしながら見ていた光景はさっきのイタリアの光景がちょっと変わった未完成の数字が2パーセントから3%になったり数字が変わっただけでパンツェッタが怒られている風景に代わりはなかったそれが4%になり始めた。怖い・・・!!いつまで飛ばされるの・・・!!死ぬ・・・!!と危機感を感じた時、

「何かが飛んで来たぞ・・・!!もしかして世界生体解析調査形成団の増援か・・・助かった・・・!!」

と人の声が聞こえた。え・・・?飛んで来たってうちの事・・・!?うちはそのまま使徒的な大きさの一つの絡まった色とりどりの輪っかが浮いて居た。それに追突する所だった。え・・・!?うち・・・!!鉄砲玉となってうち死ぬの・・・?と思っていたら衝突する寸前で止まったと思ったらその絡まった紐が一瞬ほどけてうちの国機に絡みついたかと思うと、、うちの国機を持ち上げてそのまま地上にふんわり下した。

「君・・・!!助けに来てくれたのか・・・?」

とさっきの声の主であろう人がうちに話しかけた時には人間の生身の体に戻っていた。

「あの・・・ちょっと違います。うちここに飛ばされてきちゃただけで、でもあの使徒的な紋、いい奴で良かったです」

とうちが人と喋った事で思わず安心してへにゃと笑うと、

「紋にいい奴など例外は御座いませんわ」

と現れたのはあの謎解きゲームであった、ポニーテールだった。

「あ。お久しぶりです」

と挨拶すると、

「また再会の喜びはとっておきますわ。今はあの三次元の紋を倒すだけです」

とツインテールは言うとカードミラーを取り出すと、ポニテールの国機が現れた。それにポニテールが乗り込むと、国機サイズの剣を思いっきりその紋に投げたらそれが超高速でその紋へと飛んで行った瞬間うちは反射的に自分のカードミラーを取り出して日本に乗り込み、ルーラーを出してそのデッカイ使徒サイズのシャープペンをノックして今の自分の他に同時進行している、別の自分をルクスに載せてその絡まった紐の前に出現させて、

「機点!!グラフ!!1%から4%までの運転!!!纏まれ!!うち!!」

ダン!!何を思いっきり叩く様な音がしたかと思うと、

ルーラからルクスまでの距離に赤い光線グラフが通りその剣は消滅して居た。

『残念ですが、私の負けですわ』

とポニーテールの国機の中から声がした。

「え・・・?何言ってんの・・・?」

うちはルクスとルーラが纏まった、グラフの赤い機体に乗っていた。

「その剣はわたくしの命の芯ですの」

と優しく儚げな感じでポニテが笑ったのがアニメ効果でコックピットの中が見えた。

え・・・?何でそんな笑顔で死ぬのにこの子は笑えるの?

「わたくしなりいつ死んでもいい様に頑張ってましたので悔いは残らないという事ですわ。それより、何で敵である紋を助けたのかお聞きしていいですの?」

「敵って外見や仕草や言動で勝手に決めつけてその当人に事情を聞きもしないで他のと区別するのが嫌なの・・・!!この子も必至に生きてる!!その証拠にこの子はうちを助けてくれた・・・!!それに信じるのに証拠なんていらない!!!」

うちは何故かポニテにもう会えなくなるんじゃない予感がして必死に捲し立てた。

『凄いですわね。その神経、わたくしらとは体型もこんなに違う化物に対してそのいい様面白い方ですわねカイ』

そのカイと呼ばれた事に対してどきりとした瞬間そのポニテの機体が消滅していた。

「ぎゃ---------------------------------------------------------!!」

うちは思いっきりショックで絶叫していた。人をうちが殺した。

カン!!カン!!カン!!カン!!何か金属バットが何かボールを4回当てた様な小気味よい音が聞こえた。

「おねえちゃん。もう泣かなくて大丈夫だよ」

とぽんと肩を叩かれたのと天真爛漫な少女の声が聞こえたのと同時だった。うちの横にその声の主、あの絡まった紐が右と左、両方の髪のツインリングの13歳ぐらいの女の子が居た。いつの間にか。何処かの教室の中だった。

「何で人間なんか助けたんすか・・・!?」

と激昂している聞き覚えのある声の方を振り向くとあの糸目の少年があの無感情の眼光だけが鋭い神出鬼没な神の様な少年が糸目とは対照的に何も感情を出していなかった。その近くに眼鏡のクールそうな制服を着た少年と何も感情が無い様な何処か儚げな綾波レイみたいなうちらと同い年ぐらいな女の子が立って居た。

「あれ・・・?何で私生きてますの・・・!?」

とポニテの声が聞こえので思わず飛びついた。

「あの能無しが」

ちょっと忌々し気な顔をしてそう吐き捨てた。

「能無し・・・?」

あれ・・・?この少年何かに似ている気がする・・・あ・・・!?そうだ・・・!? うちが思わずその可愛さから近ずこうとしたらシャーとその子猫から発せられたは思いもしない様な気迫の声を出されたので思わずその子猫に背を向けて逃げ出した--

「大須の猫!!」

一瞬その大須の猫のその忌々し感じがピタと止まったと思った瞬間。

「そうそうこの子らがお姉ちゃんと関わりのある、直線と放物線と点ね」

と一人だけ元気なツインリングが眼鏡を放ちゃん、糸目を直線、儚げなレイを点ちゃんと呼んだ。

「あの能無しの人間・・・?がぶっ壊したゼロ次元から4次元を最初から四次元でみんな吸収して、最初から零次元から四次元を作りなおしたといった事を長年ここの紋章団の組織員としてお解かりになられなかったんで?」

とその直線に向かってその無機質な表情な放ちゃんが糸目に向かって言う放ちゃん。

「その顔は能無しの部分にウケちゃってる顔っすね・・・先輩・・・」

とげんなりした表情で言う直線。

「ねえねえさっきからその能無しってなあに?」

うちは聞くと、

「私の無限と能無しをかけているのかな。あ。ギャクを説明されて立場なかった?」

と教室を徐々に凍らせて現れたのが皮肉気な笑みを浮かべたグラースだった。

「ボウフラ」

と大須の猫がグラースに向かって言うと、

「言い直してる・・・!!ちょ!!テレンス様・・・!!あの人間・・・殺され・・・あんま・・・怒らせない様にしてくださいよ・・・!!」

と人間に対して自分らの方が上だと主張するプライドが高い糸目だが、冗談でも言うかの様に教室を凍らすのが恐ろしいのか、恐々と言う糸目。

「人間如きでその口調先に我に殺されたいので?」

と直線に向かって蚊でも殺すかのような口調で言う放ちゃん。

「ちょ・・!!仕方ないんじゃないすっか・・・!?この人間、四次元でもあり、いやそれだけじゃとどまらないテレンス様の体の一部で出来てるこの教室をいとも簡単に凍らせかかってんすよ・・・!?」

と恐怖で

「ボウフラ如きで人間如きがおののくな」

「ちょ・・・!!俺は人間如きじゃ・・・?サイズの問題・・・?」

と恐怖を忘れて考え込んでる直線であった。そうだこの鍵を壊せば・・・!?うちはグラースの鍵を下に叩き付けようと--

「何で泣いていらっしゃるんですか?それ命の芯ですわよね。ここは命をかけた戦場です。情けは無用です。それにグラースとそんな長年の関係を気ずけてますの・・・?私くしは結構知ってますけど、カイは最近知り合ったばかりじゃないですの?」

と凜とした口調でポニテは言った。

嘘・・・!!何でうちは何で泣いてるの・・・?王子を殺した憎き敵なのに・・・!?絶望で黒く染まる気がした。

「ちょ・・・!!テレンス様何大事なものって・・・!!その俺が無理矢理主人にされた人間・・・!!お前がお化けみたいにお辞儀するみたいに頭下に垂れてるから置き場と間違われて置かれてるぞ・・・!!」

え・・・?確か頭に何かある・・・!!黒くなった視界を戻して、頭に載せられたものをとってみると、それは4と書かれた鍵だった。4、死の数字。最低数字として日本では忌み嫌われている数字だが、今は心地よく感じる。うちは自分を思い出したからだ。うちは顔を上げた。

「グラース。皆に慕われ時には冗談を言って笑わせてくれる貴方がここまで謎解きゲームに執着するのは珍しいですわね?そんなに一位に執着なされてますの・・?」

とポニテがグラースに向かって言うと、

「アンジー。皆に慕われているつもりはさらさらない上にそれはアンジーの方だ。それに一位や地位や名誉にも興味は無い」

そうだ。大須の猫が入る時は勝手に状況が動いた。何も考える必要が無く。だからうちは何も考えないで動けばいい・・・!!

うちは絶対自分に嘘はつかない・・・!!

「うちは人がやってても曲がった事は絶対しない・・・!!人に汚い醜いと言われてもうちは自分の正しい道を進むその事に自信がなくても少しずつでも前に進んでやるんだ・・・!!」

と言って4のキーを強く握るとうちの赤のグラフがいきなり現れたオーストラリアの国機に吸い込まれる。うちはいつの間にかオーストラリアの国機に乗っていた。

『問題テレンス』何も無い空間に文字のテロップが浮いていた。

そして進み出すオーストラリアの国機。何・・・!?うちは国旗より遥かに大きい球体のまるで地球の様なものに乗っていた。それがスタート地点にしてその残像が離れたみたいにそれと同じ球体が離れて玉乗りの様に国機を乗せて転がりながら進み始めた。そして遠くの方にスタート地点と同じ大きさの球体がある。多分そこに辿り着けば現実が動く。だが見えてるのに動いているはずなのに、そこのゴール地点には辿り着けない・・・どうして・・・!?

すると遠くであの映像がいや現実の中身が映し出される。

「えと、名前はカフェイン。6パーの部分が生き残こってるからコード6パーセントね」

と遠くの方でワトソンが言う。ああ。解った・・・中々辿り着けないと思ったらアイツとあんまりじゃなくて何にも関係築けてないし、だから辿りつけないんだ。

『馴れ馴れしくタメ語で話された。身分が違う』

昔、言われたある人に言われた言葉が蘇る。

ダークサイドに思考が引き戻されそうになったが、今、うちは大須の猫の機体に乗ってる事に気がついた。そうだうちはこれに乗っている時だけは何も余計な事を考えなくても単純に動ける・・・!!事を思った時ある事を思い出した。

アイツに嫌われていようといなかろうとどうでもいいアイツは唯一の存在。アイツに気を使う必要は一切無し・・・!!そういう気らくな存在なのだ。

「息子・・・!!とっとと早くうちをそっちにひきあげろ!!!!!」

それはあのワトソンの上げてこうか(効果)。

「カイちゃん」

あいつがうちの名前を呼んだのが聞えたらうちはその場に居た。

何故かコイツなのに涙が出そうになったが恥ずかしくて下を向いて泣かない様に努めた。今前に居るのはサイコパス男と何度も言い聞かして、いやもう完成されてて変えられるはずの無い中身(コード6パーセント)を変えれて嬉しいんだ。

「全てはカイちゃんで動いているからね」

え・・・!?うちは思わず赤くなってワトソンを見ると、

「うちには王子がいるって言ったでしょ・・・!!」

とうちは焦って言うと、

「うん。解ってる。自分は自分で動かすって事」

何だ。そっちの方か・・・。

「ならそう言え!!」

うちは赤くなった顔を誤魔化す為にわざと怒った顔と口調でワトソンに言った。

「そだね。御免。カイちゃん」

と怒られているのに何故かそれを望んでいるかの様に笑って言うワトソン。

「イルじゃないけど本当に反省して無い!!」

とうちは思わずツッコんで言った。その時思わず口が笑いで緩みそうになった。あれ・・・この感覚何処かで味わった様な。友達すらいた事の無いうちが・・・?

「ねえ。何でアンタ、過去のというか、もう完成された産物のアンタが何で今のうちの声が聴けてるの?」

とうちは疑問を払拭しようと恐る恐る聞くと、

「カイちゃんが僕を呼んでくれたから今(現実)になったんだよ。だから未完成。いくらでも現実が動く」

うちは青ざめて、

「アンタ何か恐ろしいね」

と言うと、

「それはカイちゃんね」

と失礼な事をほざいたのでバシ!!と手でワトソンを叩くと、

「お前!!遂に反抗期が来たか!!母親になんて口のきき方するだ!!」

うちはワトソンに言うと、

「え?母親・・・?ごめ・・・褒め言葉だと思ってほら全部カイちゃんがやった事だから」

と冷や汗マークを一個顔に張り付けて言うワトソン。

コイツ・・・。褒め言葉の感じ方がおかしい・・・一瞬息子を育てる母親の大変さを痛感して心が折れそうになるが、でも・・・そうか体はコイツの体だけどコイツの体を動かした(操縦した)のはソーサラートップのコイツに乗れるのは母親であるうちだけなんだ!!と思うと思わず鼻が高くなってえっへんと胸をそらした。だがうちはある事を忘れてた・・・。

グラースが追ってくる・・・!!

「あんた!!!鍵は!!!!?」

とうちは慌てて言うと、

「うん。6ね」

と言って6の鍵を何処から出したのかいつの間にか手に持ってうちとは対照的に落ち着いた感じで言うワトソン。

「早くして!!!ここから脱出する!!!突破口を!!」

あの人から逃げる道をうちにお与えください!!!その時うちはズキリとした。あれ・・・?あの人・・・?グラースはあの人じゃない・・・うちは何から逃げればいい・・・?

「何でうちは逃げなかんの?」

と思わず泣きそうになって言うと、

「逃げじゃない。未来形成だよ。カイちゃんは自分で未来を切り開いているんだ。ほらカイちゃんだけにね。そか。でも急いでるなら」

とワトソンはそう言うと腕を蒼空に向けてあげて一本指を立てながら、

「とんでこうか!」

とワトソンが言うと、その背後からそのさっきまではロボット置き場であった理科室が消えて何もない空間ができると思いきや、金属の様なロボットの機体の様ないやこれはロボットの装甲でで機体やそれを遥かに超える一番世界のどんな星よりも遥かに大きい風車の様ないやこれはプロペラ!!?が回ってきてうちのいる所に時計周りで回ってくるとうちはいつの間にか乗って、凄い速さで一瞬で一回転して--

「カイ」

と呼ばれて気ずいたらいつの間にかグラースの白衣の胸に顔をうずめて椅子に座ってるグラースの膝の上に居た。あ。これは12時のグラースのいる地点から始まってまた一回転して12時のグラースの所まで戻ってきた。6時の部分からとばして12時の所まで・・・。今グラースに呼ばれたんだ。

するとガララと保健室の扉が開かれる音がして誰かが入ってこようとして--だが今のうちらを見て、

「じゃ。そういう事で」

と言ってそのうちと同い年の男の子はすぐ自分で開けた扉を閉めた。

「あ・・・!!」

うちはそれを見て思わず赤くなった。そして急いで立ち上がって保健室の扉を開けてそしてグラースの方を振り返って、

「またね。グラース」

と手を振ると、

「カイ。忘れるな」

とグラースが言うので、

「何を?あ・・・」

とうちはそれを追いかけて急いで保健室の外に出て行き、何処からか降ってきた本を受け取った。

「待って!!」

とあの人を追いかけた。

『これ貰って下さい』

と女の子があのさっき保健室にいた男の子に沢山群がっていて。

「お返しとかないんで」

と王子が言うと

「いいんです!!」

と女の子が言うと、

「じゃ、気持ちだけで」

と王子が言うと、

「きゃ--!!ぜひ貰ってください」

と女の子が黄色い声をあげながら気持ちだけの気持ちという部分に女の子達のツボにはまったのか、それを聞けただけでも十分満足そうだが、その言葉で更にプレゼントを貰ってほしくなったのか女の子達が更に先ほどより加速してプレゼントを受け取って欲しいという圧が強まると、

「誕生日じゃないから必要無いんで」

と王子が言うと、

「王子。貴方の生きてる毎日が誕生日です」

と女の子がキラキラした目で言うと、糞!!それうちが王子に言いたかった!!それを聞いて王子は一瞬止まって、

「めんどくせー。一回もんな事言われた事ねー。つかそっちが王子じゃん」

と顔色を変えず王子が言うと、

「王子・・・!!いやもうグラースの面をクリアしてグラースを作って攻略してスタートからゴール地点を制覇したうちなら解る。そのご褒美は王子の舞踏会に辿り着ける事だったんだ。だからうちのものになってください・・・!!王子いやアイスリーリーゼンベルト様・・・!!もうあなたはうちの彼氏にもうなってる・・・!!」

と王子の手を引っ張って前の方を歩きながら言うと、

「その本」

王子はうちのいつの間にか持っていた本を一瞬見ると、

「なによ!!いきなりアンタ・・・!!」

と女の子がうちに向かって言うがすっかり前に向かって歩き出してたんでその子の顔は見てなかったというか最初から心臓がドキドキして声が出なかったし。

「のわりにはやってる事が。じゃなんかもう彼氏になってるらしいんで」

と王子もうちに引っ張られながらうちに返しながら女の子らにもそう返していた。やった---!!王子を手にいれた・・・!!その高揚感からずんずん手を引きながら前に廊下をひたすら前に進んでいたら、王子もうちの横を並んで歩いて来た。それに思わず顔が赤くなって横を向くと、王子の横顔、この世のものとは思えない線の細い美男子、超かっこ・・・「ん・・・かっこいい事に変わりは無いが警察・・・世界救済団の制服着てるしそれも代わりないが・・・」

うちは王子に近ずいて顔をまじまじと、というかうちは心臓がドクドクし始めた。

「お前は王子じゃない!!!あの時ワトソンと世界を動かしてた理科室の男!!」

王子様と同じ世界救済団、警察組織の制服を着ている為、王子様の部下だと推測できる男だ。

うちは怒鳴ってそいつ向かって言うと、すると王子はうちの顔を自分の顔を更に近ずけて--うちはそれに思わずドキリとすると、

「ばれた?つか顔全然違うし」

と悪戯をする子供も様に笑ってきたので・・・!!そのとき心臓が高鳴った。ドクドクドクその五月蠅いぐらいの音を聞いた所為である言葉が出て来た。

「グラフ・・・運転!!!!!円グラフを完成させてソイツを挟み殺せ!!」

うちが読んだら・・凄い早さでグラフが円グラフを作りながらそいつに背後から襲いかかり--

だがそいつは片手でポンとグラフを押すとグラフの上に乗ったかと思うと、

「これの意味全然解ってねーある意味すげー」

とそれに座りながら言うと、円グラフが完成され、いや違う・・・!!それは円には違いないが、中心が無い、丸が無数に等間隔に離れながら作られた輪っかの円が出来てそれに載っている。世界がその輪っかしか存在してなかった。うちもいつの間にかその丸の一個に乗っていた。その丸は巨大で、地球より遥かに大きく感じた。コイツに今の一瞬触っただけで変えられた・・・!?何でこんな奴に・・・!!

「俺はんな大した事ねーけど自分で言ってたじゃん世界を動かしてる一人だって」

とそいつは言った。

うちはそいつを思いっきり睨みつけた。

「それ意味解んない、何・・?」

うちはそいつを馬鹿にする様に笑った。

「つか王子の舞踏会12時になったら終わりだから最初から間違い」

「違う!!・・・うちはこのヘンテコなまる何個あるの・・・!!」

「つかうちに解りやすい用にわざと12にしてあるんだけど」

と言ってくるのでそれに思わず赤くなって、

「うちはうちじゃない!!!!その丸が何かって言ってんの・・・!!」

「点」

とそう短く言ってくるので、うちはそれに怒って、

「大きすぎるやろがーフザケンな!!その喋り方!!説明するのがめんどいのかわざと短くそんな!!」

と言うとそいつは顔色を変えずに、

「ならマス(コマ)」

「え・・・?何それ・・・?」

うちは思わずポカンとすると、

「だってありえねー。ゲームとばしてやってもおもしろくねー」

と言うとうちの乗ってる輪っかがうちから離れていく、え・・・うち下に落ちちゃう・・・!!と思うとそこから残像が剥がれたみたいにちゃんとまだうちらを乗せた輪っかの円があるのに同じ巨大な輪っかがそいつのちょっと前方に離れた所に現れる。

「すごろく嫌い?」

と聞いて来るので、思わず、

「やる!!好き!!」

うちは顔をぱああと輝かせて、え・・・もしかしてこれ・・・。

「て事で再起動(やり直し)」

するとその輪っかがカチリカチリと音を立てながら周り始めた。それの穴のそれぞれから、系、カイ、ランディス、ジレット、カツのそれぞれの映像(現実)今までの映像(現実)が見え隠れする。

「本当は一回ずつだから一回にこだわりてーけどそうも言ってらんねー」

とそいつが、

「発」

と言うとそのまる全ての穴から銃弾の様な光線がうちに向けて発射された。

「てめ!!!馬鹿か!!!うちをどれだけ上の存在だと思ってやがる!!!」

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