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溢れ出すパッケージの中身

『ライフポイントゼロ』

と王子の機体の体から、出て来た。

うちはその途端

「ぎゃーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!王子がしぬうううう!!!!」

と泣き叫んでいた。

「死なないよ。カイちゃんが探偵証明をやらなきゃ。カイちゃんが悲しむ事はさせないしね」

とそう笑って王子に向かって言う。

すると王子はいつもの笑みは消えていて静かにヴィンネツィアの方を見ていた。

すると王子は

「そんな無様な結果は確実に避けたい所ですが、それを許してくれそうも無いと言うのですねヴィンネツィア君は。ですが、このまま終わらせてしまうと謎解きゲームがクリアした事にならず、世界が通常通りに戻らないやもしれませんが」

とちょっと寂し気な笑みを浮かべそう王子は言った。

「それは大丈夫。底辺設定、カイちゃんがクリアするまで底なしでカイちゃん自身が底辺になる事で底辺にくる様に世界を設定させてあるからカイちゃんがクリアするまで幾らでも箱に水が幾らでも入る様に、カイちゃんが勝つまで幾らでも謎解きゲームをクリアするまで、この世界に渦巻いている狂った歯車を幾らでも吸い込んで、代わりに謎解きゲームの言動力に変えてカイちゃんが納得がいく世界に戻るまで、いくらでも吸い込む様になってたんだけど、底辺をもう一つに確定してしまえば、元通りの一つの結末に設定され普通の世界になれるよ」

と言ってワトソンは不敵な笑みを浮かべて四角形の箱の様なものを手でぽんぽんと転がしながらそう言った。

それは胎動とか始動とかあの時戦いで奪いあった文字がそれぞれの辺に書かれていた。それはあのランディスさん自身の箱。世界だった。

ワトソンのそれはまるで、手の平で箱を転がす魔王そのものだった。

ワトソンはその箱を手の平でぽんぽん何度か転がした後、よくみたらその箱は転がしてわりには上の蓋が開いたままの箱だった。

それをワトソンが手で箱の蓋をすると、

その箱が光り、

『全ての辺を確定完了』

とテロップが画面全体に広がり始めた。

すると、

『パッケージ開け』

という文字が、その『全ての辺を確定完了』

の文字を叩き壊した。

その

『パッケージ開け』という文字が飛んで来た方をみると、

昼行燈ウェインがいつもの拳銃を寝そべったまま、上半身だけを血塗れの状態は変わらず起こしていつもの拳銃を構えていた。

え!!!!?あの文字この拳銃から出た!?そういやコイツとの戦いで何番線とかコイツから発射される機体は全て音が無かった様な気がするこいつが口でバーンとか言ってたけど、また今もだ。

そうだこいつの正体はゼロなどだから音も零音なんだ。

するとその『パーケージ開け』という鍵かっこが外れると、

その文字が『パッケージの世界、バージョンパッケージ1から無限大に移行、限定されないパッケージ内、外完成』

というテロップが流れ始めて、その箱は蓋が開きそこから何かの大量の文字気が溢れ始めた。



すると



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