表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/27

過去の面影

するとうちの唯一の友達の男の子が近ずいてきて、なんかうちの唯一の友達が男の子なんて以外だ。これが現実・・・?

それはおいといてその男の子が、

「すご。二人共大人・・・それってカイちゃんへの愛の告白だ。僕もしたほうがいいかな?でもカイちゃんと僕は友達・・どうしよ?でもしとこっかな?」

とその一人喋りとそのもう一人の男の子に言ってきた。

するとその二人が口を揃えて、

『『何一人だけエロイ事になってんだ?』』

と言った。

いやその友達野郎はどうでもいいとしてそれより・・・!!!!

「テレンス!!!!!!!!!馬鹿やろ!!!!!!!!!!!!!!何がうちを食うだ・・・!!!逆にお前を食ってやる!!!本当に食う意味だけでなく、その友達野郎が言ってるエロ的な意味でな・・・!!」

とうちは顔をあげて大声でそいつに向かって叫んで言っていた。

するとその叫んだ。相手は・・・テレンスなどでは無く、変わらない上品な笑みを浮かべた王子様だった。勿論高校今現在の姿だった。

うちはその途端王子の顔を見て顔が赤くなった。

「ぎゃあああああああああああああああああ!!!!!」

と叫んでいつの間にかうちの隣にいたワトソンの後ろにそのまま隠れた。

「カイちゃん・・・?どした?」

と冷や汗マークを一個はりつけて聞いてきた。

そのままワトソンの右腕を掴みながらワトソンの体で自分の顔を隠しながら右目だけだして王子様の方を眺めた。王子はうちが変な事を口走ったのに気にした素振りはない。

あれ・・・?それよりうちはさっき何を口走った・・・!?

勿論高校今現在の姿だと思った。あれ・・・!?今ので過去で脳に直接伝わってきた・・・!!王子はアイスリーゼンベルト様は小学生の頃の同級生だ・・・!!

さっきの冒頭に無かったはずの登場人物のテレンスとかいうガキが記憶の鍵になって確かに出て来た記憶・・・。それは王子様との戦いをクリアした事によって手に入れた記憶の鍵だろう。何で忘れてたんだろうこんな重要な事・・・?

それにテレンスって・・・!?あの眼光の鋭い、まるで大須でみた、近寄って行ったらまだ小さい猫の癖にシャーといってきてうちは一目散に逃げた猫、大須の猫。ニコリとも笑わない、あの口数の少ない奴が一人喋り・・・!!今と全く違うじゃん・・・!!その間に何があった・・・!?いやそういやちょっと小学生の片鱗がワトソンにあった時出てたような・・・それより思い出した記憶テレンスも同級生だ。いやその事も重要な事だが、それより、王子様もあの冒頭に出て来た登場人物の中にいる・・・!!!

それよりもまだ王子がここにいるという事はうちは王子に勝てていないイコール謎解きゲームにクリアしていない・・・!!何で・・・?全ての謎が解けたんじゃ・・・!?いやそれよりうちは王子の存在が、消さなければいけない敵になっていたんだと言う事に何よりショックを受けた。

何で・・・?うちは初めて好きになった人を消さなきゃいけないの・・・それもそうだが、この方の力の圧倒的な差を見せつけられて近くにいるのに遠い圧倒的な距離感にうちは更にショックを受けてその場に崩れ落ちそうなのを何とか踏みとどまっているのがやっとだった。

何で王子様は同級生で、距離が一気に縮まったはずなのに・・・!!それなのにこの重圧はなんだ・・・?あれ・・・初めて好きになったのって小学生の頃のあの優等生の一番人気あるいつもうちを助けてくれたあの子だという事は記憶の鍵の記憶で解った事だ。なら王子はうちをいつも助けてくれたあの子・・・?

そうだ・・・今解る事はこの謎解きゲームのクリアする条件というのが・・・!!

『冒頭に出てきた登場人物と現在の登場人物の名前を一致させよ』

と謎解きゲームの課題が画面にテロップが映し出された。

この謎解きゲームを統括する、この謎解きゲームを作ったいや悪い言い方をすると失礼だが、仕組んだのが王子様なら・・・。

「今のは、王子様が・・出した問題というか・・・おやりになっというか・・・・」

と声が思わず心臓がしどろもどろになる。

うちは心臓がドクドク何で王子様の近くにいるだけであんなに嬉しかったのに何でもこんなにも胸が締め付けられる様に痛いんだろう・・・?何で・・・?

それに王子はいつもの笑みと口調で、

「もう私から自立して動いているのでそうとも申し上げるのには少々語弊があるかもしれませんが」

うちはそれに・・・何と答えていいのか解らなくなった・・・。

王子があの時私を助けてくれていた男の子・・・。容姿は小学生の頃とは一致しようと思い浮かべても、謎解きゲームの影響力かその謎の影響力で、小学生の顔を見ているはずなのにそれと照らし合わせようとも解らない様にブロックされている。

あの時助けてくれた男の子は今は敵。大好きな事は代わり無いはずなのに、

「あの小学生の頃とは全く何もかもが変わりましたね」

うちは今にも泣き出しそうなうるんだ瞳でそれに笑ってかえした。

それに王子は静かに笑って返した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ