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とある場所で


 目が覚めると、俺は洞窟の中にいた。


 入口から入ってくる日の光に照らされた一人の少女に目を留める。


 いや、あれは少女ではない。己の白い毛を血で汚した、一匹の狼のような化け物だ。


 それでも、どういうわけかそれを少女として認識できた。


 彼女は暴れていた。


 目につくものを引き裂き、噛みつき、蹴り飛ばし、壊し、殺す。


 彼女は何かに怒り狂っている様に見える。


 それなのに、どこか悲しそうにも見える。


 俺は彼女に話しかけた。


――大丈夫だよ、リリ。


 リリ、それは彼女の名前。


 呼ばれた彼女の手が、口が、足が、止まる。


「……誰?」


 彼女は俺に尋ねてきた。


 その声は震え、かすれていたが、確かに少女の物だった。


――俺は君だ。


 彼女は首をかしげる。


――君は俺。


 彼女は戸惑っている。


――俺を受け入れてくれ。後は俺がなんとかする。


「…………あぁ」


 彼女の目から涙が零れた。


「たす……けて…………」


 俺は彼女をそっと抱きしめる。


――終わったら、ちゃんと返すから。


「……うん」


 俺は抱きしめる手を強くする。




 ――視点は彼女の物へと移り変わった。




 そして、多くの記憶が走馬灯のように頭の中を流れていった。




最近メインで書いてるやつの合間に、週に二回くらいの更新頻度で再開します。


それと今回から、少し手を抜いて書くようにして更新再開できるようにしました。

読み難かったら申し訳ない。



投稿する順番をミスった。まぁこれでもいいかな。


……いいや、良くないので、後で順番変えます。読みにくさしかなくて済まない。

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