表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/302

百十一話 お題:筆致 縛り:断頭台、落掌、中休み

 知人の女性から聞いた話である。彼女はお菓子メーカーの事務として働いているのだが、ある日、仕事の中休みの時に会社に彼女宛の荷物が届いたという。落掌して中を確認したところ、一枚の絵が入っていた。

「すごく不気味なタッチの断頭台の絵でね。送り主がわからないから気持ち悪かったけど、私怖いものって結構好きだからさ。その絵のことも気に入っちゃって、家に飾ることにしたのよ」

 その絵を家に飾ったところ、悪いことは彼女には起こらなかった。起こったのは、

「ほんとにすごいのよ。絵を飾ってから私の嫌いな人達がどんどん死んでくれるの。しかも皆上手い具合に首が飛んで死ぬのよ。誰だかわからないけど、最高の贈り物をしてくれて、是非お礼を言いたいくらい」

 なんとか彼女に嫌われずに彼女との関係を絶たなければならない。そうしなければ私の命は恐らく長くない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ