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優から優美

女A「優君はどうなったでしょうか?」

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司会「気になります?」

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女A「とても気になります」

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司会「実は結果がでました」

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女A「はやいですね!」

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司会「この番組、編集も超一流ですから」

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女A「優君はこのスタジオに来ているのですか?」

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司会「来てます。それも家族といっしょに来てますよ」

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女A「ホントですか?」

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司会「それでは早速、優君とご家族を呼びましょう」

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女A「どうぞ!」

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優「……こんにちは……」

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司会「優君、こんにちは。この前とは全然ちがいますね」

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優「はい……」

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司会「お父さんにお母さん、優君どう思いますか?」

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父「とてもいい子になってよかったです」

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母「ホントにもうひとり娘が出来たみたいです」

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司会「それはよかったですね。妹の憂美ちゃんはお兄ちゃんの優君のことをどう思いますか?」

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憂「ちいさくてとてもかわいいです。とくに優美まさみは……」

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司会「ちょっと失礼、いま優君のことを優美と呼びましたが?」

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憂「はい、かわいい名前でしょ。わたしの憂美の美をつけたの。かわいいでしょ、優美」

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優「……はい、憂美お姉ちゃま……」

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女A「憂美ちゃんのことを憂美お姉ちゃまと言うの。かわいいね優君、ではなく優美ちゃん」

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司会「お父さんとお母さんはなんて言うのかな?」

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優「あのね、パパにママと言うの……。ちょっと変かしら……」

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司会「ううん、全然変でないよ。そういえば、憂美ちゃんのほうがちょっと背が高くなった気がしますが?」

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女A「優美ちゃんにはある手術を施したようです。成長ホルモンと性腺ホルモンを抑圧して、優美ちゃんは普通の中学生より成長が遅くて、第二次性徴もほとんどないみたいです」

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司会「なるほど。成長期の憂美ちゃんのほうが背が高いんだ」

女A「それに声も女の子みたいで可愛らしいよ」

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憂「ほめられたのだから、ちゃんとお礼をしなさいね、優美」

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優「……ありがとう……ございまちゅ……」

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司会「すっかり女の子になった大下優君でした」

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