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その4

「………だから…ついてくんなよっっっ!!」


「…?契約書」


「あー!!!!だっっっ!出すなよっ!」



必死に慧の胸を押し返す。



「お帰りなさいませ、慧様、怜様。」



総勢600人の執事とメイドがまちむかえる。



「ん…ただいま…」


「ただいまー☆」



たぶん全員に投げキッスをしている慧とは違いすたすたと歩く怜。



「ついて来ないでよね!」


「お前、自室で狙われたら?」


「いい、来ないで…」


「ふーん」



バタンッ__



「ふうっ……」




制服を脱ぎ捨て、適当なシャツにズボンと自分でもズボラだと思いながら着る。



「おっ、怜いい体っ!」


「なっ!!いつからそこに!」


「えっ?ずっといたじゃん?」


「ふざけるな!」


「綺麗な体だよね……」



スッと腹をなぞる。



「ひっ…!」


「かわいい……」



怜の胸の中心をグリグリ指で擦る。



「はっ、んっ、ぁぁっ、嫌っ…」


「嫌なら殴ればいい、ずっと好きだった。」


「なんで今いうの…ぁっ、ぁ、」



まだグリグリ指で擦る慧に焦れったさを訴える。



「気持ちいい?」


「ひやっ、ぁ、っっ、んぁっ」



何もかも喘ぎに遮れ、怜はなにも言えなかった。



「下……触ってないのに濡れてる…」


「あっ、いや……ぁっ…あっ、」



今頃拒否をしても説得力がないぐらいに濡れてるソレを慧はやたらと触る


「やめろって言ってるじゃないか!」


ドンと押し返す。


「……」



怜は急いで部屋を後にした。



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