【超短編】母子
掲載日:2025/11/30
仏だんが家に来た。
仏だんの上に少しのごはんがあった。
ちょうどおなかがすいていたので仕方なくそれを食べた。
夜になると仏だんの上にまたごはんがあった。
おなかはすいていなかったが、せっかく仏様かなんかが用意してくれたのだろうと思い、ありがたくいただいた。
次の日も、次の日も、仏様のごはんを頂いた。
僕は、仏様を信じるようになった。
私は、お寺のアドバイスでお仏壇を購入した。
お仏壇には毎日ご飯を盛って、なくなっていると仏様がいらっしゃったということらしい。
その晩、お昼に盛っていたご飯がもうなくなっていた。
仏様が来てくれたのだろうから、次は少し多くして盛った。
次の日も、次の日も、仏様にご飯を盛った。
私は、仏様を信じるようになった。




