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第41話 村を出たら

「どうやったら出られる?」

「こんにちは!」

「えっと」

「こんにちは、こーんにちは」

「……」

「こんにちはこんにちは」

「……」

「こん、にちは!」


「ミミカー!」

「ど、どうしたなの?ユウシヤなの」

「何言ってるかわかんないよ!」

「誰がなの?」

「ここの村人だよ!」

「なんでなの?」

「こんにちはしか言わないからだよ」

「え〜?わかるなの」

「いやいやいや」

「いやいやいや、わかるなの

見ててなの」


「こんにちは!」

「こんにちはなの」

「こん、にちはこんにちは」

「こんこん」

「こーんにちは、こんにちは」

「か、会話してる」

「わかったなの!向こうの崖を

登れば帰れるなの」

「な、なんで会話出来てたわけ?」

「勘なの!」

「ミミカの勘はすごい」

「へへーん!」


(てか、あの崖登るの!?

いやいや、行ける?10階建ての

ビルぐらいあるよ

え?これ、死ぬ?)


「よし!行くなの!」


(なんで、ミミカはノリノリなの?)


「ユウシヤ、みんなを呼んできてなの」

「わかった」


(これは、行くしかなさそうだね)


「みんなー、行くよ……って何してんの?」

「いーや!納得いかないな!」

なんでですか

「そりゃそうだろ!なぁ?」

「うんうん、私も納得出来ないわ」

「僕っちもぉ」

それが、違いですから

「なんの違いだよ!」

えっと、能力?立場とかですかね

「はぁ?意味わかんないわ!」


「な、なにしてるの?」

「なんか、ナレーションさんは

帰ろうとしてるみたいで」

「なんで、それで喧嘩を?」

「それが……」


「ナレーションだけテレポート

出来んのずるいだろ!」

「私たちも、させてよ!」

「そうだぁ、そうだぁ」

テレポートは私の能力です

「俺たちは?」

あ、ほら、ユウシヤさんたちが呼んでますよ

「え?あ、ほんとだ」

「何の用だ?ユウシヤー」

「帰る方法見つけたから行くよー」

「今、行くわー!」

「おい、ナレーションも……っていねぇし!」

「仕方ないわ、行きましょう」

「そうだねぇ」

「逃げ足の早いやつめ」


「ねぇ、ユウシヤ?」

「どうしたんだい?アイル」

「まさか、これを登るの?」

「うん」

「いやいやいやいやいやいやいやいや」

「わかる、僕もその反応したよ」

「見て!あの二人、固まっちゃったよ」

「ありゃ」

「どうやって行くのよ」

「飛べるみたいなの!ほら!」

「いやいや、そんなわけ……飛べたー!?」

「なんというベタな展開なのかしら?」

「それは、言わないでおこう」

「このまま、行くなのー!」

「これで、やっと帰れる」

「もうすぐで、登りきるわ」

「あー!タイガーが飛んでいくなのー!」

「そりゃ飛んでるからね」

「違うなのー!見るなの! 」

「痛い!首を無理やり動かさないで!

って、どこ行くのー!」


「はぁはぁ、な、何とかタイガーを捕まえた」

「ユルカも抑えてるよ」

「みんな、見えたなの!ゴールなの!」

「なんだか、ここまで長かったわ……え?」

「アイルどうしたなの?」

「ああ、あっち」

「あっち……!?!?!?!?!?!?」

「ちょっと、2人とも?」


(2人とも、どうしたんだ?様子がおかしい

それに、なんだか風が強い気が……ヒュッ

わぁお、これは、なんということでしょう

村を出た僕たちの前に今、ドラゴンがいます

みんな、固まってます

えっと、危機的状況です!)

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