第4話 仲間探し!
(な、何とか2キロ歩いたぞ……疲れた
で、ここが最初の村で合ってるのか
村の看板には村1って書いてるけど
あ、あそこに受付らしいところがある
行ってみよう)
「あの、ここ最初の村で合ってますか?」
「はい、最初の村ですよ
勇者の方ですか?」
「はい、そうです」
「では、こちらに名前をお書きください」
「こんなに勇者っているもんなの?」
「あ、その方たちは勇者になりたいなぁって
思ってなった方たちです」
(そんな軽いノリでなれんの?勇者って
まぁ、僕も名前が理由で勇者になったけど)
「書けました 」
「確かに受けつました
それでは、この村の地図とおすすめ料理の
無料券を差し上げます。
では、行ってらしゃーい」
(ここは、テーマパークか!
よく分からないなこの世界は
とにかく、2キロも歩いたんだ
いい仲間を見つけないと)
「ようこそ!」
「あ、どうも」
「ようこそ!」
「はーい」
「ようこそ!」
「……」
「ようこそ!」
「……」
「ようこ」
(だから、ここはテーマパークか!
それにしつこい!なんだよこの村人の人数
村ちっちゃいのに人多すぎでしょ)
「ようこそ!」
「ようこそ!」
「ようこそ!」
(もう、渋滞してるじゃん)
「この村は、作った人が
深夜テンションで人を増やし
まくったらしいなの」
「うお、君誰だい?」
「私は、ミミカなの
君勇者?仲間になろうなの」
「え、急すぎない?」
「私も仲間見つからないなの」
「その、なのって何?」
「作った人が」
「ごめん、作った人って
言わないでメタイから」
「じゃあ神様なの」
「うん、それならいいよ」
「神様が私たちを区別するために
つけた口癖なの」
「そうか、まぁ分かりやすくて
いいんじゃない」
「君の能力は何なの?」
「僕の能力は、蘇生してゾンビにできる
ただし1日3回」
「何それ〜、使えないなの」
「いや、盾や囮として使える」
「確かに」
「納得しちゃだめでしょ」
「君だって納得してるじゃん」
「僕は、諦めたの」
「可哀想な能力なの」
「ミミカの能力は何?」
「私は、大きい声を出して
相手の耳を塞げるなの!」
「君も変わんないじゃん!」