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第26話 いらないところが上がった弊害

(僕たちは、宿に泊まり

それぞれ役に立たなそうな能力が上がった

そして、僕の心配はひとつ

変なことにならなきゃいいけどなぁ)


「俺は、足が速くなった!

これで、もっと遠くまで行けるぞ!」

「だったとしても、壁を壊したら意味ないよ」

「まぁ、あれは大丈夫だ」

「どこが!」


「僕っちは、水の強さが上がったよぉ

これで、もっと役に立つねぇ」

「町を海にしないで!」

「これは、しょうがないよぉ」

「強くなりすぎ!てか、範囲広すぎ」


「うちは、声がもっと大きくなったなの!

見ててなの!ふぅ、ああ!っむぐ!」

「待て待て待て!」

「どうしたなの」

「今、ミミカが声を出したら

この町終わる」


「私は、調合のミラクル度か上がりました

これで、もっといいものが!えい!」

「だーーー!今度は何を

生み出そうとしてるの?」

「え?強い味方を」

「もういらないよ!バケモノは」


(はぁはぁ……は、早く戻ってくれないかな

……もし、このままだったら

この町だけじゃなくて、この世界全部が壊れてしまう

それは、何としても阻止しないと)


おやおや?お困りですね

「ナレ」

もうすっかりその呼び方が定着しましたね

「まぁ、そうだね」

それで、何がお困りですか?

「あ、そうそう

みんなを何とかしてよ」

何とかですか?

「そう、このままじゃ世界が無くなっちゃうよ

みんなの能力、役に立たなそうなのに

無駄に強いから」

それを、リーダーのあなたが言いますか

「だって、そう思ったもん

てか、なんでみんなあんな楽しそうなの?」

まぁ、あなたも楽しんでみてはどうですか?

「この状況でできない」


では、良いことをひとつ

皆さんの上がった能力

明日には、元に戻ってます

「は?」

今日1日限定です

「やっぱり意味わかんなーい!

今日1日限定って何?パン屋かよ」

そこで、パン屋がててきますか

「いや、僕にも分からない何となく」

あなたの、ツッコミ度も上がってますね

いつもより、キレがいいです

「それは、どうも」

あれ?嬉しそうじゃないですね

「まぁ、それを言われて喜ぶ人は

少ないんじゃないか?ここにいる人たちで」

まぁ、確かに

では、お笑い芸人になってみては?

「嫌だ!」

即答ですね


「ねぇねぇ!ユウシヤも遊ぼうなの!」


呼んでますよ

「ナレの言葉信じるからね」


「今行くー!」


楽しそうで何よりです


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