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第2話 僕の能力使い道ありますか?

「どうも、神父のキヨウカイです」

「あ、どうも勇者のユウシヤです」

「今日は、どのような御用で?」

「えっと」

「決まらないのでしたらこちらから」


(いや、話をさせて!)


「この中からどうぞ

冒険の書に記録する

能力を知る

どれですか?」

「どれって、2つしかない」

「思いつかなかったそうで」

「あ、そうなんだ

えっと、能力を知るで」

「承知しました。では、能力を見ます」


「あなたの能力は……蘇生ですね」

「蘇生って死んだ人を生き返らせるって」

「そうですね」

「おお!強いじゃん!」

「これ、強いですか?」

「え、だって生き返らすことができる」

「あぁ、それは、ちゃんとしてる世界ですね」

「もしかして」

「あなたの蘇生は、死んだ人を生き返らせる

ただし、ゾンビの状態、1日3回ですね

ちなみに、ゾンビの状態だと

こちらの声は聞こえてませんね

どこかに行ってしまいます」


(なんだよそれ!ゾンビって意味ないじゃん

どっかに行っちゃうんじゃほんとにだめじゃん

それに1日3回ってなんだよ!無料ガチャか!)


「ぼ、僕の能力使い道ありますかね?」

「どうでしょう、ゾンビを増やしたい時や

囮や盾として使うことができるのでは」

「神父がそれ言っちゃっていいの?」

「いいんじゃないんですか?」


(はぁ、僕の能力使えない

これは、ひとりでは絶対に無理だな

誰か、仲間を探そう

そうなったらまずは……)


「そういう時は、協会に行ってみるといいよ」

「もういいよお前は!」


(あ、そうだBARに行ってみよう

だいたい、そこで仲間を見つける

ことができるはず

だけど、この世界だからなぁ

どこまで雑なのかも分からない

まぁ、考えすぎても意味は無い

行くだけ行ってみるか)


「いらっしゃい」

「こんにちは」

「ご注文は?」

「あ、えっと」

「ここは、ワンオーダー制だよ」


(カラオケか!ここは)


「で、どうするの?」

「じゃあ、オリンジジュースを」

「あいよ」


(仲間を見つけないと

なんて言うけど、ここで見つかるのかな

よし、優しい仲間ができますように)


「あ、それ人形です」

「え……」


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