第17話 重要人物参上？
(前回、ナレーションが言っていた
重要人物は近くにいる
その言葉がずっと頭に残っている)
「どうしたんですか？
そんな怖い顔して」
「え？あ、いや」
「何か悩みでもありますか？」
「実はね、ナレーションに
重要人物は近くにいるって言われて
それが、ずっと頭に残ってるんだ」
「そうなんですね」
「何の話してるのぉ？」
「ユウシヤさんが、ナレーションに
重要人物は近くにいるって言われたらしく」
「あぁ、それならぁ僕っち知ってるかもぉ」
「え！ほんと？」
「僕っちの親戚に勇者を探してる人いるよぉ」
「その人のところまで、案内してくれる？」
「いいよぉ」
(その人に会うことが出来たら
魔王に近づくことが出来るかも)
「ここだよぉ」
「おお！なんか凄いなの！」
「美味そうな匂いしてるな」
「こっちだよぉ」
「建物が全部すごいね」
「そうでしょぉ
着いたよぉ」
「いらっしゃいネ！」
「久しぶりぃ」
「おお！ユルカネ！
久しぶりネ！その人たちは友達ネ？」
「そうだよぉ、この人だよぉ」
「初めまして、勇者のユウシヤです」
「勇者初めて見たネ！
私は、チャイネ！よろしくネ！」
「えっと、チャイネさんでいいのかな」
「いいネ！」
「よろしく、早速だけど
僕たちのパーティに入って欲しいんだ」
「悪いけど、それは出来ないネ」
「そうなの？」
「この店、守らないと行けないネ」
「じゃあ、なんで勇者なんか探してんだよ」
「タイガーちょっと怖いよ」
「勇者見つけないと、私の力使えないネ
パーティには入れないけど
ここから、サポート出来るネ！」
「チャイネさんの能力はサポートなんですか？」
「そうだネ！物を出して
届けることが出来るネ！
でも、ここでしか、使えないネ
この店なくなったら力もなくなるネ」
「それでも強いなの！」
「君元気いいネ！」
「私は、ミミカって言うんだよ！」
「よろしくネ！」
「うん！」
「あの二人は、気が合いそうだな」
「そうだねぇ」
(重要人物と言うよりかは
サポートしてくれる人が仲間になった
思ったりよりも強い能力だったけど
欠点が大きすぎる)
「うっひょー！これ全部食っていいのか！」
「いいネ！私を仲間にしてくれたお礼ネ！」
(まぁいいか元気な人がまた増えたし
それにしも、僕の周りは個性強い人しか
来ないのかな？)
あぁあ、せっかくヒントあげたのに
