AGRY(アグリー)
AGRY
Ability that Gene Ruins Yourself
自滅的遺伝子能力
遺伝子能力と同調するAGISを習得した次の段階。
抑えられたリミッターを外し、更なる能力を解放する。
しかし同時に、限界を超えた力であるため自身の体が持たず自壊する恐れがある。
AGRYによる損傷は軽度から中度であれば時間経過や医療行為で回復する。
AGRYの発現条件は決まりきっていないが、記録上では命の危機に瀕した時に発現するケースが多い。
いわゆる遺伝子能力における火事場の馬鹿力。
偶発的な生命の危機でなくとも発現するため、発現させるためにあえて強者と戦わせていたこともあった。
この方法は政府軍や裏社会で行われていたが、政府軍では時代の流れで表向きは取りやめとなった。
AGRYは将校の中でも使える者は限られている。
少将以上の将校の昇進条件の一つ。
複数遺伝子能力者の場合、訓練によって複合型のCo-AGRYとなるが、生命維持機能に対する損傷が倍となるため、実用的ではない。
AGISと同様にAGRYも発現した時点で政府軍に届出が必要となる。
AGISは届出をしなくとも罰則はないが、AGRYの場合は罰則がある。