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「名実ともに悪である」  作者: 藤田暁光
7/23

「名実ともに悪である」⑦(機構的理想)

武器のほとんどが無人機になり

戦場から人が消えた時

人類は新たなステップに登る事になるだろう


アルベルト国エルビス国ターナ国の戦争が始まる前に

手を取り合い貿易やビジネスといった

道にそれぞれの国が移ろうとしていた時もあった


アルベルト国が兵器のパーツを作り

エルビス国が組み立て

ターナ国が完成品に仕上げるという工程で

一つの兵器を作る…


戦場から人を居なくさせ

ロボットや無人機よって戦場を支配する


そして国連管轄下のEMP搭載大陸間弾道ミサイル

このミサイルの抑止によって平和を維持する


それがある人々の夢だった


戦争が始まる前

ある男が抱いた野望


その男は少女の父(製作者)だった

自身の設計した兵器が今後どうなるか

分かっていた…


大陸間弾道ミサイル


ロケット技術


その先駆けとなる技術の先にあるもの

それを見据えたもう1人の少女の母(製作者)…その墓の前に

バッカスは来ていた


バッカス「…」


そこから見えるタワーを見つめる

宇宙まで届くそのタワー

エルビス国が元々所有していたその場所

そこでは、アルベルト国によって毎日あるロボットが

作られていた…その女性の夢ともヘクター達の夢とてもかけ離れた

物だった、対人無人戦闘機

ヘクター達はその工場を壊す為に

ここに来た


バッカス「…フー」

そしてバッカスはタバコを吸い終わると

花を添え終わるとその場を去り

車へと戻るのだった



その頃


アルベルト国内

東部基地司令室


司令「…よって君達、ヘルハウンド隊には、

試作段階だった戦闘機の回収の任にあたって

もらいたい」


ヘルハウンド①「…実験機の捜索は別の班がすでに

行っているはずでは?」


ヘルハウンド②「…」


司令「そのチームとは連絡が取れなくなった

おそらく、敵にやられたものと見て間違いない…」


ヘルハウンド②「…なぜ我々に?」


司令「君達が第一次水戦争の生き残りで、

元々アルベルトの国出身の出だからだ…」


ヘルハウンド隊が「ヘルハウンド」と言う名前で

活動している理由は、元々ヘルハウンド隊は

対テロ組織の出でありながらパイロットとして

活躍している数少ない部隊だたからである

そして、対テロだけでは無く身内の違反行為を

取り締まる役職だったからである。


司令「後の事は頼んだ、予備隊は

そっちに回しておくから」


そう言う司令官を残し部屋を後にする

そして、ヘルハウンド①、ヘルハウンド②

両名ともに任務につくのだった…


ヘルハウンド①「さて、何処から探そうか…」

ヘルハウンド隊は司令の名によりアルベルト国内の

東にある町の一つに任務のため来ていた


そこはアルベルト国とエルビス国が激しく戦い合った場所で

テロリストやゲリラの巣窟になっており、

占領後の統治が全く出来ていなかった


そんな中とある情報をもとにヘルハウンド隊は

活動していた…


アルベルト国の試作戦闘機がある…その情報を元に

ヘルハウンド隊は捜索を開始した


正規の隊員だった者から情報を聴くと初期の

敵基地は今より、さらに東側にあったらしいが、

今はそこより西側に移動している痕跡があると

言う事だった


そして、ヘルハウンド隊がいまいる場所は

元エルビス国の兵士や自警団がゲリラ活動やテロ

を行っている場所だった


そんな彼らの元にある人物が現れる


男①(1話の登場人物)「…」

ヘルハウンド①「貴方は!」


それは、この国の防衛大臣であり、昔ヘクターとバッカスの

親友だった男だった


ヘルハウンド②「なぜ貴方が?」

その男は一拍間を開けてから話し始めた

その理由は自身がエルビス国に元々いて、

親の都合で戦争が始まる前にアルベルト国に来た

という特殊な経緯を持っていたからだった


アルバス防衛大臣「恐らくトップもそれを考えての

 事だろう、私がエルビス国内の情勢に詳しい人物だ

 ということを踏まえての事だ、それと…」


ヘルハウンド①「?」


アルベルト防衛大臣「アルベルト国領土内で行われたある演説に

 ついて詳しく情報収集をしたい」


それは、ある少女達が考えた演説の事だった…



同時刻のとある荒野


ヘクター達が始めた演説は地道に、確実に、広っていた


そんな中バッカスは達はある民家にやって来ていた

民家の前に立ちドアをノックするのだった


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