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「名実ともに悪である」  作者: 藤田暁光
6/23

「名実ともに悪である」⑥(沈黙)修正版

ヘクターは少女の事が苦手だった


なぜなら、少女の身分のせいで

戦友だった男を撃ち殺すことになったからだった

親友だった男、が壊れた理由は20年前の事件にあった

第1次水戦争その戦争でヘクターとバッカスは人を殺してしまった

それは、自軍の兵士だった


約20年前

戦争に敗れエルビス国に帰ってきたヘクターとバッカス達が

経験した事はとても言葉では言い表せないものだった


ヘクター「…」

バッカス「…」


ヘクターとバッカス達を迎えたのは罵詈雑言の嵐だった


老人「国家が我々にしたことはなんだ!」

ヘクター「…」

老人「我々から奪い!盗み!挙句の果てに戦争に負け、自国の民を殺すのか?」

ヘクター「…」

老人「恥を知れ!」

バッカス「…」

そう言い終わると老人はどこかに消えていくのだった

男「なあ教えてくれ、この戦争には何の意味があった…」

バッカス「…ヘクター」

ヘクター「いい…」

男「…」


バッカス「今日はここで別れるか…俺は酒場に向かう」

ヘクター「分かった」

男「…」

ヘクター「…」

バッカス「…」

男「…ヘクター」

ヘクター「俺たちも行くか…」

その時だった


バッカス「ヘクター…」

路地裏に女性を連れ込む人影が見えた

ヘクター「ああ、見えた」

バッカス「追うか?」

ヘクター「ああ」

男「…」


そののち事件が起きた

ヘクターとバッカスは人を撃ち殺した

問題だったのは片方を逃がしてしまったこと

そして、それがヘクター達に責任を転換した事だった


路地裏


「いや、離して!」

犯人「いいから!こっちにこい!」

バッカス「動くな!!」

 

バッカス「何をしている!」

犯人「…」

その時バッカス達がもう一人の犯人に気が付かづ後ろを

取られた時だった


(バン!!)


男「…!」

犯人①「あああああ…」

バッカス「!」

ヘクター「!…待て!!逃げるな!」


バッカス「…やられたか」

その後

ヘクターとバッカスが指名手配犯されるのは

すぐの事であった


それは、ヘクター達にとって悪夢だった



現代


ヘクターとバッカスが少女を助けてから

1か月が過ぎ、少女は日記を書くことにした

それは、その少女と父親が会った後ってからの記憶がなかったからだった


まず初めに、少女がなぜヘクターとバッカス達についって言ったのかが書かれれていた

理由はこのように書かれていた


自分の記憶が断片的に抜けていたから

自分はヘクターとバッカス達についていくことにしたのである

そして、話しているうちに、いろいろなことを教えてもらった


少女は車のボンネットに座りいろいろな事を書いていた

ヘクターがポエムがすきっだたこと、バッカスがゴキブリが嫌いなこと

ミカは本当はバッカスの事が好きだということ

様々なことを書いていた


ヘクター「…」

バッカス「信じられねーよな…」

ヘクター「まあな」


ネットで発信する演説を毎日書いていたのは少女だった


そして、アルベルト国に対し妨害工作を

していたヘクターとバッカス達は仕事を終わらせ

今、武器弾薬の整備をしていた


バッカス「懐かしいな…」

ヘクター「…」

バッカス「お前ポエムは」(笑)

ヘクター「やらん」

ヘクター「…」


ヘクター「…過激派はどうなっている?」

バッカス「ボチボチ、マスコミの方が問題だな」

ヘクター「あいつらは、なんて」


バッカス「期待してる、だと」

ヘクター「そうか」


仕事を終え、エルビス国内に向けて移動しているところに

2tトラックが近づいてくる

ヘクター「きたか…」

一人の男がトラックから降りてくる

D「ヘクター、バッカス間に合ったぞ…」


D「追加の燃料と弾薬」

バッカス「サンキュー!」


D「それと、こいつ…」


D「EMP搭載ステルス大陸間弾道ミサイル!」


D「を小型化したものだ…」

コンテナを開けた先にあった物は

バッカス達の秘策だった


D「それじゃあ、俺は飯作って帰るから」

そういってコンテナから降りて行った


D「さて、今日の料理はこれだな」

一人そう呟きながら料理を作ろうとしている

この男はヘクター達の数少ない戦友だった


バッカス「相変わらずだな…なあヘクター?」


ヘクター「?」


バッカス「俺は同じ光景は見たくない」

ヘクター「あぁ、分かってる」

バッカス「俺たちが逃げている理由…」

ヘクター「…」

バッカス「それを、言わなくていいのか?」

ヘクター「いう必要はない余計な摩擦を生むだけだ」

バッカス「…」

ヘクター「…」

バッカス「戻るか」

バッカス「そうだな」

そう言って二人は元の場所に戻るのだった




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