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「名実ともに悪である」  作者: 藤田暁光
17/23

「名実ともに悪である」⑯(決戦前夜)

対人工衛星兵器


それは、人工衛星のレーダーに捕まる事無く発射できるステルスIBCMの事だった

また、それがない今、可及的速やかに別の対策が必要とされていた

そして、出て来た代案が一つあった、それはヘクター達の所持している

プロトタイプの戦闘機が二機ある事だった


しかし、問題があったそれは、プロトタイプの戦闘機に

だれが乗るかという問題だった…

その議論の末まずは1名が選ばれたそれは、赤髪の少女だった

それを聞いたヘクター達は猛抗議したがこれには理由があった


まず、第一に機体をコントロールし衛星に近づいていくときロボットの体ではないと

近づけないの事、そしてロボットなら訓練しないで戦闘機の操縦方法をインプットできることだった


しかし、それでもヘクター達が猛抗議する理由があったそれは、プロトタイプの操作時に

遠隔操作でVRの様な空間に入り操縦するのだがその時に撃墜されたり壊れたりすると

操縦者の意識がどうなるかわからなかった


押し問答が続き

結局残り一名を決めかねている時だった

座っている椅子から挙手する者がいたそれは、ヘクター達と旅をしていた少女だった

ロボットと呼ばれる存在も少なくほかに候補がいないということだった

そして、「母船」と呼ばれるプロトタイプ機を発進、または着艦させる船の操縦は

ヘルハウンド隊に任されたのであった


そして、その後少女はヘクターと議論を交わしていた、「なぜ、挙手したのか?」と

そしてそれに対する返答はこうだった自分でもできることを見つけたい…

そして人の役に立ちたいとのことだった


少女「それに、私は人とロボットの懸け橋になりたい」

そう言って少女は決意を固めるのだった 作戦が決まり二手に分かれることになった


一つは衛星兵器の方へ

もう一つは管理塔へ


準備が終わり2時間、使かった時だった


ヘクター「俺も一緒に行く…」

少女「!」

バッカス「…」


ヘルハウンド隊「生身の人間はこの作戦には関われない事になっている」

ヘクター「母船までは別だろ…」


ヘルハウンド①「…」

ヘクター「悪いが俺も乗船させてもらおう」

バッカス「…俺も付き合おう」

ミカ「!!二人とも正気?」


ヘクター「恐らく、地上軍よりも、こっちの方が速く着く」

ヘクター「決着もこっちの方が速く終わるだろう」

バッカス「…乗りかかった船だ最後まで乗船させてもらおう」

ヘクター「あいつにはサポートが必要だ…」

ミカ「じゃあ、私も…」


ヘルハウンド①「悪いが、それは定員オーバーだ」

母船機内はプロトタイプ2機と乗員6名でいっぱいになっていた

ヘクター「悪いがここでおとなしく待ってってくれ」

ミカ「…分かった」

バッカス「ミカ…」

ミカ「約束して絶対に帰って来るって」

ヘクター&バッカス「「分かった」」

そうして隊員たちは準備を終え出発するのだった


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