「名実ともに悪である」⑮(人工衛星)
同時刻 アルベルト首相官邸
各メンバーは核弾頭の在りかをそれぞれの調査を元に情報をまとめ始めた
そして、奇跡的に少女の(DNA情報など)
が必要になる古い施設の場所も把握できたのだった
しかし、問題が残った、唯一武力的に突破できないであろう人工衛星兵器…
それに、犯人たちがコントロールできるコードを死んだと思われている時に
前首相が持ち出していてICBMの発射管理も時間的に限定的ながら
操作可能ということだった
そして、タイムリミットは今から約5時間ということが分かったのだった
この場合方法として二つ、衛星を破壊するか操作している、場所を叩くか
そして、その時間は限られていた
人工衛星兵器を破壊できない理由としてミサイルなどの色々な兵器、戦闘機の攻撃を
電磁波(EMP)などで撃墜できてしまう事、そして、色々な電波塔から
電波を送受信する為近づけば近づくほど電子レンジのようになってしまうため
生身の人間が近づくのはほぼ不可能な事だった
そして今、一つ目の核弾頭の場所が分かったのである、
そこはターナ近くのプロトタイプ兵器開発施設であり
正確には「あった場所」が相応しいだろう
核弾頭は対人工衛星兵器ごと消失したのだった