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「名実ともに悪である」  作者: 藤田暁光
15/23

「名実ともに悪である」⑭(不死身の男)修正版



兵士に連れられてすぐ

ヘクター達がしばらくして、連れてこられた部屋にはある男が座っていた

ヘクター「ジェームズ!」


そこには、ヘクター達の旧友が座っていた


ヘクター「なぜ此処に?」


そう言うとジェームズは手で話を遮った

ジェームズ「見てもらうほうが早いだろう」


そして、別の部屋に移動した

そこに居たのはバッカスと赤髪の少女だった

ヘクターとミカ「!!」

ミカ「バッカス!!!」

バッカス「よう」


赤髪の少女「…」


ヘクター(ヘレナ)

ミカ「でもどうして…」


理由を求めヘクターがジェームズを見る

ジェームズ「理由は簡単だ、護送する前に本物とダミーを入れ替えた」

ジェームズ「それだけだ…今後のアルベルトと

エルビスのためにもお前らに死んでもらっては困る」


バッカス「すまない」

ジェームズ「いや、いいんだ」

そう言ってジェームズは微笑んだ

そう言いながらジェームズの顔に余裕がないことがバッカスにはわかった

ジェームズ「さて話の続きをしようか…今我々は…」

赤髪の少女「総理、前首相の居場所を特定しました」

ジェームズ「分かった、あいつは今どこにいる?」

赤髪の少女「それが、カバンはなく既に前首相は殺害されていた様です」

ジェームズ「!」

バッカス「どうやら先を越された様だな」


ジェームズ(バッカスも少女も犯人に連れてこられたつまり)

ジェームズ(ケースに入っていた時限式小型核弾頭最低3発と新型ICBM3基…)

ジェームズ(とくに、新型のICBMのコードを把握されたことになるのか)

ジェームズ「まずいことになったな…」




そして、数日後、地下、廃墟

その個室には鉄でできた椅子に黒焦げになった遺体が発見された

そしてその部屋にはその様子を監視するビデオカメラが設置されていた

そして3週間前、前首相を犯人が拷問し最終的にガソリンをかけ燃やす動画だけ残されていた、そしてその様子を楽しそうに笑っている犯人と朽ちていく前首相の姿が

映るのだった

数日後、犯人から声明が出された、アルベルト国(元エルビス国)に核弾頭を仕掛けたと、そして調査隊が派遣されたのである

この場合仕掛けられた理由として基本的に2つ考えられる

一つはただ国境付近に設置したことを考え政治的に復讐すること

二つ目の理由として設置した国と反対になる方向に亡命すること

厄介なのは、その場合核弾頭がなくても実行可能なことだった


ヘルハウンド部隊

ヘルハウンド①「総理、全力で捜査をしているのですが、依然発見できていません」

ヘルハウンド②「こちらも同じくです」

ジェームズ「引き続き調査を続行してくれ」

そんな、ジェームズにとって妨げにならないようヘクター達は調査を

都市近辺で行っていた、そこには赤髪の少女も参加していた

そして、証拠となる前首相の遺体を調査している時だった

ほぼ焼け焦げて性別もわからない程損傷が酷く、手掛かりがないと皆が思ったときだった


最後に遺体をみた赤髪の少女があることに気が付く、それは首筋に光るものがあり

それがUSB差込口だとわかるのはその後であった


同時刻

前首相と犯人はアルベルト各地のICBM保管施設に来ていた

そして、前首相の知っているコードで得られる新型ICBMの

情報を得ようとしている所だった

前首相「ほかには何をすればいい」

犯人「何簡単な話だ現首相以外、アルベルト国は戦争を始める理由を欲しがっている」

犯人は話を続ける

犯人「だから俺は、ターナの国境付近に核弾頭を置いた」


前首相「なぜ、ターナ付近に核弾頭を置いた?そこまでする必要はないだろう」

犯人「…俺は機械だ、もう一度死んでいる」

犯人「俺が思うのはただ一つ」

犯人「復讐がしたい、それだけだ」



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