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戦記ものとか


しばらく前だったが、公式の企画に戦記ものというのがあった。


戦記もの…と言えるものを、期間内にタグ付きで投稿すると、書籍化の先生たちから感想が貰えるかもしれないよ、というものだったような。新しいジャンルに挑戦しよう、という趣旨だったような。

ジャンル不問だったと思う。




戦記ものは、実は何年か前にこっそりと書いていたのだが、イメージしか描けない!ぐわー、ストーリーがだめだめだ! と、ある時思いあまって消してしまった。


結構、部分的にはよく書けてたと思うだけに(初心者にありがちな勘違いだろうか)、ときどき思い出しては、消さなきゃよかったと思ってる。


感想には興味はあまりないが、戦記ものは好きだ。

できるだけ王道ファンタジーがいい。

アルスラーン伝記とか。銀英伝とか。

どっちも田中芳樹じゃないか。


最近のもの…進撃とか鬼滅とかは漫画だし、いわゆる戦記とは少し違うのかもしれない。戦略部分がないか、あるいはメインじゃない。ヒューマンドラマに近いのかな。




そういう名作にはまったく及ばないが、前に書いてたのは、こんなのだった。(と無理やり読ませるのは迷惑行為だろうか)


舞台は異世界、戦乱の時代。

痩せこけた戦争孤児の少女がひとり、ほかの孤児たちとともに兵に剣を教わっている。彼らは軍に引き取られた子どもで、兵は皆、優しい。


少女はやがてめきめきと剣の才覚をあらわし、日々鍛錬しながら成長して立派な女剣士になり、いつしか怪力の持ち主として、敵将にも知れ渡る。


そんなある年、女剣士の所属する部隊は守っていた要塞の建物の中で、強敵の軍団に囲まれて孤立してしまう。戦力差は歴然。死地というやつだ。だが放棄するわけにはいかない。要塞の先にある何万もの無辜の民と地が奪われて、理想の王国が、理念が、夢幻と消えてしまうからだ。


敬愛する上官の豪快な激励を聞いて、部隊はみな死ぬ覚悟で戦場に赴く。

国のためじゃない。民のため、信念のために死ぬのだ。(ちなみに信念のなかみは作り込めていないので、とりあえず英雄的なかっこよさだけ)


いざ戦場。

ばっさばっさと敵を切りまくる女剣士、上官の姿はいつのまにか見えない。

もうどれくらい時間が経っただろう。

周囲に人が減ってきたが、腕もいいかげんに限界になった。刀を腕にくくりつけてなんとか振るうが、それももうほとんど力が入らなくなってきた頃、騎乗した敵の将校(均整のとれた体躯の剣士、男前)が突進してくる。ばっさり切られて馬から崩れ落ちる女剣士。薄れゆく意識のなかで、どこかへ転生するのを感じる……


というもので、その先が思いつかなかったので放置していた。



最後、切られて転生する場面が最初に浮かんだ。向かってくる敵兵を前に、


「お前がわたしの死か。ふ……悪く、ない」


という心のなかのセリフがあって、それを書きたかっただけかもしれない。


あるいは、某有名なベストセラーSF小説で、女戦士と上官の師弟愛を読んだ影響が、かなりありそうである。




今回の公式のお題が戦記だったので、出すつもりはなかったが、プロットだけ書いてみた。

素人のプロットなのでいろいろ足りてないが、自分では愛着がある。



場面は戦場、王国同士の小競り合いが続く。

この世界では転生は頻繁にあるが、命の危機にさらされないと前世を思い出さない。


王は十年以上前に後継の一人息子を殺されて、どこかに転生していてほしいと願いつつ、養子にした兄の子(切れ者で要領がいいが、思いやりに欠けるタイプ)とともに、弔い合戦をしかける。


対する敵国からは、十代前半くらいの王子が総大将として参加。先の戦いで命を散らした父の敵討ちを成人の儀とすべく、奮闘する。


戦場で一騎討ちになる王と敵国の王子、立ち上がる砂埃、王の技量が勝って、肩からばっさり切られて虫の息になる王子、馬から落ちて苦しんでいたので、王がとどめを刺してやろうと近寄ると、様子がおかしい。はくはくと息をしながら、目で何かを必死に訴えている。何を言いたいのか。


不意打ちに注意を払いながら近くにしゃがむと、


父上…父上! わたしです。〇〇です!


と、生前の皇太子そっくりの口調、よく似た表情で訴えた。


まさか…、と呆然とした所へ甥が駆けつけて、隣国の王子をグサリ。絶命。


「義父上! 見てください。やりましたよ!」


絶望する王、勝ち鬨を上げる甥。


実は甥の中身は敵国の王が転生したものだったが、今はまだ本人もそのことを知らない。


そうしてまた王子は転生する。

いつかこの呪いは解けるのか。



という感じ。


うむ、まあ…。あまり面白くないですね。

戦記は、難しいですね。


では恋愛ものはというと。


もっと無理だ…!

今さらきゅんきゅんなどと、できるかーい!












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