カフェの住民
仕事帰りに寄るカフェがある。
三百円と少しでコーヒーかお茶が飲めるので、重宝している。
いくら家があるとはいえ、ひとりの時間だって必要なのだ。
リラックスタイム♪
と思いきや……。
お隣の席に、やたら文句ばかり言ってヒートアップ中の30-40代の姐さんと、なだめ役の少し上くらいのおばちゃんがいて、リラックスどころかストレスである。
感覚的には、急速に、秒で空には暗雲垂れ込めてきて、雷が鳴り、大雨に降られたような気分。
わたしの350エンの時間が侵食されるぅぅ。
(嫌ならお金を払って、もっと上品な喫茶店に行けばいいのですが…)
たまに、女の人にありがちだが、怒りながら、怒りを増幅させてるというか、怒りを聞き手にをぶちまけながら、何かヒートアップしている人っていますヨネ。
あーあ、席を間違えた。
聞いていると、原因はほんと、たいしたことない。
誰か…から何かをやらされて、聞いた通りに動いたのに、違うと文句言われて、その扱いに対して納得いかないぜよ。あいつは自分のことしか考えてないっす。感謝が足りてないざんす。…要はそういうことだった。
コミュニケーション不足かな?と思った。コミュニケーションって難しい。
ただ聞いていると、この人は、人に何かしてやったら見返りが欲しい人なんだろうと思う。
やたら、あたし、あたし。
あたしが主張している。
なのに、自分がちーっとも尊重されていないから、周りのぶつけやすい人に愚痴ってるんだな。
聞き役は温厚そうなおばちゃんだったが、怒り女に引き摺られて、たまに声を荒げて同調している。
怒り、悔しさ。
その黒い感情は、伝染病のように伝染してしまうのだ。
恐ろしや。
おばちゃん。
後で癒しがあると、いいね……。
ああいうのは、男の人にはあまり見られない。
たぶん、言語脳が追いつかず、モノを壊したりする方向にエネルギーが回るのだろう。
というか、あんた、鬼女みたいな顔してますよ。
このカフェの壁が、鏡だったらよかったろうに。
詩が全く書けなくなりました…。
こんなのばかり書けてしまう。イイねゼロ。
まあ、そうね。わかる。
読んでいてちっとも癒されないですもの。
みなさまは…。こんなの書くような人にはならないように気をつけよう、とか思ってくだされば。