とりとめもなく
行ったことのない場所へ、行く
むかしはとても不安で心配だったこと
いつからか、楽しくなっていた
知らない景色、知らない街並み
小山が点在する集落に電線が渡るのを眺めていると、その家の生活を想像してみたくなる
早く起きた朝の空気のおいしさ
秋の始めの山を見上げる、一日の始まり
そんな暮らしのなかの景色とともに
過ごしていけたらと考えてみる
天空に近い高い峰から雲海を見るとしたら
朝の光が照らすとき、何を感じるだろう
新しい何かが、始まるならそれもいい
きれいだと思うことだけで
本当はそれだけで充分なはずだけど
広い海ばかりがある町に
猫たちが集まるのを電車から見た日があった
また違う用事の帰りに見たのは確か…
すすき道から見た里山の夕暮れと星あかり
知らない記憶なのに、懐かしく感じるのは
どうしてなんだろう
建物と住宅しかない平地って、意外と少ない
古いコンビナートの灯りがともるとき
漁船は沖に出て夜釣りする
高速のトンネルをトラックが通り抜けたとき
都市住宅ではひとが眠りに落ちている
世の中は、広い、そして
自分はそのたったひとかけに過ぎない
そんなことに今さら気づいて、
なんかありがたくて、気楽でいいなって思う
いつも、新しいことを知る
いつも、どこかに誰かがいる
いつも、笑っていたらいい
いつか、楽しい日が来るさ、てね
これはポエムなエッセイと言われてもおかしくないですね。詩にしようとして、とりとめなさすぎてやめたものでした。