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時空 まほろ 詩集・言の葉の庭たち

「怒りを向けられた時に」

妹に怒りを向けられた時

バリンと何かが割れる音がした


母に怒りを向けられた時

バリンともっと大きな何かが壊れて割れる音がした


何処から聞こえたのか

何が壊れて割れたのか

全く分からなかった


気付いたら

泣いていた


私は何で泣いているのだろう


壊れて割れたのは

私の心のバリアーだった


人には誰しもバリアーがある


無意識に自分を守る

バリアーがある


心の何処かにそっと目を向けると


何かが割れていた

罅が入っていた

ボロボロだった


触れた指先から血が溢れて痛かった


嗚呼、私はこんなにも傷付いていたのだ


闇に蹲って

血と涙を流し続ける


ふと

温かな光が私を包んだ


ほんとうに温かかった


あなただった


あなたの心にも傷があった


「痛み分かるよ。だから泣かないで」


あなたの言葉

スッと胸に染みた


痛みは痛みを分かる人だけにしか分からない

痛みは痛みを分かる人だけにしか癒せない


あなたの手を取った時

私の傷が少しでも癒えた気がした


私は涙を拭う


今度は私の心のバリアーを癒しながら

ほかの傷付いた人たちの助けにもなりたい


あなたの手を取って歩きながら


光を目指し

私は歩き始める


希望という名の光に向かって

文中の言葉は、わたし自身が傷付いていた時に言われた言葉です。


痛みを分かるのは、その人も痛みを経験したから。

だから分かるんだよ、と。


伝えたかったです。


ここまでお読み下さり、本当にありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても素敵な詩だと思いました。 読ませていただいて、ありがとうございました(*´꒳`*)
2021/02/27 16:17 退会済み
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