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1話目

ーーー高校2年生の春


♪〜〜……

「ふわぁ……、ねっむいなぁ。もうちょっと寝れるかなぁ〜………z z Z」


「凛!! そろそろ起きてご飯食べなさい!進級そうそう遅刻するわよ!」

なんとも言い難い朝のこもった空気の凛の部屋に母の声が響く。


「あーー…!!分かったよぉ、今起きるって」

気だるそうに凛は顔を洗い制服を着替えるなどの一連の流れを済ませ朝食へと向かう。


「はぁ、凛少しはアラームで起きれるようにしなきゃ。もうあなた再来年には大学生よ? みっともないわ」

「ごめんってお母さん。 ちゃんと明日には起きる〜〜」

「凛、あなたそれ言うの何日目よ。 ってそうだ!今の話で思い出したけど、お母さんねあなたを塾に通わせようと思って!」

「へぇ〜……って、塾!?!! な、なんで!まだ2年になりたてだよ!?」

「お母さんも少し早いかなぁなんて思ったけど何事も早く始めて損は無いでしょ! それに、塾に入って勉強でもしてたらあなたにも夢が見つかると思って!」


そう、私永田凛は高校2年生になったが将来の夢がないのだ。

「まぁ、確かにそうだけど………」

「そうそう、茜ちゃんのお母さんから評判のいい塾ありますよ〜って聞いたから今週の土曜日!一緒に面談に行きましょ!!」

「え、今週?!!………わかったよ」


ーーーこの何気ない朝の会話。 この何気ない約束。全てはここから始まった。あの人に会うのもここからーーー


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