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1 行先は炎上案件だった

初投稿です、楽しんでいただければ幸いです


「ん? ここは?」

何もない真っ黒な空間……光も何もない、宇宙空間でも星の光があるのでこんなことはないぞ……

ではブラックホールの中!?

俺って何かやったっけ?

そう考えているうちに、明るい光が見える、自分はそれに向かって進んでいるようだ


俺の名前は高橋 伸治朗、独身、結婚歴なし、44歳、とある会社のマネージャーをやっていた


今日もいつも通り小さめなリュックを背負い

お客様先でプロジェクトマネージメントをやるため出勤中だったが、駅に向かって信号を渡っているときに、


キキィーーーーーー!


「危ない!」


トラックだった……、ここで人生終了、老後のスローライフもかなわないと思っていたら、飛ばされた先に穴があり落ちたらこの暗闇だ


光がだんだん広がっていき、そろそろゴールについたかなと思ったら


「ヤァ!」


30歳くらいの若いイケメンが声をかけてきた


「初めまして、高橋 伸治朗と申します。あなたは?」

「神です」

「神……(イケメン胡散臭ぇ)」


やっべ……口に出てた、


「神という職について存じませんで、株式会社でいう株主、会長、社長とありますがどの役職が近いのでしょうか?」

「うーん、それで言うなら社長だね」

「グローバル企業のと考えて?」

「そうだね合ってる」


グローバル企業は、各国もしくはEU圏、AAPACなどのエリアでトップが存在する、このグローバル企業の社長はそのトップをまとめる社長だ

なので、国のトップ何名もいてその上にこの神が存在するということになる


「その社長からどういったご用件でしょう?」

「君を呼んだのはほかでもない、他の世界に行ってもらいたい」

「なぜでしょうか?」

「他の世界に行ってもらいたい……」

「なぜでしょうか???」

「他の世界に行ってもらいたい………………」

「な・ぜ・でしょうか???」

「……すまん、君は地球で間違って死んでしまった」


まとめるとよくある異世界テンプレで

神の部下が間違えて自分をまきこむ事故をおこしてしまったと、

部下からヒアリングした結果オーバーワークが原因ということが判明し、

複数管理させていた世界を地球のみにして

ほかに管理させていた進捗の悪い世界に行ってもらいたいと


「進捗とは?」

「神の世界も評価制でね、評価の低い世界は……」

「消されるということでしょうか……」

「Yes!」

「評価が低い原因は?」

「文化的発展、娯楽が少ないんだと思う……」

「そのあたり詳しく聞けますでしょうか」


これから行く世界はイグアス、第2世代の世界で地球は第1世代だそうだ

神の評価方式は視聴者による行動の売上

例えば、その世界を視聴したり、商品を購入したり、実際に行ってみたりと様々


イグアスはその中で89位、前回90位までカットされたので本当にギリギリ


評価は1年1回、先週評価されたので次の評価はほぼ1年後


ちなみに、地球は6位、さらに第1世代の評価は終わってあとは管理するのみとなっているそうだ


「それは、私がイグアスでスローライフというわけにもいきませんね」

「だよね」

「ところで、前任者はなにをされてたのでしょう?」

「地球と同じように進めていたみたい、でもほかの世界も地球と同様にいろんなものを増やしてきたので評価が悪くなっていき、イグアスのテコ入れをしようとしたところ地球がおろそかになって、君みたいな事故が発生したと」


ふむふむ、昨今における天災・事故の多さはこの神が原因だったか……


「地球はどうなりました?」

「前任者に地球のみを任せ、イグアスは後任に任せるということにして」

「で、後任の候補が自分ですか?」

「Yes!」

「……拒否権は?」

「あるとおもう?」


……ブラックだ


「拒否した場合は?」

「君はこのままイグアスに能力なしで転移する」

「ちょっ! 能力!」

「いいねその感じ、僕とはフランクに話してくれ、で能力なんだけど」


よくある異世界ファンタジーもので、魔法、レベル、ステータス、スキルというものがある

異世界ものよく読んでたなぁ……

ちょっと興味が……


「能力なしはきつい」

「じゃあ後任引き受けてくれる?」

「……どれくらい能力つけられます?」

「言語、鑑定、マッピング、アイテムボックスと異世界テンプレはつく」


ほう? 結構ついてくるな……、でもこれだとイグアスの評価が確認できないし、もう少し能力を付けたい


「ほかには? 例えば、随時イグアスのランキングが確認できるとか」

「あ~それもテンプレのうちだねできるようにする」


よし! でも、あれ? イグアスってどんな感じに視聴してるんだ?


「わかった、それはそうと追加で質問、イグアスの視聴ってどうやってるんだ?」

「あ、そうそう、その世界をVRで楽しむシステムがあってね、視聴媒体で楽しむか、実際に転移することもできる」

「お~視聴媒体が増えると売り上げも上がる?」

「そうなるね」

「となると追加でほしいのは、視聴媒体を増やすための資金、できることを増やすためにステータスアップというところか」

「ごめん、資金に関してはイグアスで頑張って、ステータスアップに関しては、取得経験値10倍を付ける」

「仲間も10倍になる?」

「なるよ~」


視聴媒体を増やすためにいろいろ動くことになりそうだ、

さすがに歳で体力なくなってきてるからな……


「おっけ~次に、若返らせて、44歳じゃ体力的に辛い」

「だね、10歳くらいにしておこうか?」

「う~ん、成人って何歳?」

「15歳だね」

「(うーん、15は若すぎるので20歳くらい若返るか)……24歳で」

「了解! 他には?」


資金集めはどうするか……


「ポーションってあるの?」

「あるよ~」

「ならポーション作成にありがたいスキルを」

「ん~このあたりかな」

「鍛冶はどうなってるんだ?」

「スキルでやっているよ~」

「じゃそれに必要なスキルも、あと魔法も使いたい」

「はい、これを追加」


あ、武器がない!


「武器も……」

「あー使いやすそうなもの入れとく」


技術は? あ、ネットでいっか?


「ぐぐらせて」

「あ~地球のWebにアクセスできるようにしておくよ、ただし書き込みはできないからね」


おまけ付けられるかな?


「チュートリアルほしい」

「おっけー、おっとそろそろ時間だ……頑張って~」


……バイバイと手を振る


「え!? そりゃねぇだろ!?~~~」


高橋 伸治朗、イグアスへいくことになりました。

お読みいただきありがとうございます。


進捗の悪いプロジェクト(世界)ってありますよね、そこにいきなり飛ばされるマネージャー(主人公)


当然マネージャーは無茶ぶりされて立て直しを図るのですが……


これからどうなるのか?


本日は、あと3話投稿します

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