最終話 どりいむ!
しゅんきちは、追われていた。
人の心の弱さと醜さに、絶望するしゅんきち・・・
故郷に立ち寄
しゅんきちは、追われていた。
孤独なランナウェイDAった。
人の心の弱さと醜さに、絶望するしゅんきち。
――いちど、少しだけ。日本に戻ろう。
また海を渡るしゅんきち。
故郷に立ち寄り、最後の別れを告げる。
雄大な山、穏やかな木々。
せせらぐ河川、蒼き空。
父よ、母よ、妹よ!
そして……。
いや、なんでもない。
――さらばDA。
しゅんきちはまた、日本から、海を越えた。
世界中の夢が集まり、組み立てられ!
溶かされ、腐りゆく聖地。
カリフォルニアへ……。
――そして。
しゅんきちは、自身の戦いの歴史を基に本を書いた。
「IT戦争 ―アルマゲドンG.D.P.―」
「HIP、HOP、アタック」
「掠め取れ、カネと泪と登頂部」
これらは世界46カ国で翻訳、出版された。
TV出演を果たし、映画化するしゅんきち……。
資本主義への非暴力的英雄譚。
それがしゅんきちの見つけた答えDA。
そして、いくら糾弾しても!
弱者の声はかき消されるということも学んDA。
ーーしゅんきちは……。
今を。毎日を。
エンジョイすることにした。
これでYeeHaa!!
――そんな彼の、はじめて書いた自伝の名は、そう!
”伝説の新入社員しゅんきち”
了り、最後の別れを告げる。
雄大な山、穏やかな木々。
せせらぐ河川、蒼き空。
父よ、母よ、妹よ!
そして……。
いや、なんでもない。
――さらばだ。
しゅんきちはまた向かった。
世界中の夢が集まり、組み立てられ、溶かされ、腐りゆく聖地。
カリフォルニアへ……。
しゅんきちは、自身の戦いの歴史を基に本を書いた。
「IT戦争 ―アルマゲドンG.D.P.―」
「HIP、HOP、アタック」
「掠め取れ、カネと泪と後頭部」
これらは世界46カ国で翻訳、出版された。
TV出演を果たし、映画化するしゅんきち……。
資本主義への非暴力的テロリズム。
それがしゅんきちの見つけた答えだ。
そして、いくら糾弾しても、弱者の声はかき消されるということも学んだ。
しゅんきちは……
今を、毎日をエンジョイすることにした。
そんな折、はじめて書いた自伝が、そう。
”正社員テロリストしゅんきち”
了