1/2
プロローグ
この世界では、私のような人々は忌避され、無いものとして扱われていた。
最近になって、ようやく、様々な所でその名前を見ることには見るが、それでも多いとは、まだ広く知られた訳では無いのだと思う。
一性同一性障害、性別違和、性不合症一
そういう風に文字に表すことが出来るらしい。
まだ当事者たる私でもどのような違いがあるのか、何が原因かというのがわかった訳では無いから、文字に書かれたものをすんなり正しいとは言えないのだ。
だけど一つ確かなことは、
私は体が男性として生まれてきて、
今を生きていく上で自分が女性であると思う時が強い
そうこれはそんな私の物語だ。




