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飢餓感

 今まで感じたことの無い『飢餓感』


 『あの餌』を食べてから


 いつも私の中に存在している


 足りない


 足りない


 足りない


 もっと食わせろ


 もっと喰わせろ


 もっと喰らわせろ


 小さな餌ではなく

 

 もっと大きな餌を


 上質な餌を食わせろ


 意識の内外から声がする


 食わせろ 


 食え


 喰わせろ


 食え


 喰らわせろ


 喰らえ!


 食う


 喰う


 貪る


 貪り食う


 足りない


 足りない


 足りない


 もっと


 もっともっと


 もっともっともっと


 喰らえば喰らうほど


 襲い来る『飢餓感』

 

 まだ足りない


 耐えきれないほどの『飢餓感』を覚え


 また何年 何十年と経ち


 また『光る餌』が目の前に現れた


 あの『餌』が喰える『歓喜』


 




 




 『光る餌』を喰らった


 まだ『飢餓感』は消えず


 また『餌』を欲す


 

 

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