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餌を求めるモノ

 私は初めから意思を持って生まれた


 強くあれ


 さらに強くなれ


 おびき寄せられる餌を殺し


 食った


 喰らった


 体内に取り込んだ餌が自分の血肉になる


 生まれてから何時間

 

 何日


 何年


 何十年


 何百年経ったのかわからないが


 この場所におびき寄せられる餌が減り


 退屈であった日々の中


 その餌は突然現れた


 私に向かい

 

 鋭く光り輝いたソレを振るった


 それは私の体を切り裂く

 

 驚嘆


 私は初めて味わった苦痛

 

 喰われるだけの餌のくせに


 憤怒


 その餌に全力で喰らいかかる


 その餌も全力で喰らいかかる


 幾度となくぶつかり合う私と餌


 そして私は


 その餌を喰らった


 餌は最後の最期まで抵抗していたが


 私はその餌を喰らいきった


 その餌が私の血肉になる


 私はさらに強くなった


 まだ


 

 

 

 餌が足りない

と、とりあえず書き始めてみた。

『私』のお話。

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