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24 ―花祭り― 6

シリアス回…長め?



 ニールとキィにエスコートしてもらって着いた王妃様主催の会のホールは吹き抜けのあるホールでした。

 入口の扉から壁、天井に至る所に花がとても美しく装飾されています。すでに始まっているようで皆様、料理やお菓子を食べながら歓談しているようです。


 私達も中に入るために入口に向かい招待状を渡すと代わりに私にはバラの模様が刺繍されている白いリボン、キィとニールには蔦模様の緑のリボンが渡されました。

 用途を聞くと衣装または身体のどこかに付けて欲しいとのこと。招待客の判別兼記念品だそうです。ほとんどの方がブレスレットのようにしているそうなので私達もお互いに左手首に付けます。


 中へ入りましたが…小さなお茶会しか知らない私は人の多さに気後れしてしまい、なかなか壁際から離れられません。中庭を見るために解放されている扉の近くのさっきお手伝いした料理も気にはなるのですが、ここから見ているだけでも楽しいかも。とちょっと現実逃避をしながら人間観察をしていると、不思議な事に気が付きました。


「そういえばキィとニールもですが、男性の方は緑色の衣装なのですね」

「不思議ですね、姉さま。面白いです」

「女性は色とりどりなドレスのようですが…キィは知っていますか?」

「申し訳ありません、勉強不足なようです。この『花祭り』に関係がありそうですが……」

 色々と勉強しているキィには珍しいことですね。


「それはね、男性を茎や葉に、女性を花に見立てているんだよ」

「逢えて嬉しいよ、ルゥ」と右から聞こえる声に振り向くと、今日は輝く銀髪を後ろでまとめ、暗緑色の襟詰コート姿のセイ様。ディン様と服の形が似ていますが、ディン様のものより装飾が多く王太子殿下という事を改めて思い出します。セイ様は私達に普通に接して欲しいと言いますが、こういう時はどうしても畏れ多くて――勝手だとは思いますが―― 一種の壁の様なものを感じてしまいます。


「セイ様、遅くなりまして」

「気にしないで、こちらのミスをフォローしてもらったのだもの。母上も…後で会うとは思うけれど感謝していたよ。それにしても…今日はいつも以上に綺麗だ。まるで花の妖精みたいだね」

「あの、えっと、その…ありがとうございます。セイ様もとても素敵です」

「ふふ、ありがとう。これ、付けてくれたんだね。嬉しい」

 そう言って私に近づくと髪飾りをシャランと鳴るように触ります。翡翠の瞳を細めて微笑むセイ様に照れてしまいますが、ここアル姉様から聞いたとおりに微笑んでおきましょう。

 最近のセイ様は私にああ言った――ちょっと恥ずかしくなってしまうと言いますか、褒め方が過剰?なのです。それをアル姉様に相談したところ、『社交の勉強も始まっている頃だから恥ずかしいかもしれないケド、微笑んでいればいいのよ』とのアドバイスを頂きました。なので今日は実践してみましたよ。ニコニコしている私に少し目を開いて驚いた表情をしたセイ様ですがすぐにいつもの微笑みに戻して横の二人にも声をかけます。


「ニルギリもキームンもようこそ、楽しんでいって…と言いたいところだけど」

「……そのようで」


「「?」」

 セイ様はホールの方を見て眉をひそめました。キィもセイ様の視線の先を見て何か納得したように目を細めます。それを見て私とニールは顔を見合わせて頭には疑問符。何かあったのでしょうか?

 声をかけようとしましたがその前にセイ様がこちらを見て微笑みます。


「もう少しでディンも来るだろうから先に母上に挨拶に行こう」

 お詫びは無しだよと軽くウィンクをするセイ様にちょっと戸惑いながらも了承のために頷くとエスコートをして下さるようで手を差しだします。私の手をセイ様の手に置くと、ホールが一瞬騒めいたような気がします。その騒めきに胸の奥が苦しくなり――まるで体験したような痛みで――身体が強張ります。

 先程よりも不快感を表したセイ様が辺りを見回して……私の方を向く時には真剣な表情。

「ごめんルゥ、そのままで」

「セイ様?」

「ニルギリすまない。キームン、力を借りるかもしれない」

「姉さまはぼくが」

「…承知しました」

「ニール?キィ?」

 私には分からない、3人で通じる会話。どういう意味でしょう……。


「ディンは……まだ来れないのか」

 さっとホールに目を配ったセイ様は私の手をニールに託し「変更。先に母上の元へ行って」と告げて私達の前から一歩進みます。「姉さま」とニールに先に行くように促されますが足が動きません。



「セイロン殿下!」

「……コクラン侯爵」

 急にセイ様を呼ぶ大きな濁声に身体が竦みます。セイ様やニールの言う通りに早く移動しなくてはいけなかったのにと焦るあまり余計に身体が動きません。

 でもコクラン“侯爵”はなぜセイ様に声をかけることが出来たのでしょうか?階級の上から話しかけるのがマナーだったはずです。成人していないとは言えセイ様は王族です。


「母上から招待したとは聞いておりませんが」

「今日は5年に一度のお祝いですぞ、固いことはいいでしょう」

「もう一度聞きます。なぜこの場にいるのですか」

 段々と冷たさを帯びる声。セイ様のたまに見せる有無を言わせない微笑み。“王族”としての威圧感でしょうか…少し怖いです。

「殿下に娘を紹介したいのです」

 ……この人は話を聞いていない。もしかして酔っているのでしょうか?

 今までの発言は王妃様ならびに王太子殿下への不敬罪に取られても仕方がないことを。


 少し状況が読めてきたおかげで頭が冷静になったようです。意識して身体を動かそうとすればニールにも伝わったようで彼もホッとした表情を見せます。ごめんなさい、不出来な義姉で。

 再び「姉さま行きましょう」とニールに促された時は先程とは違い鈍いながらも足が動きます。ニールに頷きを返し一歩ずつ――身体を叱咤して――先へ進みます。その様子を横目で確認したセイ様とキィも少し安堵したようです。彼らの邪魔にならないように早くこの場から遠ざかろうとした時、侯爵の矛先がこちらへ変わりました。


「珊瑚色の髪…お前が殿下やスタッセン公爵子息を誑かしたメルローズ家の娘か」

「!?」

 私がセイ様とディン様を?……思わず息が止まり身体もまた動かなくなる。ニールが初めて見せる鋭い視線を侯爵に向けます。そんな顔させたくないのに。

――空気が張りつめてくる――


「……侯爵。なんの根拠があってそのようなことを言う?」

 初めて聞くセイ様のいつもより低い怒りを秘めた声。後ろを向かなくてはと身体を動かそうとするとそっと肩に手の温もり――キィ?

「お嬢様、参りましょう」

「キィ、私は……」

 言い返せない自分が嫌いだ。悔しい。ニールとキィの手が暖かくて涙が出そうになる。だけど唇を噛みしめ涙だけは流さないようにする。

 

「従僕を連れてくるとは……ますます見下げた娘だ」

「……彼は母上から正式に招待されている」

「ほぉ、どのような家名の者でしょうなぁ。見たこともない」

 その言葉を受けて空気がこれ以上にないほど張りつめる――ピリピリする。


 後ろにいたキィが私の前移動して跪き、私の手を取ってキスを落とします。そうしていつもの様にふんわりと私の好きな笑顔をむけて――


「私は貴女の剣であり盾。貴女を傷つける如何なるものからも守りましょう。“エディアール”の名とあの時の約束に懸けて」


 私を見上げそう言うと私を庇うように前に立ち、右手を胸に当て優雅に礼をします。その所作に人々が息をのみ、侯爵も気圧されたように一歩下がります。


「家名は“エディアール”と申します、コクラン侯爵閣下」


 その言葉にホール内がざわざわとし始めます。


――王族さえも縛ることは出来ず自身で主を選ぶ、精霊に愛されたエディアール一族――


 エディアールを既知の者はそうかと感心し、未知の者は既知の者に尋ねて感嘆の声を。


 コクラン伯爵は未知の者だったらしく周囲の非難する声にますます気圧され、とうとう座り込んでしまいました。


「主を侮辱されては“エディアール”の名が廃ります。さて、如何しましょうか」


 彼の一言でまた静寂が訪れ、膨らみ切った風船のような緊張感が世界を支配します。


 誰も止めない。否、止めることは出来ない――王族でさえも――



 そんな張りつめた空気を一気に霧散させる声が響きます。


「そうねぇ、まずは不敬罪で捕まえて良いかしら?」

「え~温くない?」

「とりあえずって事で後々があるからイイのよ」

「ふ~ん」

 颯爽とホールの入口から入ってきたのはアル姉様とディン様。


「なあ、燃やしていい?アレ」

「だめよリシー。公害だわ」

「そうだね~色々と喋ってもらわないといけないから燃やすのは却下で」

「なら氷漬けなら良いかしらね、あなた?」

続いて現れたのはお父様とお母様、ウヴァ様にジャスミン様。


 そうしてコクラン伯爵の周りと取り囲むように立つお父様たち。ざわめきも段々収まり静寂が訪れ、その瞬間を待ったかのようにアル姉様が良く通る声で――


「どうします、“エディアール”殿」


 “殿下”ではなく“エディアール”に意見を求めた。その言葉で状況を理解した侯爵は逃げ出そうとしますが、いつの間にか近くにいた近衛騎士が取り押さえました。

 キィはセイ様を見て「今回は預けます」と言って私の横に戻ってきてくれました。セイ様はアル姉様とディン様のと合流して何か話しているようです。


 その様子をボーっと眺めていた私の手が包まれて暖かくなりました。左右を見れば微笑むキィとニールが固まってしまった私の手を開いて握ってくれていたのです。

 労るような二人の行動が嬉しくて、でも悔しくて。頭の中がぐちゃぐちゃな状態で。涙が出そうになるけど泣きたくなくて……俯いているとラベンダー色のドレスの裾。のろのろと顔を上げれば私を泣きそうに見るお母様。いつの間にか温もりが外されていた手でお母様の方へ手を伸ばせば、ギュッと抱きしめられました。


 遅くなったことを謝るお母様に抱き付いたまま首を振り否定します。

 お母様は私を抱きしめたまま〈癒しの光(アルブス・アージェ)〉をホール全体に広がるようにかけます。身体の中心から暖かくなるような優しい光。少し緩んだ抱擁から顔を上げれば天井から降り注ぐ光の花たち。どうやらお父様とウヴァ様、ジャスミン様とアル姉様が何かの魔術を使用しているみたいです。

 辺りを見回せば、ニールもキィも少し離れた場所でセイ様もディン様もたくさんの人が笑顔で上を見上げています。


 段々と光の花の舞が少なくなり――すべての人が見守る最後の一片が落ちた先に国王陛下夫妻がいらっしゃいました。慌てて膝を折ろうとする人々を、手を上げて制止させた陛下が口を開きます。


「皆の者、まずは不備があったことを申し訳なく思う」

 すまないと目を伏せる陛下と軽く膝を折り会釈する王妃様。

「エディアール殿も申し訳ない」

「……このような事態が二度とないことを願います」

「約束しよう」

 陛下は私達の方…キィに向かって会話をします。

 ……キィってすごい人なんだなぁと見上げれば、いつもふんわり笑顔で「私はキームンですよ」と。

 キィはキィ。そうですよね。


 お母様がスッと離れて目の前が開けるとその場所には王妃様。どうして良いか分からずにお母様を見上げればニッコリと微笑んで私の背中を押して一歩前に出させました。

 二歩進んで王妃様の近くまで来ると王妃様は私に目線を合わせるように屈み、両手で私の頬を包みます。


「嫌な思いをさせてしまってごめんなさい」

「王妃様!?だ、大丈夫です! 皆さんに守ってもらいました」

「無理はしないで。あと私はエリアよ、忘れちゃ嫌よ♪」

「は、はい。ありがとうございます、エリア様」

「それで…この変な噂を抑払拭するために、申し訳ないのだけれどもう少し付き合ってね」

「はい?」


 ウィンクとともにエリア様の言葉が終わるや否や、いつの間にかお母様とジャスミン様、それから何故か料理長さん!?……ちょぉとイヤな予感がするのですが。助けを求めるように周りを見れば、セイ様は陛下に、ディン様はウヴァ様、ニールはお父様、キィはなぜかアル姉様に動かないように押さえられています。

 押さえている側はとてもイイ笑顔で、押さえられている側はグッタリして…あ、キィはものすごく嫌そうな顔を隠していません。という事は……味方がいない!


「さて、みなさん。本日の会の料理やお菓子はお気に召したでしょうか」

 未だに静まっているホール内にエリア様の声が響きます。急な話題変更に人々はざわざわと話しはじめます。

 素晴らしいやら面白い趣向やらなど、嬉しいことに否定的な言葉はありません。私のお手伝いも役に立ったようで嬉しい。さっきとは違う感情の涙が出てしまいそうで困ります。


「では料理長。料理の説明をお願いできるかしら?」

「申し訳ございません王妃様。私には出来かねます」

「あら、どうしてかしら?」

 ……この流れはまさか!

「ルフナ・メルローズ先生にお願いしました」

 いやー!これでは目立ってしまいます。急いで下がろうとすると両肩に手が……右上を向けばお母様、反対側にはジャスミン様!逃げられない!?


「そう、本日の料理やお菓子には彼女のアイディアなのです!」

 そう言って私の手を取るエリア様に今度は左側から前に出る人影。

「スタッセン公爵家からご用意させて頂いた分も全て(・・)彼女から教えを乞うた我が家の料理人が作ったものですの」

 誰かー!ノリノリの王妃様とジャスミン様を止めて下さいーーー!!

 お父様方の方を向けばアル姉様以外こっちを向いていない!陛下まで!! アル姉様は……止めないですよね。お母様を見上げれば、目が『無理よ』と言っています。終わった……。


「王宮と我がスタッセン家の料理長が認めた、そして王妃様とわたくしの大事な“お友達”がそんな根も葉もない噂で傷つけられるなんて……ねぇエリア様」

「本当に。でも、そんな噂を信じている方なんて……賢明な皆様の中にはいらっしゃるわけはありませんわよね」

「ねぇ、皆様?」

 ジャスミン様の一言でホール内は静まり返った次の瞬間、拍手の嵐。

 ……なんだろう今日一番泣きたいです。




 王族方の退出に合わせて私達も下がり、プライベートルームの方へ通されました。大人+アル姉様は用があるそうで後で部屋の方へ来るそうです。


 座り心地の良いソファーに気が緩み、力が抜けていきます。怒涛の一日で一週間くらいたった気分ですね。

 私の右隣にはニール、左にはお願いして座ってもらったキィ。向かい側にはセイ様とディン様。

 お茶と軽食が用意してあり、何も食べなかったなぁと今更思い出されます。でも、あまり食べる気分ではないのでお茶だけいただきます。


 私がカップをソーサーに戻すタイミングを待っていたようでセイ様が口を開きます。

 

「ルゥ、色々とごめんね」

「なぜセイ様が謝るのですか?」

「配慮が足りなかった」

「セイ様は…いえ、私だけ知らなかったのですね」

「うん、そうなる…かな」

 苦い表情のセイ様。彼はどれだけの事を見知っているのだろう。

 ずっと守ってもらっていた。外を知ろうとしなかった。


「ごめん、遅くて。守れなくて」

「ディン様は来てくれました。セイ様もキィもニールも守ってくれました。……私が何もできなかったのです」

「それは!」

「私が!…私が否定できれば、ちゃんと知ろうとしていれば」

 知っていれば回避できたかもしれない。

 否定できれば、キィがあんなこと言われなかったかもしれない。

 言い返せないのが悔しかった。やるせなかった。

〔あの時〕みたいな、あんな思いはしたくない。

〔言い返せなかった時〕と同じことは繰り返したくない。


強くなりたい。心も身体も。

私もみんなを守れるように――笑顔で。

「私、アル姉様みたいに強くなります」


 ………あれ?みなさん、固まってます?


「え~とお嬢様?どうしてその結論になったかお聞きしても?」

「え?あ、はい。アル姉様みたいに強くなれば私もみんなを守れます!」

「私としてはお嬢様をお守りしたいのですが」

「でも、私もキィを守りたいです」

「……貴女という方は……(すごい殺し文句ですね)」

 苦笑いから嬉しそうな表情に変わったキィは私の頭を撫でます。キィのこれ好きなのです~とうっとりしていると右袖を引かれます。


「姉さま!ぼくも強くなる」

「ニール?そうね、一緒に頑張りましょう!」

「うん!姉さま、ぼくと二人で練習しようね」

「「待ってルゥ、そこで返事しちゃダメ!」」

 ニールへの返事を遮るように声を上げるセイ様とディン様。流石従兄弟のシンクロです。ぴったり!


「ルゥ、私も強くなるよ。君と一緒に」

「オレも!負けないからな」

「はい、私も負けませんよ」

 真剣な表情のセイ様とディン様に私もニッコリと返します。

「でも…」

「でも?」

「「アールグレイ(アル兄)だけは目指さないで」」

 なぜ?



「あ~ら、私がなにかしら?」

「「「「!!!」」」」

「でたー!」

 音もなく入ってきたアル姉様にみんなビックリ!し、心臓が……。


「失礼ね、人をゴーストみたいに」

「(いや、似てるじゃん)」←小声

「ディーン、聞こえてるわよ。後でお話合いしましょうね、じっくりと」

 相変わらずアル姉様とディン様の掛け合いはスバラシイです。


「強くなりたい貴方たちにオススメ情報。二週間後に剣術大会が決まったわよ」

「それは急ですね。今回の騒動で、ですか?」

「さすが“エディアール”くん、正解」

「アールグレイ、範囲は?」

「近衛、騎士、魔術師それから特化、その中からトーナメント戦。見習いも出場可能ですわ、殿下」

「ふぅん…これ考えたのリシーハットでしょう。ニルギリも出らるように」

「え?ぼくも出られるの?」

「ご明察。手続きは団長がしてると思うけど、週明けには魔術師団の見習いよ。ニルギリくん」

「本当!?嬉しいな。姉さま、ぼく頑張るね!」

「おめでとう、ニール。でも、無理しちゃダメよ?」

「はい、姉さま」

「相変わらず仲が良くて結構。ルフナちゃんは出られないケドちょっとお役目があるからヨロシクね」

「…何をすれば良いのですか?」

「それは今は秘密♪……あ、そうそう。キームン・エディアールくん、貴方との試合はエキシビションマッチで~す」

「はい!?」

 あ、キィが固まった。


アル姉様はどうして最後に爆弾を落として行くのでしょうか……


誰かのせいで思ったより長くなってしまった『―花祭り―』はこれにて終了。

次はサクサク進みたいですが……(-_-;)


読んでくださってありがとうございます!



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