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ちょっと人見知りな異世界転生  作者: 夏巻き
転生。そして次へ。
3/3

転生?3

彼に問われた僕は少し悩んだ後、口を開く。


「....不老とかって出来ますか?」


そう、不老について。

なぜ不老?と思う人がいるかも知れないが、人生病気とかにかかって早く死ぬのは嫌だし、どうせだったら見た目もずっと若いままでいたい。

それだったら不死にもすればいいのに。と、さらに思うかもしれないが、家族や友達や知り合いが全員亡くなっても自分だけは若いまま生きている。知ってる人が全くいないそんな世界で一人ぼっち。そんな悲しく寂しい中でもいろんな人に話すうちに仲良くなって友達になり、その友達も時がたち年をとり自分だけを残して亡くなっていく....。そんな繰り返しばかり。ずっと一人ぼっちの人生なんて嫌。

うん、自分がわがままだって言うのは分かってるよ。


「....不老ですか?...ええ、まぁ大丈夫だと思います。さすがに不死とかになってきますと、大きくポイントがマイナスになりますが。....後は何かありますか?」


まずポイントがどのくらいあるのか知りたかったけど、本人に確認させるわけにはいかないらしい。確認しないことにはプラスなのかマイナスなのか分からないんだけど....。秘密事項ということなら無理いって聞くわけにもいくまい。

さて話をも度して、不死はどのみち出来なさそうな感じだから論外として考えて........んー、容姿関係は...


「えっと....年齢と身長、顔以外の容姿、記憶を今のままの状態で転生することって可能ですか?」


「はい、大丈夫ですよ。前まではそのような要望は受理しかねましたが、多くの方からそのままで転生したい。と要望が出てくるようになり、受理する方針に変わりましたので。」


ふぅ...大丈夫なようだ。

最初から育つってなんか体験したくない。でも考えると、最初からってことは転生先に新しい親がいるってことなんだよね。逆にそのままのってことになると、こっちの世界で体とか育ったわけだから、親がいない状態からってことになるよね。

僕には新しい親じゃなくて、前と同じく変態気質でもいいから友達がたくさんほしい。転生して友達いなかったら寂しいもん....。




「後は何か要望はありますか?ないようでしたら、次に進まさせていただきますが。」


どうやら考える時間が長かったようだ。次への時間がおしているのだろうか、腕につけた金色に光る高級っぽい時計を確認しながら問う。


「....さっき年齢・身長・顔以外の容姿・記憶そのままに転生したいっていったと思うんですけど、顔と髪と目はそちらで僕の体に合うように変えてもらっていいですか?その3つは自分で見るより、他の人から見て考えてもらった方が一番しっくり来ると思いますので。そしたら、後は大丈夫です。」


「承知いたしました。では、次に移りたいと思います。」


そう言うと水晶をしまい、今度は液晶タブレットらしきものを取り出してきた。


「これには、転生先の場所の候補が入っております。それぞれの写真もありますので、お選びください。....ちなみに検索ワードを入力すると転生先候補を絞ることができます。」


そう言うと彼は書類を再び取り出し、今まで出た要望などについて書いていく。

こっちはこっちで検索ワードを使い、候補を絞っていくのであった。




しばらくたち、候補が決まると声をかけて決まったことを伝えた。


「........とのことで、こちらでお間違えないですか?」


行き先(転生先)は、よくMMORPGでも見かける中世のヨーロッパあたりの町並みをした地球より少し大きいくらいの所だ。町並みに関しては綺麗だって思ったのが一番だけど、現代日本みたいなビルが多く立ち並んだところもあって、何となく良さそうと思ったのだ。

いわゆる、剣と魔法と科学が合わさったような、僕にとっては理想の場所だった。


行き先の確認に、はい。と答える。

その返事を聞くと、要望をまとめた書類をこちらに向け、確認を。と間違いがないように確かめるように指示をする。


「では、最後に最終確認をよろしくお願いします。」


確認を終え、これで大丈夫です。と返答すると、分かりました。と書類をさげて、再び水晶を置いた。


「それでは確認を終えましたので、これで転生準備終了でございます。お疲れさまでした。」


そう言い、頭をさげた。


「後は私と一緒にこの水晶に触れていただくだけで、転生先に要望通りに転生できます。心の準備ができ次第、お声をかけてくださいませ。」


これで転生準備が全部終了したらしいので、腕を上に向けてのび、少し緊張をほぐすと、もう大丈夫。と言い、彼と一緒に水晶に触れる。




触れたとたん水晶の中から光が輝きだし、辺りを飲み込みだした。

光が視界を全て飲み込む直前に見えたのは、彼が、


「いってらっしゃいませ。次の人生を楽しんできてくださいね。」


と少し微笑みながら、言っている姿だった。

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