表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちょっと人見知りな異世界転生  作者: 夏巻き
転生。そして次へ。
1/3

転生?1

初めての投稿です。

更新速度を落とさずに続けていければと思います。

何とぞ、よろしくお願いたします。

理不尽とはいったいどれだけの確率で起こるのだろうか....?

僕にはわからない。だけど、それが自分の身に起こるとは思わないよ普通は....。


それがテンプレのごとく訪れる。トラックでもなければ車に跳ねられたわけじゃない。似てはいるが、電車に....

酔っぱらいだったよ僕の後ろにいたのは。携帯をいじって下を向いてた自分も悪いのかもしれない。でも、ドンって肩で軽くても体当たりだよ?集中が携帯にいってたらそりゃ当たったのが軽くても当たられた方は動きが大きくなってしまう。


予想通りに線路に落ちた。まぁ、落ちても避難用にホームの下に空洞空いてるし、ホームに上がろうと思えば上がれるんだけど.... ホームに上がるのは身長的にも無理だし、知らない人に手を取ってもらうのも嫌だから却下なんだけどね。


今まさに命がかかってるのに冷静に考えてしまうのはそう言う性格だからなんだろう。

考えていても仕方がないので、電車もう遠くに見えてるし無難にホームの下へ。

と、どうやら考えるのにきをとられ過ぎたみたい....

ものすごい衝撃が体にかかったかと思うと、その体はまるで体重がないかのように、自由を求めるように中を舞う。

考えられることとしたら、激痛と共にくる記憶が薄れていくという暴挙に抗うことだった。








「........ここは...?」

目が覚めるまでにどのくらいの時間がかかったのだろうか。もしかするとすぐに意識が浮上したのかもしれない。そうじゃないとも言い切れはしれないが。


そんなことはさておき、今目の前では先ほどから多くのとまではいかないが、少なくはない数の人が目に写る。先の事故で亡くなったであろうことは充分自分でも納得できることだ。

ここが病院であろうことはないということは分かるつもり。その証拠に僕の体はどこの欠損もなく、動いても痛みなどはないし、ましてや冷静に考えていることさえできている。

もう少し驚きがとか、叫ぶとか思うかもしれないが、死知ったあとはただ冷静になるものだとはじめて知った。


「....番........さん...」


呼ぶ声は透き通るように耳に心地よく聞こえ、まるで天使が話しかけているような声だとも思えてしまう。実際に話してる人はいわゆる看護師の白の服をまとい、背に真っ白でいてふかふかしてそうな鳥に似た大きな翼がついているのだが....。


「......番...........さん...」


次々に呼ばれていく。

誰を呼んでいるのかと問われれば僕たちに違いない。達と言うのも、先ほど話した通りに多くも少なくもない人達が病院みたいな場所で、椅子に座っているのだ。その一人が僕だ。

亡くなったときと同様に僕は、16歳とも思えぬ145cmの身長。上は長袖の白ブラウスに水色のネクタイを付け、その上に白衣。下は黒をベースに再度に青のクロスが入ったショートパンツ。それに黒ニーハイと黒と青を取り混ぜたスニーカーという格好。

なぜこんな格好を?と、思うだろうが変態の友達にやられたとしか言いようがない....。高校生に見えない僕は、低身長もあって着せ替え人形のごとくコスプレをさせられることが多く、友達の家で遊ぶ度に色々なものを着せられ、今回も同様着せられたというわけだ。

腕力で抗おうにも友達の方が僕よりも上のためいつも失敗に終わり、反発することよりも諦めの方がが強くなり、友達になってからずっとされるがままになっている。

この服装は、もともと何かのアニメのキャラが着てるのらしくて、見た瞬間に頭にピカンときて、コスプレ用ではなくちゃんと洋服店で揃えたらしい。何がそうさせたのだろうか....。

ともかく、その姿で僕は今座っているのだ。周りを見ても、あの白い病人服を着ている人は少なく、私服姿の人が多いように見える。恐らくは事故でなくなった人が多いのだろうと思う。


番号を呼んでいるが、適当に呼んでいるわけではない。きちんと番号札に書かれた番号にそって呼んでいるのだ。それは目が覚めたときに首に下げられていた。楕円形の黄色い色をしたものに番号がふってあって、その番号と合わせて、名前と一緒に呼ばれているのだ。きっと、あちらの世界でなくなった順に付けられているのではないかと思う。

名前を呼ばれるのも名前を呼ぶ側が知っているというだけなのだが、知り合ったこともない人?が正確に名前を読み上げていく姿を見て、たしかに電車にひかれて死んだんだなとはっきりと理解する。


「1185666853番、西園寺 妙美琉さん」


待ってとれくらいたったか覚えていないが、順番がまわってきたようだ。僕はスッと椅子から立ち、その呼ぶ天使?人?みたいな人に着いていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ