重度のゲームおたくがコマンドゲームで異世界を救おうとしてみた
胸が弱い女の子は好きですか?
重度のゲームおたくがコマンドゲームで異世界を救おうとしてみた
3年前
駒戸勝和 満19歳
20歳になる年のこと
☆☆☆
「ボケっとモンスター!略してボケモンの公式世界大会ボケモンワールドバトルシップ!いよいよ大詰めです!」
大歓声の中
俺は真剣に考えていた
「果たして勝つのはどちらなのでしょうか?!」
ここで選ぶのは
「おっと!ここでコマD選手がボケモンを入れ替えたぞ!!」
「なんだとっ?!」
相手が声を出して驚いていた
それでいい
この勝負
「アダム選手の攻撃が通らないぞ!」
「くっそぉぉぉぉお!!!」
俺の勝ちだ
「世界の頂点に立ったのはコマD選手だ!!!!」
あの時俺はコマンドゲームの王者になった
☆☆☆
第一話
始まる王者と君の冒険
駒戸勝和 満22歳 無職 彼女いない
俺の自己紹介はこの辺にしておこう
別に他に話すことがないわけではないからな
さて、君に話を持ちかけたのは君を同志と認めたからだ
身に覚えがないだと?
何を言ってるんだ
君は朝から晩までゲームづくしの毎日を過ごしている
しかもそのゲームジャンルがコマンドゲームときた
そういうことだ
…とりあえず話を聞くことが先だ
実は俺は今異世界にいる
異世界の名前など詳しいことはまだわからない
こんなところ早くぬけだしたいんだが
なんとこの世界で俺はコマンドゲームの力を使えるようなんだ
しかもその力で異世界を征服しようとしている悪を倒せと頼まれてしまった
別に断っても問題はない
殺されるわけではないからな
しかしだ
そっちの世界に早く戻りたいのに戻り方がわからないというのが問題点であり、今悩んでいる理由でもある
結局この世界を救わないと戻れないんじゃないのかなーという気はしてるが…
まあ、そこでだ
お前に協力してもらいたい
なぜか俺はお前にだけ連絡がとれる
どうやらほぼ一方的になってしまうようだが
君の意見を少しでも聞ければ十分だ
どうかコマンドゲーマーとして力を貸してほしい
俺とともに世界を救おう
いや、決して1人じゃ心細いわけではないからな
ではいい返事を待っている
☆
とある荒れた道
ん?
ああ!君か!
協力してくれるのか
ありがとう
じゃあ早速だが…戦闘ってどうするんだろうか
いや、コマンドゲームで戦うってのはわかるんだ
わかるんだけどどうやってコマンドゲームで戦うのかがわからないんだ
何か持ってないのかだと?
…ゲーム機?
ゲーム機があった
画面に映ってるのは今この状況だ
ということは
戦う
敵Aに
俺が…
どうしようか
いやなにたいしたことはない
ただ…選択肢がな
1.俺が降参する
2.俺が自爆する
3.俺が助けを呼ぶ
こんなのということだ
どうしようか
…俺はコマンドゲーマーこれしきのことで焦らないさ
ここは3しかない
君もそう思っているはずだ
俺が助けをよぶ!
誰か助けてー!助けてくださーい!
やられそうなんです!助けてー!
おっ!来た!誰か来た!
やっぱり俺たちの選択は間違ってなかったの
コマンドゲームの王者の実力と君の力
これがあれば世界を救うことなんて簡単かもな
あれ?
なんで助けてくれた人がこっちに剣向けてるんだ?
…選択肢はどうだろうか
つづく!!!
☆☆☆☆☆☆
「あんた何者?その機械はなに?」
「いや、俺はただ世界を救うためのコマンドゲーマーだ」
「コマ?何言ってんの?あんたみたいなのが世界を救えるわけがない。目的を早く言いなさい」
「本当なんだよ。この機械だって武器だ」
「助けを呼んでたくせに」
「…それが俺の武器の選択肢の一つだったからな」
「うー…本当にわけわかんない!もう殺す!」
「いや!せめてもう少し待て!まだコマンドが出てない!」
「知らないわよ!」
第二話
仲間(選択肢)が増えた
遅いぞ選択肢!
逃げるは…選択できない
戦う
俺が
1.俺が降参する
2.俺が突撃する
3.俺が隙をついて攻撃する
ここは…無難に3か?
いや待て
このコマンドで動くのは俺だ
俺が隙をついて行動なんてできるのか?
さっきも助けを呼ぶと選択したはいいが呼んだのは自分の意思でだ
つまり俺の身体能力とかも考えないといけない
ならこの場合は2しかない
1は論外だ
逃げることができない相手の前で降参するということはゲームオーバーということだ
突撃するぞ俺は
思いっきりぶつかってやる
南無三!
☆☆☆
変な男が急にこっちに向かって走ってきた
「え!ちょっ!」
急すぎて反応が遅れた
ドスッ
勢いがついていたせいで後ろから倒れてしまった
「ちょっとあんた何を…!!!!」
ヤバイ
今この状況がヤバイ
変な男に胸を掴まれている
両手で両方がっしりと
「お、落ち着きなさいよあんた」
この状況
有利なのは男の方だ
ここで叫んでも誰も通らない荒れた道
何も起こらない
それに態勢も私が下だ
押し倒されているということ
「話せばわかると思…んっ!」
手が動いた
私の胸は大きくはないけどそれなりにある方だと思っている
というか問題はそこじゃない
「あ、あの…あっ!だっ…だからあっ!…ん…ぅぅ…」
問題は私は胸が弱いということだ
恥ずかしいけどこの状態じゃあ戦えない
どうしよう
このままエロいことでもされたらたまらない
「…う、ううん。あれ?どうなったんだ?…ふにっ、だと?…ちょっ!!!!」
あ
なんか鼻血出してまた倒れた
「いや!倒れるのはいいんだけど手をどかして!」
変な男が起きるまで私は何もできず下敷きになっていた
う、動くと胸がヤバイから
☆☆☆
…選択肢はあっていたんだろう
結果的に仲間が増えた
ん?なんだ?
スチルも回収できたんだから当たりだろうって?
お前ふざけてんのかおい
いや、確かにあのイベントは当たりだ
それに仲間になってくれた彼女、エルニはかなりの美人だ
赤髪ツインテールで強気なところが評価を上げている
しかしだな
俺のことをゴミDと呼ぶのはやめてほしい
確かに高卒無職の社会のゴミだが
この世界でそれは関係ないだろう
泣いてしまうからやめてほしい
本当に
思ってるそばから呼ばれてしまった
あーもう本当に呼ばないでよ
相変わらず敵がちょこちょこでてくるな
…コマンドが出てきた
戦う
エルニが…
あれ、俺が、じゃなくなってるな
エルニに指示を出すのか
コマンドゲームらしくなってきた
1.エルニが服を脱ぐ
ストップで
ストップしましょう
この機械壊れてないか?
電池入ってるのか?
一回思いっきり地面に打ち付けようか?
…気を取り直して
2.エルニが剣で攻撃する
3.エルニが特技を使う
うーん
剣で攻撃するが普通だろうが
特技とはなんなんだろう
エルニの下着の色ってなんなんだろう
やっぱり剣で攻撃するのが1番か
いや特技は強いことが多いしな
髪の色と同じ赤かもしれない
よし!決めたぞ!
☆☆☆
荒くれ者が3人も出てきた
ここら辺の荒くれは弱いやつばかりだからすぐ倒せるだろう
ゴミDは後ろで機械をいじくってるだけだし
ここも私が!
「ってなんで服が脱げてるの!!」
なぜか私は下着姿だった
荒くれたちがじっと私を見てたのは私が下着姿だったから
ってなんで下着なんだよ!
「ゴミD何かした?!」
「い、いや!何もしてないっすよ!」
絶対に何かした
本当に
本当に
本当にゴミDは
「あ、けど、予想通りの赤い下着は似合ってる」
「クズは死ねぇぇぇぇぇえ!!!」
雑魚どもと一緒に死ねばいい
☆☆☆
俺は間違ってなかった
赤だった
いやそうじゃない
あの後聞いたら特技は1対1の時専用の技らしいし、ただたんに攻撃するのは危険だった
相手が飛び道具や爆弾を持ってたからだ
だからフルパワーの攻撃でまとめて倒すというのが最善の選択肢だったわけだ
そこまで考えてコマンドを選んだ俺を褒めて欲しい
なのにエルニは話すらしてくれない
かろうじてついて来てくれているが
…毎回こんなので大丈夫なんだろうか
…なんだ、君?
自分がいつもそばに居てやるって?
ふっ…恥ずかしいこと言うんじゃない
なぁに、俺は世界一のコマンドゲーマー
これしきのことでへこたれるわけがない
これから先なにがあろうと乗り越えて見せるさ
あれ、エルニがこっちに来る
え、コマンド?!
ここでコマンドとかなんなんだ!
つづく!!!
つづく!!!と書いてますがこれは短編です
読んでくださりありがとうございます
長編にしようと思ったんですが…いつもと違う書き方だし話もくだらないしな
とか思ってしまって…短編でいっかとなり短編になりました
コマDの物語はつづくんですけどね…
コマDは世界救えるんでしょうかね?
というか胸が弱い女の子って萌えますよね
私の性癖はどうでもいいですね
ではまた別作品でお会いできれば嬉しいです
感想等お待ちしております