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此処ではない、何処かで…  作者: 秋月京護
新たなる門出…遥かなる路の旅立ち
2/4

ここはどこ?私は……なんて言わせねぇよ!?

今回は説明会話文のみです。主人公は精神体なので、「」無しデス。

チート説明はまだ無いですが、片鱗はあります。

*8月13日、内容を少し変更(書き方変えただけです)

 天照大御神が親友の顔をしていたことに驚く暇なく、私は先程の部屋とよく似ている部屋にいる。

 ついでにレダもいる。

 さっきは居なかった人もいる。

 

「はじめまして。こんにちは。

 わたしは君が来る世界の創造神。

 そして君の作品のファンの一人だよ。

 君の来訪を心から歓迎するよヘ(≧▽≦ヘ)♪」

 

 !!!!????顔文字!?

 

「喜びを分かりやすく視覚化してみました!(きりっ)」

 

 なんなんだよ!

 神様ってアッホーなのか?

 中二病多いのか?

 もしかして私の突っ込み能力を試してる?

 なんて日だ!

 

「AHAHAHAHA。イイ感じにテンパっているねぇ」

 

 …………なんか疲れた。

 私、肉体ないのに疲れた。

 腑に落ちないぞ、この状況。

 

「ジョークはここまでにして。それじゃあ話そうか」

 

 あ、はい。

 改めてはじめまして。

 よろしくお願いいたします。

 

「礼儀正しいコはイイね♪それに凄く冷静だ。

 魂も澄みきったままだし、素晴らしいね」

 

 有り難うございます?

 よく分からんが、誉めてもらってるんだよな?

 

「もちろん!どういたしまして♪

 さて、君の転生だけど何か希望はあるかい?

 出来る限りの対応をさせてもらうよ」

 

 ………創造神様の世界での位置付けと宗教、主だった世界観、情勢とか聞きたいですね。

 

「…おっと。失念していたよ。

 どうも嬉しくて舞い上がってたようだ。

 すまないね。

 じゃあ、世界観からいこうか……………………」

 

 

 ーーー※※※ーーー

 

 世界観は地球の中世ヨーロッパに似ている。

 但し似ているだけで、差違はある。(トイレ設備が充実してたりとか)

 そしてお約束の、剣と魔法の世界だ。

 科学は発展してない。

 一部錬金術として交差しても、基本は相容れないものらしい。

 …最○記でも禁忌の術設定だったし、両方発展したら管理が大変だもんな。

 種族も多種多様で、王道のエルフ、ドワーフ、獣人に竜人と、本当に沢山ある。

 宗教はインドに似ていると思う。

 三柱神(創造神・維持神・破壊神)がいて、その系譜がズラリと続いてる感じ。

 それとスキルとレベルがあるそうだ。

 なんかMMORPGみたいだな、と思ったらマヂで参考にしたって。

 世代おかしいよ、と聞けば次元の関係で問題ないそうだ。

 そんなもんなのか?

 今の世界は六大陸在って、王国二つ、皇国と公国と帝国が一つ、あとは大小の様々な部族があちこちに散っているそうである。

 そのへんは維持神の管轄らしく、この神様は詳しくは判らないんだって。

 一番多いのはヒューマンと呼ぶ前世の私と同じ人間。

 力弱くて、寿命短くて、繁殖力と工夫する頭脳と、団結力がある種族。

 逆に少ないのは龍人(たつびと)

 竜人が西洋風だとして、龍人は東洋風といった感じだ。

 魔神種。

 人を無差別に襲うのは動物と魔物と、一部の殺人狂の魔人だけで、魔人と魔族と呼ばれる種を統治するのが、魔神種なんだそうだ。

 神人類(しんじんるい)

 解りやすい例えは『天使』に近いな。

 神官はヒューマンがなるもので、神の眷属者が神人類といった処だろう。

 この三つの種族全員合わせても百に満たない。

 力が大きい分、繁殖力が極めて低いんだと。

 あとは実際に行って学べばいいだろう。

 実践のほうが身につくし。

 

 

「こんな所かな。

 さて、お待ちかねのキャラメイキングだよ!

 希望をどんどん言ってね♪」

 

 …キャラメイキングって言い切ったよ、この神様。

 まぁイイや。とりあえず……

 

 *男性で成人してる年齢

 *健康で目がいい事

 *アクセサリー作りに好都合なスキル

 *それに伴う好都合な肉体

 *死なない程度の戦闘スキル。出来れば銃がいい(完全に趣味ですよ。憧れですよ。カッコいいんですよ!)

 

 ………だいぶワガママボディになるが、言えといったのだ。

 私は悪くない!…ハズ。最悪一つでもイイや。一番最初のやつ。

 女は前世で経験したし、私を殺したの女の子だし、正直オンナノコが怖い。

 

「欲が無いな~。もっと他にないの?

 いっそ神になりたい!とかさ~。

 …わたしスゴクいい事言ったね。

 YOU神になっちゃいなYO☆

 そしたらわたし達仲間だよ♪」

 

 ……だが断る!!!

 つか、通るの?!このムチャ振り!

 

「うん(^-^)。

 ぶっちゃけ、君の転生には地球の神々の加護がね。

 マジぱねぇンだよね。

 寵愛過ぎて呪いなんじゃないかって思えるよ(^^)」

 

 笑える状況なのかコレって?

 つーか、黙ってるけどイイの?存在忘れられてるよ?

 親友からの伝言とかないの?レダさん。

 

「………………いっそ忘れていて欲しかったんですけどね。

 伝言と言うか『異世界で精一杯貴女らしく生きて』という思いは聞いてますよ。

 他の神々の方達も似たような感じです」

 

 そーかい。じゃあ遠慮なく。

 貰えるモンは貰っとくし、好意は照れはするが受けとるモンだと思ってるから。

 

「……一応ですがどんな加護か聞いときませんか?」

 

 要らない。そう悪いものは無いだろうしね。

 

「おや?随分と自信があるようだね」

 

 自信なんか無い。

 でも私は知ってるから。

 私の親友の事をね。

 

「……神と知っても、君の気持ちは変わらないのだね。

 羨ましい限りだよ。

 君という存在に思われる天照大御神(かのじょ)がね」

 

「ええ。稀有な魂です。

 ………………………………だからこそ、僕の罪は重い」

 

 ?

 何故レダに罪がある?

 私は生きる。

 しかもチート付き。

 それでチャラだろ?

 

「……本当にそう思ってるから驚きだねぇ。

 わたしも保証するから、(レダ)の罪は昇華するよ。

 良かったじゃないか」

 

 そーだそーだ。

 良かったじゃねーかレダ。

 頑張ってイイ神様になれよ。

 

「…………はい。有り難う***さん」

 

「楽しいと時間が経つのが早いねえ。

 さあ、旅立ちの時間だよ。

 ……愛し子(めぐしご)の歩みし(みち)に幸大き事を…」

 

 ありがとうございます。

 創造神様もレダにも、幸せな事が沢山見つかりますように。

 じゃあ行ってきます!

 

 

 手を振ってくれる二柱(ふたはしら)が、私の視界から薄れていく。

 前世では助けてくれた家族や親友はいないが、私には沢山の気持ちがある。

 新しい人生だ。

 35年生きて、死んで、また生きれる。

 どんな世界だろうと、きっとイイ世界だ。

 此処(地球)ではない、何処か(異世界)で……

 私は、私で生きよう。

 

 

 

 

 

 ーーー※※※※※ーーー

 

 

「……ふふふ。おもしろいコだったね。

 わたし達にも幸せを願うなんて」

 

「しかも“見つかりますように”ですからね。

 計算なのか天然なのか……確実に素でしょうけど」

 

「だろうねぇ。

 

 

 ……ところであのコに授けるスキルと加護って、一体どんなのになってるんだい?」

 

「……………………………………どーぞ。

 こちらがその一覧です」

 

「…………………………………………………

 

 

 

 

 …………………………………………………マヂで?」

 

「マヂですよ。

 それでも削ったんですよ」

 

「コレってわたしとほぼ変わらない能力だよ?

 人間(ヒューマン)に授けたら力に耐えきれずに、ソッコーで御陀仏だよ?」

 

「難しい地球語をご存知ですね。

 というか、ヒューマンに転生させる気だったんですか?!

 一応ですが、天照様から変更の許可は頂いてます。

 ……交換条件が有りますけどね」

 

「…仕方ない。

 あのコを受け入れたんだ。

 条件を飲むから、ある程度は減らしてあげよう。

 でないと生きづらくもなってしまう」

 

「ですね。

 あとサポートサービスで、コレを付けましょう。

 ……地球全部の神々を敵に回したくありませんから」

 

「ウン。

 ソーダネ。

 ソーシテクレルカナ」

 

 

 

 

 

 ーーー※※※※※ーーー

 

 後に創造神に会った神々や神官は言う。

 神に髪が無くなっていた、と。

 

 知らんがな。

 

 

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